懐かしのアニメにハマる夏。
現在アマプラで「電脳コイル」というアニメを見ています。
何ならめちゃくちゃハマっています。何あれ面白すぎないかい?
電脳コイルは私が高校生の頃にリアルタイムで放送していました。
当時、NHKにてメジャー3rdシーズン→電脳コイルの流れで続けて放送していたのです。
その頃の私は尋常じゃないメジャーフリークだったため、電脳コイルには見向きもしませんでした。
違うクラスの友人と「メジャーと電脳コイルどっちが面白いか」でガチ喧嘩をしたのも良い思い出です。
「メジャーは直球だから!ストレートに面白いのが一番面白いに決まってんだろ!!アイムファストボールオンリー!!OK?!
大河たん、かわいいーーーーー!!」
と、ちょっとどうかしていた私は廊下で叫びました。
一方友人も引かず、
「電脳コイルは徳間書店だから!!徳間書店でつまらないわけないじゃないですか!」
と、私同様、意味不明な理論で論破しようとしてきました。
最終的には「みんな違ってみんな良い」という無難な結論に落ち着いたように見えましたが、私の心はざわついておりました。
「メジャーより面白いわけないやんけ…。あいつは幻想を見てるんや。徳間書店が何や。外れの徳間書店もあるだろうが。メジャーは小学館やぞ…」
そんなこんなで月日が経ち、大学生になったある日、私は再放送で電脳コイルを初めてまともに見ました。
死ぬほど面白かったです。
サイバーパンクでホラーで緻密なストーリー…。
変化球が多用されたハイクオリティな作品だったのです。
何よりハラケンというキャラの声が私の愛する大河たんと同じ朴璐美ではありませんか。
私は涙しました。
あの日、あの子が言っていたことは正しかった。
電脳コイルは最高の作品だ。
メジャーとは方向性が一つも被っていない。
この二つを並べて論ずるのは愚行である。
直球も変化球も、それぞれ良いところがあるではないか。
吾郎くんだってジャイロフォークを投げたんだ。
「みんな違ってみんな良い」…。
綺麗事だと思っていたその言葉の真意が、その時はっきりわかりました。
そんなこんなで電脳コイルは最高なので、機会がありましたら皆さんも是非ご視聴ください。