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サステイナブルな未来の街

 富山市では、路面電車を生かした街作りが行われています。また、宇都宮市でも新しいLRTを建設し新しい街作りを目指そうとされています。

進む人口減少と住みやすい街

 地方では、人口が減少し、近い内に消滅都市があるなどといわれています。まして、高齢化の速度も加速度的に増してきています。過疎地域での、公共交通を残すというのは至極困難なことですね。

クルマ運転免許返納者にとってやさしい街づくり

 田舎では、インフラの構造自体がクルマありきで成り立っています。まさに、クルマ社会ですね。このような状態では高齢者には優しいとは言えないといえます。また、警察では高齢ドライバーが事故のリスクが高いから運転免許を返納することを勧めていますが、クルマを運転できないとなると生活が成り立たない地域も多くあるのも事実です。特に後期高齢者が、支援もなく過疎地に住むのは困難になってくるでしょう。

環境にやさしい街作り

 また、環境にやさしい街作りを・・・と言われて久しいですがそれには、二酸化炭素排出量の削減が必須となってきます。省エネの街づくり必要ですね。

子どもにやさしい街づくり

 街ににぎわいを戻すには、若い世帯が住むことが重要になってくると思います。世帯の中心である子どもの親が働きやすく、子どもを預けやすい環境を作ることも大切だと思います。街の賑わいだけでなく、働きやすい環境整備も重要だと思います。産業がある街を作る必要があると思います。

IT技術進歩により移動需要が減る

 リモートワークやリモート授業などの進展が見られるようになってきました。これは、インターネットにつながる環境さえあればどこにいても勉強したり、仕事ができるということです。そうすると、交通機関の役割が小さくなっていく傾向ですね。しかし、完全にひとりで仕事が完結するとも限りません。エッセンシャルワーカーは在宅ワークは無理でしょう。また、学校は単に勉強さえ理解できればいいというものでもありません。人間関係を構築していく中で成長していくことも重要な目的のひとつでしょう。人間はひとりで生きていくことは出来ません。人間関係が希薄になろうとも他者とのつながりは必要です。移動需要が減ることはあっても無くなることはないでしょう。

理想は路面電車(LRT)を中心とした街づくり

 人と人とのつながりを維持していくのに乗り物は必要ですね。ある程度の都市の規模(人口密度)がある時に、コンパクトシティとしてクルマがなくても生活できることが理想だと思います。なぜ、LRTがいいかというと、バスより輸送力がある上に、渋滞に巻き込まれない、省エネで環境にも優しいという点が優れているからです。ただ、坂道に弱い、道路で併用軌道部ではスピードを出せないなど少なからずデメリットがあります。

 都市の乗り物として、地下鉄と比較して上下の移動がなくバリアフリーで乗り込むことができるなどメリットも多くあります。東京・大阪といった大都市の中心部では導入は難しいですが地方都市では可能なのではないでしょうか。

 また、クルマ中心社会からの脱却を目指していってほしいです。ロードサイドの郊外型の店舗から街中心部ににぎわいを戻すというのが街づくりとしては理想だと考えます。

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