枕草子
阪急神戸線特急梅田行の後方車両に乗り梅田で降車ホームに降りるとこんな看板が見える。
最初にこの看板を意識したとき「ああ、これは枕草子の春はあけぼのの景色だ、紫だちたる雲の細くたなびきたるだ」と思い、少し嬉しかった。
枕草子の最初の一節。
春はあけぼのようよう白くなりゆく山際少し明かりて紫だちたる雲の細くたなびきたる
紫だちたる雲の細くたなびきたる、とかフレーズとしてかっこよくていい感じだけど頭に浮かぶのはぼんやりしたイメージ。これまでに頭に浮かんでいたイメージは朝の薄明るい山並みと「煙突」のようなものから横に流れる薄紫色の煙が重なっている感じ。頭の中では色はついていなかったかもしれない。
「春はあけぼのようよう白くなりゆく山際少し明かりて紫だちたる雲の細くたなびきたる」というフレーズのリズムや言葉がかっこよすぎて、そのフレーズの力が頭の中の絵を上回って絵がぼんやりする、というか、このフレーズが大事で頭に浮かぶ絵はどっちでもいいという感じか。