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9月25日「タカノムギは迷わぬ羊の夢を見るか?」

最新完結の「アンチ・クラシック」とその関連話「迷わぬ羊」について話します。話させてください。

あらすじとともにリンクを貼ります。地雷の多い拙作でございますが、勇気のある方は踏んでみてください。

「迷わぬ羊」:過剰な自意識の檻の中で自分のプライドを守ってきた屁理屈女が、顔の綺麗な後輩に諭されて、ダサい自分を許したり好きになったりする成長物語


「アンチ・クラシック」:自分しか信頼できない心配性なコミュ強男が、思わず期待してしまうたったひとりの相手と再会して、自ら手を伸ばしてみようとするまでの成長物語


未読の方のために説明すると、「迷わぬ羊」の主人公・小林羊と「アンチ・クラシック」の主人公・松葉晴陽は同期入社の同僚です。仲は普通。

ところで、指摘してるのは花絵のみだけど──実際のところ、松葉さんは小林羊に対して恋愛的な好意を持っていたのだろうか。同期以上の感情はありそう? 

でも、本人視点の内情は小林羊が既婚者になって以降しか明かされないし、リスクヘッジの鬼が既婚者に手を出すことは絶対にないので真意はわたしにもわからんね。

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