第95回記念全国高等学校選抜野球大会 7日目展望

皆さん、こんばんは!
いよいよ明日で、全代表校が初戦を戦うことになりますね!
展望していきましょう!

第1試合 クラーク記念国際(北海道)- 沖縄尚学(沖縄)

 実にセンバツでは50年ぶりとなる北海道勢と沖縄県勢の対決。ともに完投能力のあるピッチャーを擁しており、両投手の出来がカギを握りそうだ。
 2年連続出場となったクラーク記念国際。昨年は、2枚看板の投手による継投が軸だったが、今年は、右横手投げの新岡が主戦となる。サイドスローだけでなく、スリークオーターなど打者やカウントによって投げ方を変える、巧みな投球術にも注目したい。打撃でも、新岡、麻原のバッテリーが、中軸として打線を引っ張る。全力疾走を掲げ、盗塁や小技などの機動力も絡めながら、相手エースを揺さぶっていきたいところだ。駒大岩見沢時代から指揮を執る佐々木啓司監督は、昭和、平成、令和の3限号甲子園勝利もかかっている。
 1回戦では、1点差の接戦を制した沖縄尚学。注目したいのは、先生の満塁本塁打を放った仲田。本塁打を打てる強烈なパンチ力だけではなく、走者がいる際は、チームバッティングに徹するなど、状況に応じた打撃ができているのも強み。1番知花ら、リードオフマンの出塁も重要になってきそうだ。エースの東恩納は、完投はしたものの、ボールにややバラつきがあった印象。持ち前のスライダーなどの鋭い変化球を上手く使い分けることができれば、さらにハイレベルな投球に期待することができるだろう。前回出場の2014年に続く2勝なるか。
 

第2試合 東邦(愛知)- 高松商(香川)

 センバツ最多5回の優勝を誇る東邦と、今回で春夏通算50回の甲子園出場となった高松商との伝統校対決。どちらも機動力や小技を駆使した打撃が持ち味で、いかに相手投手を揺さぶられるかだ重要だろう。
 1回戦では、効果的に小技を駆使することができた東邦。要所要所で、犠打やスクイズ、盗塁を絡めて得点する部分が印象的だった。中村、大島の1・2番コンビに当たりが出れば、更なる得点力の向上に期待ができる。エース宮國は直球を軸に好投を見せたものの、高低のコントロールに難を感じる場面が目立った。リリーフで投げた岡本の調子も良かったことから、継投も視野に入れた選手起用となりそうだ。4年ぶりの優勝へ、ここは突破しておきたい戦いとなっていくだろう。
 昨夏に続く甲子園出場となる高松商。現巨人の浅野を中心にベスト8入りを果たした昨年のチームに比べて突出した選手はいないが、粘り強い戦いぶりで、接戦を制してきた。その粘りを生むのがエースの大室。187センチの長身左腕で、スライダーやフォークを駆使しながら打たせて取るピッチングが持ち味だ。打線の中では、昨秋の公式戦で3番を打っていた久保に期待したい。長打力と選球眼が魅力で、中軸につなぐバッティングも心掛ける。選手宣誓を行った横井主将もミート力が高い。伝統校対決を制して波に乗りたい。

第3試合 作新学院(栃木)-英明(香川)

 お互い1回戦では、接戦をものにしたチーム同士の対決。打力を前面に出してくる作新学院に対し、英明の豊富な投手陣が迎え撃つ構図となりそうだ。
 1回戦では8得点と効果的に得点力を発揮した作新学院。特に全打席出塁した5番の武藤は、昨秋の不振から抜け出し本来のバッティングに戻ってきている印象。1番高森がチャンスメイクできれば、さらに得点力も量産できるだろう。不安要素は投手力。エース左腕の川又が1回戦の投球中に足を痛めて降板し、2年生右腕の小川も登板せず。市川や磯といった投手でやりくりせざるを得ない状況となりそう。1回戦と同じく、ベンチも含めた総力戦で戦い抜いていきたい。
 強豪・智弁和歌山に対して、堂々とした戦いぶりで勝ち切った英明。特に、エース下村の調子の良さが伺えた。ストレートは120キロ台ながら、カーブとの球速差で打たせて取る投球が冴えた。ベスト8進出に向けて、寿賀と百々の左腕コンビも控えており、目先を変えた投球も実現できそうだ。打撃では、この春からスターティングメンバーに名を連ねた2番の平見からの連打で勝ち越すなど、効果的にヒットが連なる場面が目立った。一気に畳みかける打線で作新学院を追い越したい。

では、当たるはずの無いスコア予想です。
第1試合 クラーク記念国際4-6沖縄尚学
第2試合 東邦3-4高松商
第3試合 作新学院2-4英明

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?