PMDAメディナビからRMPのお知らせが届いたら?
こんにちは。ほどほどです。
さっそくですが、RMPってご存知ですか?
医薬品リスク管理計画の略称です。
以前、薬局でRMPを活用する方法について書きました。
本題です。
定期的にPMDAメディナビからRMP掲載のメールが届きます。
リンクをクリックすると
ジャディアンス錠を例に取ると、慢性腎臓病に適応が追加されたためのRMP掲載のようですね。
薬局でこの情報を活用するとなると、どこから手を付けていいかわからなくなりそうです。
個人的には2つのポイントがあると思っています。
1:【重要な特定されたリスク】が新しくなってないか?
2:「新しく資材が作られているか?」
1:【重要な特定されたリスク】が新しくなってないか?
以前の記事で、薬局でRMPを活用するポイントの一つに【重要な特定されたリスク】を服薬指導に活かすと書きました。
ここに新しい項目が追加された場合、服薬指導にて副作用の兆候などがないかを確認することでRMPを活用することができます。
今回のケースでは追加はなさそうですね。
2:新しい資材が作られているか?
適応追加やリスクを最小化するために作られる資材です。
知らないうちに新しくなっている資材ってないですか?
自分の薬局の資材を見直してみるとけっこう古い資材が眠っていたりします。(中には化石のような年代物の資材が見つかることも・・)
今回は医療従事者向けに適応追加における適正使用の資材が作られるようですね。
患者さん向けの資材が新しく作られる場合は取り寄せたほうがいいですね。
MRさんが持ってきてくださる場合もありますが、時間差があったり、頻繁な更新にMRさんも情報を掴みきれていないときもあったりします。
資材をつかうことのメリットは、COMPASS研究などでも紹介されています。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/yakushi/142/3/142_21-00174-2/_pdf
いまだ感染症の脅威があり、パーテーションやアクリル板ごしの服薬指導が続いている薬局も多いと思います。
短時間で大事なことを伝える。そのツールとして資材は重要ですよね。
そしてそれがハイリスク薬であれば、新しい調剤報酬改定の加算も可能になるような気がしています。
まだまだ薬局の現場では認知されていないRMPですが、この記事を読んでくださった方がすこしでも活用していただけたらいいなと思っています。
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