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17年目の日本語訳を振り返る

私がMathML関連の技術報告書を初めて和訳してからの15年間は15年間の日本語訳を振り返るで、16年目については16年目の日本語訳を振り返るで振り返ったところです。さらにそこから1年経ったということで、17年目の日本語訳を振り返ってみたいと思います。

文字に対するXML実体の定義(第3版)

"XML Entity Definitions for Characters (3rd Edition)"の日本語訳で、公開したのが2023年5月16日です。
以前に和訳した「文字に対するXML実体の定義(第2版)」を基に和訳を進めました。ユニコードの更新を反映したもので、細かい部分が更新されています。

W3C手続き文書(2023年6月12日版)

"W3C Process Document"(2023年6月12日版)の日本語訳で、公開したのが2023年11月28日です。
以前に和訳した「W3C手続き文書(2021年11月2日版)」を基に和訳を進めました。ディレクターの役割に関する部分が大きく更新されています。

数学作業部会憲章(2023年10月13日版)

"Math Working Group Charter"(2023年10月13日版)の日本語訳で、公開したのが2023年12月10日です。
以前に和訳した「数学作業部会憲章(2021年4月~2023年10月)」を基に和訳を進めました。勧告策定の進捗状況に応じて、成果や予定が更新されています。また、憲章の履歴の中で、1997年4月から数学作業部会憲章の更新の履歴がまとめられました。

数学用マークアップ言語 (MathML) ヴァージョン 4.0

"Mathematical Markup Language (MathML) Version 4.0"(2022年9月8日草案版)の日本語訳で、現時点でまだ途中ではありますが、2023年2月13日から12月24日にかけて徐々に公開していきました。現時点で「3 プレゼンテーションマークアップ」を中心に半分程度の和訳を終えています。
以前に和訳した「数学用マークアップ言語 (MathML) ヴァージョン 3.0 第2版」を基に和訳を進めています。細かい部分が更新されているほか、要素や属性を表す書式も更新されています。

以上が、私の17年目の日本語訳の振り返りになります。
長い文章になりましたが、ここまで読んで頂きありがとうございます。

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