放送を支えた機材たち ラジオ大阪機材庫より③
AKG「C451E」
はじめにご覧頂くのは、AKG「C451E」だ。
60年前の1961年にオーストリアのAKGが開発したペンシル型のコンデンサーマイクで、ドラムセットの前でよく見かける…というイメージではないだろうか。
弊社ラジオ大阪で保管されているのは初期型のC451E。
2001年にAKGから「C451B」として復刻されている。
SONY「F-115」
ひと昔前の台風中継と言えばこのマイク!SONYの「F-115」だ。
優れた防滴・防塵性能を備え、厳しい自然環境下でもクリアに音を拾うことができる。
台風中継のほか、プロ野球優勝祝勝会でのビールかけでも活躍したと言う。
2003年に販売終了したが、各放送局から復刻を求める要望が相次ぎ、2009年3月に「F-115B」として復刻発売されている。
エレガアコス「DR-531A」
1954年発売。ラジオ大阪開局前の製品だ。NHK放送技術研究所と共同開発された。「人の声を聴く」ために作られたAMラジオ局専用とも言える名機で全てハンドメイドである。
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