フジロック出店への道のり vol.5『飲食業へ転身』
2012年は宮崎へ移住しマッサージしながら小さなレイヴやマルシェで飲食出店する様に。イベント出店を続けながら実店舗もオープン!
すっかり飲食業のおじさんになってしまいマッサージもする方からされる方に。
そんな事からフジロックへは行かなくなってしまった訳ですが
それなら飲食出店でフジロックへ出てやるぜ!
と、とんでもない野望を抱き始めました。毎年年明け頃にフジロック公式サイトで飲食出店の募集が出るのですがエントリーすれば誰でも出れる訳でなく書類選考を通過し2時選考は面接と試食がある訳です。うちは確か2016年頃に初エントリーしたと思います。
しかしエントリーするも
2016書類選考落ち
2017書類選考落ち
2018書類選考通過2次選考落ち
2019書類選考落ち
2020開催中止
2021書類選考落ち
2022エントリーせず
2022年エントリーしなかったのは
もうフジロック出店を諦めたんです。
うちには無理だと思いました。
では何故そこまで難関なのか?
それは10万人近い来場を誇るフェスでクオリティを維持しながら継続的にフードを提供し続ける事ができるか?
それができない店じゃないとやる気だけではダメなんだと思います。
そして膨大な経費を上回る売り上げを叩き出せるのか? です。
よく、「フジロックって何食売れるの?」とか「儲かるんでしょ?」って聞かれます。
流石にプロとして赤字は逃れなければならないんだけど、もうここまで来たらミュージシャンが
「いつかフジロックのステージで演奏したい!」って思うのと同じじゃないかな。
だから俺たちは「フジロックでフード出店するぜ!」なのです。
スピリッツはこれでしょう。
ついに
2023年 2次選考通過!
出店が確定。
ついにここまで来たぜ!!
でも、なぜ一度諦めたフジロックに再びエントリーしたか。
それは我が心の師匠が再び諦めていたフジロックへの夢を掻き立ててくれたからです。いつもエントリーした時は「苗場で会おうぜ!」って言い、選考落ちした時は「そっか、残念だったな。でも来年はいけるだろ!」と励ましてくれた。
須田さん、俺ついにやりましたよ!
見ててください。
2021年7月
須田さんは僕の叶えた夢を見届ける事なく天国へ旅立ちました。