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近鉄特急料金でお得な区間 1

 JRもそうですが、特急料金ってキロで決まっている場合が多いですね。ちょっとタクシーのメーターみたい。そこで、タクシーのメーターみたいに上がる直前のお得な特急料金の区間について調べてみました。なお、近鉄では40キロ、80キロ、140キロ、180キロで料金が上がります。JRの50キロ毎とは少し異なります。

大阪発着

 ここでは、まず吉野特急を見てみましょう。基本は均一の520円になっていて、マックス65キロ乗っても同じです。なお、阿部野橋からみた40キロまでの区間は橿原神宮前までで、それ以遠は、完全にサービス区間ですね。なお、チケットレスで吉野線内のみの利用で300円になるサービスがあります。これのマックス距離は25キロ程です。

 大阪線方面を見てみます。大阪難波からは宇治山田がとてもお得ですね。なお、五十鈴川まで乗る人は、鶴橋から特急に乗りましょう。そうすると300円得します。やはり、宇治山田で潔く降りるのがいいかもしれません。特急「しまかぜ」に乗った時には宇治山田の次は鳥羽なんですね。つまり、五十鈴川止まらないです。大阪難波ー鳥羽のしまかぜ料金込みの場合2690円します。宇治山田で降りると、2180円と500円以上安くなります。

 名古屋線方面は、大阪難波・大阪上本町・鶴橋(以下大阪市内の表記)からは、白子がお得です。なお、「ひのとり」にも乗車できます。途中、津で短時間接続されています。ただ、目的の駅が白子より先の場合はあまり利便が高いとは言えません。急行の特急待避駅が伊勢若松であることが多く、白子駅で待ち時間多くなりがちです。大阪市内~桑名もお得です。

大阪編

大和八木駅発着

 ここからは、特にお得な区間は、大阪線の急行列車など一般列車が少なくなる区間の大和八木~伊勢中川です。ここはギリギリ80キロ以内です。例えば、大阪市内~名古屋を急行乗り継ぎで節約するのもいいですがこの区間だけ課金するのもありかなと思います。ただ、伊勢中川ではあまり接続はよろしくないですけど・・・。接続は大阪線・名古屋線急行同士の方がいいです。

 名古屋方面は、大和八木ー桑名がお得です。アーバンライナーで直接行くのもいいし、阪伊・名伊乙特急同士、伊勢中川で乗り継ぐのもいいです。さらに、大和八木停車の「ひのとり」の運転時間帯なら津で、この乗り継ぎもなかなか利便性高いです。この際、プレミアムシートもおすすめです。アップ料金は600円です。大阪市内(大和八木まで一般列車)~名古屋(桑名から一般列車)でこの方法を行うとすると、ほぼ大阪市内~名古屋の普通の特急料金と同額で限定ながら、プレミアムシートに乗車できます。名阪通しのプレミアムと比較すると、900円お得です。もし、普通席(アーバンライナーなど)でいいなら600円節約できます。

八木

 伊勢方面では、大和八木~鵜方がお得ですね。これを応用しまして、鵜方~上本町で「しまかぜ」を絡めて乗ったことがあります。これは、賢島発京都行の「しまかぜ」に合わせ、大和八木駅で一般特急に乗り継いだのです。こうすることで、鵜方~上本町を通しで「しまかぜ」に乗るより、200円節約が可能です。なお、京都行「しまかぜ」は伊勢中川で上本町行き特急を追い抜く設定でそのため利便性が高かったのですが、この追い抜かれる特急は土休日のみの設定に変更され平日は大和八木から上本町は急行でいいと思います。そうすると、通しの「しまかぜ」より500円節約できます。

 大和八木駅は、大阪から比較的近く、大阪市内~大和八木の運転本数も多く特急料金を節約するのに、なかなかいい駅だと感じます。

(つづく)

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