日本一への道(群馬旅その3)
前回のあらすじ。
星が上手く撮れず萎えたけど、雲海見てテンション上がった。
※マジで長くなりすぎたので道中グルメは明日に分割
どこへ行こうか
赤城山の宿で朝食を食べ、チェックアウト。
本当は黒檜山や駒ケ岳を登ろうと思っていたのだが、流石にジーンズとワイシャツで登るのはマズイと思い断念。睡眠時間もあんまりちゃんと摂れてないしね。
さて、このまままっすぐ帰宅するのはもったいない。どこかへ寄り道したい。
群馬県。。。前から行きたかった所。。。
ここだぁぁぁぁぁあ!
山から山へ
赤城山を降りる。
やはり登りよりも下りのほうが怖いが、朝風と晴天が心地よい。
昨日買った赤城神社の交通安全御守のおかげか、事故なく下山できた。
さてそれでは。向かうは群馬と長野の県境!渋峠!!
一瞬だけ関東平野へ降りて、再び山道を走る。
左に映る榛名山にも登りたいなーとか思ったが、今回は我慢。
中之条町を抜けたらもうそこはドライブコースよ、空の青と木々の緑を楽しみながらストレスフリーに走る。おれを止めるものはなにもない。
国道292号線
いよいよ旅の目的、渋峠を擁する国道292号線に入る。
崖
やはり峠道ということもあり、急カーブが続く。
さいわい、赤城山でちょっと慣れた感はあるから臆せず進めた。
、、、最初はね。
麓の方は森の中を走っていたのだが、ちょっと標高が高くなると崖!
崖! 崖!!
ちょっとでもコースアウトすると崖下に真っ逆さま。
恐る恐る進む。
止まるな
そんな崖上を恐る恐る走っていると、なにやら奇妙な看板。
『1km先、駐停車禁止』
「言われなくたってこんな道で止まるわけ無いだろ。わざわざそんな警告するってことは1km先に何かあるのか?」
そう思って進む。問題の1km先に着き、納得。
『火山ガス発生中、駐停車禁止』
そう。今この白根山一帯は火山活動が活発なのだ。ものすごい硫化水素の臭い(いわゆる腐卵臭というやつ)。
臭い。いや、ただ臭いだけならまだマシだろう。このガスを吸い続けていると死んでしまいかねない。
よく見れば、ところどころ黒い岩がゴロゴロ転がってる。たぶん火山ガスの噴出箇所なんだろうな。
こんな恐ろしい斜面、かつガスの吹き出る峠道で擁壁工事してる工事業者の方々がいた。彼らのお陰で我々は安全に運転できているわけですね。ほんと、頭が上がりません。
日本一へ
途中、過ぎゆく湯釜やシェルターを尻目にどんどん進んでいく。
カーブのキツさだけで言えば赤城山の方がキツいけど、渋峠は崖上という恐怖心と、道の長さで圧倒的に疲労。
が、最高地点近くになるともう道はまっすぐになる。
ラストスパートだ。
つ、ついに!ついにたどり着いた!
国道としては日本最高峰、国道292号線渋峠・・・!
ここまで麓から二十数km、赤城山の宿から数えたら100km近く。
達成感に満ち満ちている。
さっきまで晴れていたのに最高地点に着いた瞬間に雲が我々に覆いかぶさって来たのもご愛嬌。でもすごいんだよ、雲が斜め下から来るんだもん。
雲海の時もそうだったけど、雲より高いところに来てしまったのだ。
県境のホテル
ここは群馬県と長野県のちょうど県境をまたぐ渋峠ホテル。
ここで到達証明を発行してもらい、ついでにちょっと休憩。
ここの喫茶スペースの内装がとてもいいんだ。山小屋を思わせるような重厚感のある丸太のテーブルと椅子。そして暖炉!
まーじで "良い"。
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