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W3C勧告以外の文書 NoteとRegistry

W3Cの文書といえば勧告(Recommendation)ですが、2012年11月2日版の"W3C Process Document"(日本語訳:W3C手続き文書)では、Noteが分離され、新たにRegistryが加えられました。このW3C手続き文書によれば、これらの文書は次のようなものです。

Note
典型的に, 仕様書に刺激を与える使用方法やその使用の最善の実施例といった技術仕様書でない情報を文書化するか, もしくは, 思いのままの作業の状態を明確にする

Registry
値や他のデータを一覧にまとめたものを文書化する

さて、Recommendation勧告ですが、NoteRegistryはどんな日本語がふさわしいでしょうか。

Note

筆者は、メモという日本語を当ててみました。
最近は、noteが普及したこともあり、ノートとする方が読みやすい気もしますが、ノートだと紙の冊子のノートのイメージもあります。もう少し堅い言い方で、覚書が良いかもしれませんが、W3C手続き文書には別個Memorandumという言葉も出てくるので、こちらの方を覚書とした方が良いと思われます。

Registry

筆者は、データ一覧という日本語を当ててみました。
カタカナでレジストリというのも考えましたが、これだと一般にはWindowsレジストリを指すことが多いと思われます。Registryを直訳して登録文書というのも考えましたが、文書の内容からするとしっくりこない気がします。

よりふさわしい日本語があれば

Recommendationに対する日本語は、勧告という広く普及した言い方がありますが、NoteRegistryに対してはまだ無いようです。筆者は、メモデータ一覧を当てましたが、よりふさわしい日本語がありましたらご意見を賜りたいです。

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