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初めて本を書きました…『東京の城めぐり』


この度、初めて、1冊の本を書きました。
2021年6月22日発売の、
辻明人著、小和田哲男監修『東京の城めぐり』(GB)です。

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事の発端は、私が和樂webに書いた『東京にお城の跡が100もあるって知ってた? おすすめの7城を観光ガイド』の記事を読んだGBの編集者の方が声をかけてくださったことでした。


これまで編集者として、声をかける側だった自分が、まさか編集者に声をかけていただくとは……。

「これは何人かで書かれる中の、あるパートを私が執筆するということでしょうか?」

と、示された執筆期間に腰が引けて、そう尋ねると、辻明人の単書だとおっしゃいます。さらに、ページ数も少ないので、と畳みかけられ、「まあ、なんとかなるか」とお引き受けしました。


自分の本が出せるという誘惑と、1冊丸々書くって、どのぐらいの作業なのだろうという好奇心が勝ったのも事実です。

実際、やってみると、楽な作業ではもちろんありません。

私の場合、本業を持ちながらですから、スキマ時間や帰宅後の時間、休日をフルに使っての執筆でした。正確にいうと、執筆に費やした時間よりも、調べる時間の方が圧倒的に多かったと思います。

ただ、調べながら、これまで知らなかった情報に接し、それをもとに改めて考えたり、発見することも多く、「本を書くというのは、自分の知識や、考え方を深める行為でもあるんだな」と実感しました。

また文体への注文、進め方なども、出版社によって少なからず文化が違うのだなということも、よくわかり、興味深かったです。

今回、初めて本を書くという体験をさせていただいて、結論は、「楽ではないけれども、やってみる価値はあるぞ」ということでしょうか。

そんな機会がありましたら、ぜひトライしてみることをお勧めいたします。

なお、本書はテーマ的に、展示されるのは、ほぼ東京近郊の書店に限られるのだろうと思いますが、もし店頭で見かける機会がありましたら、ぜひ手に取ってご覧頂けましたら幸いです。

今回は内容についてはほとんど触れませんでしたが、執筆しながら考えたことなどにつきましては、また追々ご紹介したいと思います。





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Saburo(辻 明人)
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