見出し画像

クラブとサポーターとサッカースタイル

 こんにちは!指導者2年生の油井です!

僕は定期更新日である火曜日と木曜日はジュニアの指導をしているのですが、ジュニアの指導先というのが杉並区で、京王線に乗るんですね。そうすると、必然的に清原果耶のポスターを約1年半見ているのですよ。清原果耶は現在19歳で年代は僕の1個下ですが、本当に大人っぽいです。

雨にぬれても。というこのポスターはなにか良い思い出を感じます。余談ですが僕自身東京都民に憧れを持っていてもし1人暮らしするときは代田橋か八幡山あたりに住みたいです。理由は新宿に近いからです。

 さて、EUROも2節目に突入しています。個人的にイングランド以外には北欧のフィンランドの試合を少し注目しています。北欧の人口300万人の小国の試合は少し興味を惹きます。そんなEUROでも観客動員され、日本でも緊急事態宣言が開けようとしています。まあ仕事で新宿や渋谷で行く筆者からすれば、

「いや、宣言の意味!」

って感じるくらい人の出入りは激しいものですが、まあなにはともあれ宣言は開けるので良かったです。ちなみにまん延防止は取られますが、東京五輪を境に少しずつスタジアムの観客動員などが日常に戻ることを心から祈るばかりです。


 さて、今日は少しJリーグ関連のことについて書きます。とはいえ、後半戦の考察とかをするほどの知識はないので、少しコアな視点で書いてみます。

ここ最近こそ感染防止のために観客動員が制限されているJリーグですが、コロナ前の2019年のJ1観客動員は結構動員していた記憶があります。最後まで優勝争いを繰り広げたFC東京を始めに宮本恒靖監督率いるガンバ大阪、などかなりのチームが1試合あたりの観客動員数が歴代最多を更新されました。ということで、今日のテーマはサポーターのニーズとチームのサッカーの関連性を話してみたいと思います。ちなみに取り上げるチームは筆者の独断と偏見です。

鹿島アントラーズ

 1番平均観客動員が多かったのが2000年。このシーズンはトニーニョ・セレーゾ就任初年度でリーグ、リーグカップ、天皇杯を制してJリーグ初の3冠を達成したシーズン。まあ当然といえば当然の結果です。またこれ以降は右肩下がりに動員も減りますが、オズワルド・オリヴェイラの3連覇の頃になるとまた上がり、結果が落ちると減少傾向に。さすが常勝軍団と言われるだけあって観客動員もそれを物語っています。またスタジアムの立地もお世辞にもいいとは言えないのでより顕著に結果で左右されます。スタジアム自体は本当に良いスタジアムで個人的に好きですが。

これを見る限り、鹿島サポーターは何よりも勝利、結果、タイトルが取れるようなサッカーをすることでお客さんは増えるということがわかります。


ヴィッセル神戸

 近年のJリーグを支えているといっても過言ではない神戸。イニエスタで3000人増やしているあたり、まじで人って大事なんだなというのを実感します。とはいえ、サンペール、ビジャやヴェルマーレンが来て結果も上回った2019年のほうが観客動員が少ないという不思議な結果に。

ちなみに2018年の監督人事は吉田孝行→林健太郎→ファン・マ・リージョで結果は10位に対し、2019年はファン・マ・リージョ→吉田孝行→トルステン・フィンクで8位。

こう見ると、リージョのポゼッションサッカーがよっぽど受けが良かったのか、ビジャの知名度が低いのか、イニエスタがよっぽど影響力がデカかったのか。まあでもノエスタを満員近くまで増やしたイニエスタは凄いです。

神戸、まあ神戸に限らないかもしれないけどビッグネーム、それもビッグクラブでやれる実力のある選手を連れてくるのも新規サポーターを開拓できます。なので、神戸はさらなる新規サポーター開拓のためにメッシを獲得してほしいですね。

横浜Fマリノス

 横浜Fマリノスです。このFがなんの略称だか分かる若者っているのかな・・・。まあ中高生とかはわからないのかもな。興味ある人は調べてみてください。まさか岡田武史監督の完全優勝やポステコグルーの優勝よりも2013年のほうが多いという個人的に意外な結果。とはいえ、2019年と400人差ですが。

この年の監督は現在FC琉球を率いる樋口靖洋監督。っていうか樋口さんが監督やってた記憶が本当にないけど、確かに優勝王手まで行ってたはず。ホーム最終戦に勝てば決まるかなんかで新潟に足元すくわれ、最終節に川崎に負けて広島にかっさらわれた年ですね。この年のどんなサッカーしていたか記憶にないので、急いでぐぐったらなるほど。中村俊輔が10得点、鹿島でも活躍してたマルキーニョスが16得点で優勝争いしていたそうです。まあでも堅守速攻ベースなのかなと思いつつやっぱり優勝争いをしていたのが大きいかなと。

タラレバなんですが、もしもアンジェ・ポステコグルーがもう2年ほどやっていたら、どうなってたんだろうなと。あの魅力的かつアグレッシブなサッカーはJリーグではなかなか見られません。個人的には川崎はオーケストラであり、西洋美術なのに対してマリノスの今までのサッカーはハードロックであり、アメリカンポップアートだったのです。筆者個人的には圧倒的後者のほうが好きで魅力的だと思うので、もし来シーズンに彼のチームだったら平均動員数が3万人を超えていた予感がするのです。それ程見るものを魅了する良いサッカーだったと思います。セルティックに行っても成功をお祈りします。

浦和レッズ

我らがギド様がリーグ制覇に導いた2006年やオジェックがACL優勝に導いた2007年よりガンバと水風船で遊んだ2008年のほうが多いってどういうことやねん!!!この結果を見て鼻で笑ってしまった。あ、水風船事件とは、こちらです。まあ興味ある人は調べてください。

 ちなみにこの年はオジェックが早々に解任され、ゲルト・エンゲルスが率いて一時首位になるも終盤に失速して最終的に7位で終わりました。最終節にマリノスで1-6で大虐殺に逢い、エンゲルスも解任される、ACLもガンバに負け天皇杯もどっかに負けるという結果散々な年だったのにも関わらず、この年が平均動員1位でした。こう見ると、浦和サポが何を求めているのかがわからなくなります。多分横断幕を見る限り鹿島と同じで勝利だと思うんですけど、ミシャサッカーは3万後半が限界。

こう見ると、4万人を超えたときがギドやオジェックのときのようなパワーサッカーなのかなー。前線に強力なストライカーがいて、最終ラインが盤石でそこからのカウンター。でも確かに浦和ファンとして、2004年とかから凄く楽しかったんですよね。あのときのレッズを知らない若者はYouTubeでしっかりみること!

あと全く関係ないですが、サポ同士でウィアダイ歌う歌わないとか変な喧嘩をするのは辞めたほうが良いと思います。ゴール裏の新規顧客層にもう少し優しくしないとスタジアム動員増えませんよ。多分。


 最後までご試読ありがとうございました!勝手に気になっていたことについて書いてみました。こう見ると、指導者として、

「サポーター目線」

が重要であるということを再認識しました。僕自身はジュニアとジュニアユースですが、保護者、地域というサポーターに対して子どもの成長を試合で表現できる。決して上手くなっているかどうかだけでなく、諦めないとかチームのために戦うとかそういうことも落とし込める指導者になりたいです。

ちなみに僕はアンジェ・ポステコグルーは好きでした。浦和戦以外は。心より成功をお祈りします。アディオス。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?