空間を隙間なくシェア 「ecbo cloak」

チャーリーさんの丸わかりビジネスモデル。今回は「ecbo cloak(エクボクローク)」を取り上げています。

https://www.nikkei.com/article/DGXKZO36804910T21C18A0H46A00/

「荷物を預けたい人」と「荷物を預かるスペースを持つお店」をつなぐサービス。昔から駅や観光案内所にあった手荷物預かり所の進化版です。荷物を預かるのはカフェやショップで外国人観光客を中心に好評といいます。

都内の場合、主要なターミナル駅にはコインロッカーが多数配置されています。それでも、小型のコインロッカーが圧倒的に多く、スーツケースが入るような大型サイズはなかなか見つかりません。

「ecbo cloak」は空いているスペースを有効活用でき、観光客やビジネスパーソンの悩みを解決する。空間のシェアサービスですね。無駄なモノを持たず、共有することでお得に使う「シェアリング・エコノミー」。カーシェアや民泊が代表的でしたが、人の時間をシェアするサービスや洋服のレンタルなど、とどまるところを知りません。

最近はJR東日本やJR西日本、日本郵便などとも提携し、荷物を預けられる場所がどんどん増えてきている。

記事によると料金はバッグサイズで1日当たり300円、スーツケースサイズで600円。利用料としてお店が50%受け取ります。サービスを導入するお店は投資もなく、メリットばかりにみえます。一方、事業としては相当な数の提携場所を置く必要があります。

訪日外国人の数はここ数年、右肩上がり。今後も2019年のラグビーワールドカップ、20年の東京五輪と日本に大挙して押し寄せます。大きなイベントに向けてどれだけ店舗網を拡大できるかが、飛躍のカギを握っています。荷物を預かる時間によっては衣類のスピードクリーニングや簡単な補修といった付加サービスもできそうです。

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