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20200618 「視野の広さ」のはなし

「広い視野を持つ」というフレーズは、良い感じの目指すべき事としてよく耳にする。私もそうありたいものだと思いつつ、この「視野」について本日はぼんやり想いを馳せてみる。

「広い視野を持とう」という話になると、知識や思考の及ぶ範囲を広げようといったニュアンスになると思うが、物理的に「目」の話でいくと視野が広い時は多くの景色が見えていて、視野が狭い時は狭い範囲の景色が見えているという事になるのだろう。

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視野が狭い!と言われると、何だか一つの方向からでしか物事が見えないよな、安易な考えのようなイメージがある。ただ、見る範囲の視野でいくと、ひとつのモノを集中的に捉えて他に注意を割かないというのは、一部分に集中し、よく見えそうだし、狩りをする時などは良いのかなと思ったりもする。

まぁそうそう狩る事はないと思うが、狩りでいうならば、ひとつの事をひとつの角度からしか見ていないとすれば、対象物の裏側が見えていないので、思っていたものと違うものを狩ろうとするかもしれないし、狩ろうと思って走り出したときに周りの人をなぎ倒すかもしれないし、後ろから他の誰かに刈られたりもするかもしれない。そんなリスクが考えられる。

ただ、ひとつの事に集中して走り出す時の速さや威力はすさまじいものであろう。信じ切って一つの事に集中し、他の何にも意識をそらせずに全うしようとする力は大きいように思える。成功すれば英雄の様になれるかもしれないが、失敗めいた結果になれば暴走と呼ばれる事もあるのだろう。(若気の至りというものはこのニュアンスも含まれるのかもしれない)

一目惚れというのも、そういう威力がある気がする。とある一面で恋に落ちるという事はそういう事だろう。その瞬間だからこそ熱意をもって動けてしまう事があるはずである。

では、狩る前に、対象物のリサーチや狩る時の環境、狩る時に対象物がしてくるであろう攻撃や逃走のパターン、タイミング、周囲の状況、自分のステータス等々細かく情報を収集して考えてから狩ろうとしてみる。そもそも狩る意味とは何なのか。何のために狩るのか。といった話も出てくるかもしれない。なので狩りの成功率はあがるかもしれないが、もしかしたら狩るという行動はせず、違う形の成功をとるかもしれないし、何やかんやで時間と労力が大層かかる。

恋愛も然りであろう。幅広い見解を持つ事で安心して付き合う事が出来るかもしれないが成就するまでに時間がかかるかもしれないし、違う人の方が良いかもとか、今恋愛しなくてもよいかもみたいな可能性も浮上してくる。

このように考えると、視野の範囲は自分で自覚して切り替えられる方が便利なのかとも思う。もちろん広い視野も狭い視野も獲得していないと出来ない事ではあるが、リスクは大きくても一点集中してしまったほうがよいと思える事もあるだろうし、リスクを回避を考慮して豊富な情報やアイデアのもと問題解決に臨んだほうが良い事もあるだろう。見えちゃっってるけど見えてない事にしたほうが都合の良い事もある。

んん??こうなってくると広い視野を持って狭い視野も扱うみたいな事になるのかな。

まぁ何にせよ、得意不得意もあるので広い視野の人に見てもらってから狩りに出たって良いし、狩りの一部分を任せたってよいわけで、自分の視野に対して自覚があると良いのかもねといった事を考えたりした訳でした。

若かったから出来たんだよ~みたいな事は、良くも悪くも捉えられるけど視野の違いによる行動の違いという事もあるんかなぁと思っていたりするのであった。



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