河下水希の新境地「Gマルえでぃしょん」をレビュー！

河下水希先生の「Gマルえでぃしょん」を読破しました！今回はいつもの週刊連載じゃなくて、読み切り方式でサクッと楽しめるお色気満載のコメディ。まさに忙しい日々の中でほっと一息つきたい時にピッタリの作品ですよ。

この漫画、何が良いって、登場するのが女の子だけ。いつものラブコメとは一味違って、主人公も女性で、普通じゃない未来からのキャラが活躍するんです。これまでの河下水希作品とは違う一面が見られて、ファンにとっては新鮮な驚きがあるはず。

物語の中では、主人公たちが巻き起こすドタバタがメイン。特に、トラブルを起こすGマルや、どこか抜けてるけど憎めないさえりが、ストーリーに彩りを加えてくれています。彼女たちの一風変わった騒動には、思わずクスッと笑ってしまいます。

さらに、この作品にはちょこちょこと百合の要素が織り交ぜられていて、少年誌ではあまり見ないようなテイスト。河下先生が描く繊細な百合シーンは、友情と何かもう一歩進んだ感情が絶妙に交じり合って、とても魅力的です。

そして、この漫画の魅力の一つがその絵柄。キャラクター一人一人の表情がとても豊かで、生き生きとしています。彼女たちの感情が手に取るように伝わってくるんです。そんな細かい表現の巧みさが、この作品の大きな魅力の一つと言えるでしょう。

ただ、恋愛ドラマを求めてる人には、ちょっと物足りないかもしれません。この作品は、笑いあり、ちょっぴりのシリアスありで、深い恋愛模様を期待すると肩すかしを食うことになりそう。でも、日常のちょっとした楽しみを提供する点では、非常に高く評価できます。

最終的に、「Gマルえでぃしょん」は、ちょっと一息つきたい時に手に取るといいですよ。河下先生の新しい試みがどんどん展開していくのを見るのが楽しいです。打ち切りになったのが個人的にすごく残念な感じです💦