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クイーンズランド大学の試験


ちょうど今は試験期間で、仕事と試験勉強に明け暮れています。
私はオーストラリア、ブリスベンにあるクイーンズランド大学の Master of Information Technology に通っています。

今学期は 3 セメスター目で、コンパイラと UX デザインと修士論文の授業を取っています。
(クイーンズランド大学では本当は 2 セメスター目です。私は、最初はクイーンズランド大学ではなく、クイーンズランド工科大学という大学に通っていました。しかし、2023 年の 7 月にクイーンズランド大学に編入したので実質セメスターと本来のセメスター数がおかしなことになっています。なかなか情報がないのでオーストラリアでの編入の仕方や詳細も今後話していこうかと思います。)

試験勉強

コンパイラと UX デザインの授業は最終試験があるので、テスト勉強の毎日ですが英語での試験というのはやはりなかなかきついものです。まず、英語で覚えるのが難しい。英語で考えるだけで脳みそのメモリをいくつか持っていかれてしまうのでなかなか暗記ができません。
次に、じゃあ日本語で覚えようとすると、アウトプット時に英語に翻訳するのに時間がかかってしまいます。どちらを取れば良いのか。。と考えた結果、日本語で理解して英語で覚えるという方式を今は取っています。やはり、コンパイラなど思考力を必要とするものは、日本語でないと理解ができません。完全に私の英語力の問題です。。なので日本語で理解し(覚えるのではありません。理解をすることに日本語を使うのがポイント)、必要なフレーズはそのまま英語で覚えるというようにしています。

あとは、自分は興味が持ちづらい分野の試験勉強がとても苦手です。今セメスターでいうと UX デザインの授業です。心の底では、ソフトウェア開発において UX は重要で、ちゃんと身につける必要があるということは分かっているのですが、もともとデザインにあまり興味がないため試験勉強に没頭することができませんでした。苦手なことを勉強する辛さを大学受験以来に思い出しましたね。。精神をすり減らしながら勉強する感覚でした。ただ、今週の月曜に試験が終わりまだ結果は出てないですが、おそらく単位はもらえるはずです!一人ではなかなか UX デザインの勉強は手がつかなかったと思うのできつかったけど良い経験になりました。なかなか日本語での記事は少ないのでまとめたいですが、相当余裕がある時になりそうです。。

一方で、コンパイラの試験勉強は楽しくやっています。来週の月曜に試験があるのですが大まかな理解はできたのであとは問題をちゃんと解けるように週末に詰めたいと思います。コンパイラの概念を理解すると、ソースコードってこうやって解釈されて、こうやって実行されていくのかという流れがより具体的にわかりとても楽しいので、今後勉強する機会がある人はおすすめです!今まで、コンパイルタイムに評価されるものと、Run タイム時に評価されるものをどういった順序で区別して、内部的にどうやって行なっているのかが正直曖昧な理解でしたが、Lexical Analysis, Syntax Analysis, Type Checking, Code Generation という流れを理解できたことで納得することができました。Syntax Analysis 時にパーサーがどのように Abstract Syntax Tree を作成するのかも分かったので、自分でパーサーを作ったりソースコードを読んだりするときにとても役立ちそうです。コンパイラについては試験が終わって冬休みに入ったらまとめたいです!!

試験

面白いのは、試験が始まると問題を読んで解く計画を立てる時間が 10 分間与えられるところです。日本の試験では、それも試験時間に含まれるので面白いなと感じています。これだと、落ち着いて試験に望めるので本来の勉強した結果が出やすいなと思います。一方で、日本のスタイルは限られた時間で自分でどうやってこの試験を解いていくかを考える必要があるので、これも処理能力を鍛えるには良いのだろうなとは思います。
カンニング対策はめちゃくちゃ厳しいです。飲み物も透明なボトルのラベルなしでないといけないし、時計も外さなければいけません。カンニングをする人が多いんでしょうかね。。

最後

どちらにせよ、あと数日で試験が終わり今学期が終わります!冬休みは仕事と研究に集中できそうなので楽しみです!


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