ニートになったら見えたこと

こんばんは。お久しぶりです。

私は今ニートです。3月に退職しました。

新卒で前の会社に入って3年、自分の中ではやり切った、という思いと、

伝統的な大企業ならでは(?うちの会社だけかもしれないですが)の「現状維持が最善、より良いものを生み出すためにガンバルなんてごめんだ」といった空気感にどうしても馴染めず、新しい道に進もうと、退職を決断。

以前から中国語を勉強していて、留学かワーホリをしようかとも考えたのですが、昨今の状況で海外に行くのも憚れるし、日本でできることだってたくさんある、興味のあることだってある、と思い、新しい会社への就職を志しました。

これまでいた業界がやはり興味があり、そのあたりで見ていたのですが、やはり昨今の世間の状況で、打撃をいち早く受けた業界でもあるので、決まりそうな会社があるもいったん採用とりやめ、業界全体がもはやストップしているため、私はもう一度自分を見つめなおしながら、どう次の一歩を進むか考えながら、日々を過ごしています。

今まで浪人もせず、大学をストレートで卒業し、新卒で就職した私にとっては、地域や家族以外のどんな団体にも属さない純粋な「私」になるのは、とてつもなく久しぶり(幼稚園前ぶり?)で、会社に属していないというだけで不安になったり、それに加え昨今の状況なのでなおさら不安になったりしながら、自分に向き合い、生活に向き合っている中で気付いたことがいろいろあります。

自分にとってのメモとして、また誰かにとっての何かになればと思い、書いていきたいと思います。

1.自分の考えは、所属している組織からの影響がすっごく大きかったこと。知らない間に誰かの「お前はこんな感じが一番いいんちゃう?」とか、「これがお前やろう?」といった期待に敏感になっていて、それに対応した夢を描いていた、かもしれないと気付いた。

2.仕事だけが自分を定義するものではない。外的要因がどうなっても自分らしくいれることが大事。趣味だって、料理へのこだわりだって、周りの人との接し方だって、全部自分だけの価値であって、経済的・社会的利益を生むことだけが自分ではない。

3.やりたいことってどんな場所でも叶えられる。根底の目的と、楽しむ心があるかどうか、それだけが大事。

4.「自分の得意なこと」があるといい。仕事でもプライベートでもいい、誰よりも勝ってる必要なんてないけど、これは私好きなんだなあ~、こだわってるんだなあ~、頑張ったんだなあ~、といえるようなことがあるとすごく自信になるし、そこを面白がってくれる人もいる。

5.絵を描くとか、音楽をするとか、それが上手になっていくって、めちゃくちゃ楽しい。(Procreateで写真の上から絵を描いて、Youtubeの動画みながらウクレレ弾いて歌ってるだけですが、没頭するのが快感です。自分がこういう趣味を楽しむとは思いもしなかった)

6.本当に自分にとって大事なひとって、一握り。大事にするっていう行動がとれるのも一握り。

7.やっぱり人と話すのが、自分の話で笑ってもらうのが楽しくて好き。

8.仕事の役に立たなくても、誰かに求められなくても、次その国の人に会ったときに言うことを考えながら、違う言語を学ぶのはめちゃくちゃ楽しい。

9.フリーランスとして稼ぐのは大変。(ちょっとした収入を、という思いでフリーでできる翻訳の仕事を探していくらかやってるんですが、探すのも、マッチするのも、実際にその仕事をやるのも、結構大変です。軽い気持ちではじめたので、まだまだなんですが、自分ひとりの力で稼いでる人って本当にすごいな、って思いました。)

10.おいしいごはんと適度な運動の安定感。これだけである程度のメンタルが保たれます。あ、あと金銭的余裕を感じることは心理的余裕に繋がるので、お金も大事ですが。


とまあ、こんな感じです。

みーーーんな大変な時を過ごしていて、もちろん仕事がない人、稼げない人もいて、そのうちの一人なんですが、その中で気付かなかった自分、何か好きか、心から湧き出るものって何か、何が楽しいか、何が興味ないか、そんなことが見えました。

そんな純粋な「私」で社会を見たときにとってもおもしろい事業があって、そこに関わっていきたいという思いで今頑張っています。

うまくいくことも、いかないことも、自分ではどうしようもないこともあるのが人生、その中で自分を見失わず、自信を持って、人生を楽しむのだ。

一人でも多くの人にとって平穏な日常が続きますように。