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12月11日「最高級で愛そうぜ」

ここだけの話、『花より男子』と言う漫画、かなりおすすめです。友人には「勧められなくてもみんな読んでる」「教科書で読んだ」と言われた。

花男なんてまあ、みんな好きだと思うよ、そりゃあね。でも私は特に好きだ。平均的な“好き”をはるかに上回る“好き”。

あのね、道明寺みたいな男はぜったいに嫌だけど、道明寺のことはすっごく大好き。いちばん大好き。何回も読んでるのに、私のときめきセンサーが反応しすぎて心臓が痛くなって疲れる。それくらい好き。ねえ、どうしてあんなにかっこいいの?凶暴で短気で骨の髄までモラハラ気質なのに。

それはいいとして、ずっと腑に落ちないところがある。“元祖・好きな女にだけ優しい男”道明寺が牧野に優しいことをしたときの話。

牧野「あんたっていい奴だよね」
道明寺「どうせならいい男って言えよ」
牧野「いい男とはかけ離れてるけど あんたっていい人」

みたいな会話をする名場面がある。この牧野、腑に落ちなくない?

だって、逆でしょ。道明寺って“いい男”ではあるけど“いい奴”ではない。極上のいい男なのは認めるけど、どう考えてもいい人なわけないだろ。いい人とはかけ離れてるけど、いい男なんだもん。道明寺は。

まるで牧野よりも自分のほうが道明寺を知っているかのような口ぶり、大変おこがましいですが────……。

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