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国家公務員仲間の松本純子さんに、愛媛の郷土料理を作っていただきました。

同じ国家公務員仲間であり、野菜ソムリエプロ、フードアナリストの松本純子さんを撮影させていただきました。

数ヶ月前に松本さんのnoteを見つけ、美しくも素朴なお料理を作られる方だなと気になって記事を読み進めるうちに、食物を育む日本の気候や風土への感謝の眼差しや、農家さんなど作り手の想いに丁寧に耳を傾ける姿勢が伝わってくるようで、急速に惹かれていったのを覚えています。

日頃から日経ビジネスや農水省のウェブサイトをはじめ、様々な媒体で食の魅力に関する発信を続けていらっしゃる松本さん。
「こんな方が国家公務員にいるんだ!」と大いに励まされる気持ちに背中を押され、お声がけしたという経緯があります。

緊張しながらご自宅にお邪魔した私を、松本さんは自家製梅ソーダで出迎えてくれました。

この日作っていただいたのは、愛媛県の郷土料理である「伊予さつま」。
軽く炙った味噌に出汁と焼いた魚等を混ぜ、温かいご飯の上にかけて食べる料理だそうです。

早速、松本さんがお料理されているところを撮影させていただきました。
手際よく、次々に材料を取り出しては切り、焼き、炙り、すりつぶし・・・。


たちまち、香ばしく良い香りが部屋中に広がります。

松本さんは炊飯器を持っておらず、いつも土鍋でお米を炊いているとのこと。
「大変じゃないんですか?」と驚いて聞いてみると、実は炊飯器よりも早く炊けるそうです。

メイン料理を作っている合間にも、おかずを手際よく作る松本さん。
勿論レシピを見ることはありません。完全に経験とセンスを元に作られているんだなあと感動しました。

一通りの料理が揃いました。
愛媛県の有名な陶磁器である砥部焼のうつわに、炊き立てのご飯を盛り付けてもらいます。

まず、温かなご飯の上に、茗荷、きゅうり、青じそをのせます。

さらにその上に、すり鉢で混ぜた汁をとろーっとかけて完成です。

夏にぴったりの、緑と白が目に眩しい料理です。

写真を撮らせていただいただけでも幸せすぎるのに、お料理までご馳走になってしまいました。


少し量が多いかな、と一瞬思いましたが、一口食べたらもう箸が止まりませんでした。
とろみのある香ばしい汁がご飯と絡み合い、スルスルと口の中に滑り込み、あっという間に平らげてしまいました。

おかずもとても美味しく、次はどれを食べようかな、とワクワクしながら食を進めることができました。
トマトに胡麻を合わせるのは自分にとっては新鮮でした。胡麻は色々な食材に合い、良い味のアクセントになるそうです。

食事をしながら(そしてデザートまでいただきながら)松本さんのお仕事の話や、同じ国家公務員ならではの悩みなどについてお話しさせていただきました。

国家公務員として勤務していると、忙しさや副業に関する制限などにより、自分の好きなことを突き詰めたり、そのことを発信したりするのが難しいと感じることがよくあります。

それでも松本さんは、自分の好きなことと得意なことと仕事内容(農水省で広報を担当されているそう)が綺麗に合致していて、私からしたら本当に羨ましいと伝えました。 

実は、松本さんも最初から希望していた部署で勤務できたわけではないそうです。今のこの状況は単なる偶然や幸運によるものではなく、松本さんの努力と計画性が身を結んだ結果なのだと思いました。

お忙しい中、食の奥深さを実感させてくれた松本さんに感謝です。

松本さんのnoteはこちら
記事を読み進めていくと、野菜が堪らなく食べたくなること間違いありません。

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