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かーちゃん仕事に復帰して1年弱だってよ

3行でまとめてやんよ

・子供が腹にいる間は無茶すんな。死にかけるぞ。
・子供を出したあと、実はある程度平穏である。勉強しようぜ。
・転職活動では皆言わなくても他と比べると不利になる事を理解せよ。

はじめに

さて、ここらで産休から復帰、転職、新しい会社での働き方をどうまとめようかと思いつつ徒然なるままに記述していこうかと思っています。

まずはじめに自己紹介。

エンジニアになってからbetween 15 to 20年ぐらいです。主にC#とPHPをやっており、どちらかというとPHPクソくらえとおもっております。RDBも大好きですがMVCやドメインモデルがどうも好きにはなれないです。

エンジニアらしい建設的な記事にはならないかとおもうんですが、ご了承ください。

まずは産休までの間。

さてさて、産休までの間の1ヶ月間ですが、某飲食店のPOSプロジェクトが炎上しており、そこに産休直前だけどすまねえ!といわれ突っ込まれました。

そこではですがC#をメインにタブレット用アプリなんてもんをつくっていたのですが、なんと社内のC#perが売り切れ状態。そんな中、C#読めるだろおめぇとばかりに突っ込まれたわけです。

おぉう…まじか…

会社に対し若干引き気味ではあったものの、お世話になった尊敬できる先輩からの頼みでもあったので了承。23時退社生活が開始されたのです。

あくまでコードレビューとアドバイサーという立場だったので、自分が手を動かすわけではないので気楽なものです。

…とおもったものの、コードの品質が悪く、

おいおいセミコロン抜けたままGitにアップすんなよ!?え?コンパイル通ってないよね?これwww

みたいなのがもうそりゃびっくりするぐらい多数発生していたわけです。

そんな中、更に作っているアプリにて、とあるSDKがWinタブじゃ実行できず、決済できないという致命的な問題が発生しました。

WebSocketをつかって常駐アプリを作って、そこでやり取りすればSDKつかえるよってのが発覚したわけですが、リソースが足りず作れない!

よし!お前つくれ!

という無情というべきか無計画というべきか…そんな司令が下るわけです。

流石に産休直前でそんなモノに手を出せないわいということで

「無理です。なにかあった場合に責任が取れる状態じゃないのに安請け合いはできません」

ときっぱりお断り。

その後、妊婦検診で検査をしたら血圧が170オーバーになっており、母子ともにやべえからということで即大学病院へ突っ込まれ、その日のうちに切腹。息子誕生。

ここでの教訓

​・子供の命と自分の命が危うく成るほど仕事するな
・責任が持てない仕事は絶対に引き受けるべからず

出産から復帰までの間

さて、愛しい子供を出産後、まずやったことはRTA in Japanのチャットモデレータですが、それは割愛。(この夏もありますよ!)

復帰までの間、流石に緊急帝王切開になるほど仕事をしないと行けない会社にはいられないだろうということで、転職をすることを決意。
ただし、休ませてもらうからには少し恩返しをしてから転職のほうがいいだろうということで、復帰までの間はお勉強タイム。

やったことは以下の2つ

・Python(Django)の勉強

・いつでも転職できるような準備(情報収集、書類作成)

結果、2つ目の情報収集はコロナにより意味がなくなってしまったのですが、エージェントとのやり取りなどやっていて損はなかったとは思います。
面倒くさい職務経歴書、履歴書の作成とかはこの実はある程度時間がある期間にやれてよかったです。

4月に復帰予定でしたがコロナのこともあり、子供を小さいうちから保育園に預けることの怖さからギリギリまで延長し9月から復帰と相成りました。

ここでの教訓

・子供ファーストでも案外初っ端は時間が作れる。体を休めつつも知識は蓄える事。
・1歳をすぎると土日は休みじゃない。自分のための時間は作れないと思え。

育児を経験してからの心境の変化と復職

たかが育児されど育児。仕事をしているだけでは得られない心境の変化を感じました。それは、社会との関わり方です。

母親というタグがついたことによって、大きいけど見えないコミュニティに所属することになりました。

仲間意識の芽生えからか、他人にも臆する事なく、お子さん連れであれば、「お子さん何ヶ月ですか?」「かわいいですねー!」なんて声を掛けてしまうようになりましたし、逆に声を掛けられるようにもなりました。

ここでひとつ考えたのが、お客様も同じシステムに関わり、良くしようとしている仲間なのだという事です。
それまではある種の敵のようにも思えていたのですが、彼らもこの声を掛けて「お互い頑張ろう」と励まし合う母親たちと同じなのだと。

そこから復帰してから、私の事情もあり保守運用チームに配属になり、お客様との折衝が中心となりましたが、お客様は仲間なのだという意識のもと、仕事を行い、それにより「話しやすい」という評価をいただきました。ありがたやー。

どういうことを行ったかというと、

①メールやBacklogで作業や障害の報告後、相手によっては電話などでも補足の説明を行う
②MTG後に少し雑談時間を儲けることで相手の不便をみつける
③相手にメリットを与える

具体的にいうと、

①ITリテラシが低い顧客だったり、年齢層が上の方がお客様の場合、電話で一言報告するだけで安心感が異なります。
文章を読むのが面倒くさい、理解できないから少し理解度と満足度を上げる事ができます。また、文章で表すとどうしても自分よがりになってしまいがちです。
リアルタイムで相手のわからない空気を吸収するためにも一言だけ口頭で報告する必要性があります。
ただし、若かったりITに明るい場合は蛇足にしかならないです。

②MTG後や最中でもいいのですが、多少雑談じみた事を話したりすることで、相手の仕事上の不便が見えてくることがあります。
それを仕事に変換する事で案件にもつながるし、相手の評価にも繋がります。
また、雑談によって自分という人間を開示することで、相手の信頼感や安心感を得る事もできます。

③は相手が評価されるであろう対策(SEO対策やセキュリティ対策)などを提案することですが、ちょっと長くなるため割愛。

ここでの教訓

・お客様は神様でも親の仇でもなく仲間である
・相手を理解すること

子連れ転職

さてさて、ついに転職です。

私は今回の転職で一つ譲れない事がありました。
何かというと、「医療系システムに関わることができる転職先であること」

私はバリバリ開発していたころは、放射線や電カルなどに関わっており、出産で大学病院へ入院したときに使っていらっしゃる電カルやシステムをみてやはり医療系への未練が断ち切れなかったというのがあります。

そのため医療×ITでプロダクトを持っている会社をメインに探し始めました。

ですが、年齢や家庭事情や世間の状況などもあり、次がきまるまで4ヶ月ほどかかりました。やはり、他とくらべた場合、早く帰ったり休む可能性は無視できないという事もあるのだと思います。

転職面談の際に気にしたことは以下の2点
①リモートで作業が行える事
②フレックスである事
③幼い子がいることに関して理解がある事

これらをメインに確認をして転職活動を行いました。

ありがたいことに現在の会社に拾っていただき、現在は1時間早く出社し、1時間早く退社することでなんとか生活しております。

また、残業する必要がある場合、子供が寝た後に再度申請を行い作業をおこなっております。大変ではありますが、自分のキャリアを考えるとどうしてもそうせざるを得ません。

とりとめもなく記載していきましたが、最後に…

とにかくかーちゃん達、無理すんなよ!

毒にも薬にもならない駄文を読んでいただきありがとうございました。

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