私のライブの撮り方
数えてみるとライブ撮影を始めて10年が経過していたので
ライブ撮影で気をつけていることや設定などを残しておこうと思います。
仕様機材
現在使用しているカメラはNikonのD600で
メインレンズはNikon24-120mm f4とNikon80−200mm f2.8です。
ただ、ほとんどが24−120のみで、80−200に関しては
飛び道具的に使うか広い会場で寄り切れない時に使う感じです。
カメラを始めた当初に先輩のカメラマンから
ライブ撮影の基本機材を聞いた時に24-70 f2.8と70−200 f2.8は
必須と聞いて呪いのように固執していた時期もありました。
状況によっては24mmより広いレンズが欲しい時もありますが
画角内の整理のしやすさからも最低でも24mmで事足りる事が多いです。
しかし望遠域の70mmでは少し足りないことが多々ありました。
そのため24-120mmの方が自分に適しているなと感じました。
この辺りは好みだとか撮りたい対象や考え方によって変わることなので
自分なりの正解を探すのが一番いいと思います。
ライブ撮影時の設定
RAWでの撮影をしているためWBは基本的にはオートで気にしていませんが
設定で気にしているのはISO感度です。
自分の機材は最新機種ではないこともありISO感度を上げれば上げるほど
色ノリが悪くなるのと普通のことですがノイズが気になってしまいます。
今はソフトの進化により現像時にノイズも自然に消すことができますが、
色ノリの部分は後からの修正しにくいため極力ISO1600を上回らないように気をつけています。
ライブ撮影で気をつけていること
・楽しむこと
・アーティストや写真家ではなくカメラマンとして記録すること
・自分のできる限りでお客さんの邪魔にならないようにすること
この3つは忘れてしまうと今日の写真は全く良くないなとなりがちです。
音楽と撮影はリズムという観点がよく似ていると感じていて、
このリズムに対して残したい瞬間が前ノリなのか後ろノリなのか、
それともジャストなのかを意識しています。
例で言うと、
ドラマーがシンバルを叩くシーンを撮る時に
シンバルを叩く前の振りかぶったところを撮りたい→前ノリ
インパクトの瞬間を撮りたい→ジャスト
叩いたシンバルが揺れているところを撮りたい→後ノリ
こんな感じです。
これは楽しむこと、リズムや曲にのって呼吸を合わせることが大事だと思っています。
二つ目の「アーティストや写真家ではなくカメラマンとして記録すること」
これは撮ってきた10年で得た感覚で未だに完全に実践できてるわけではないです。
ついつい、いい写真を残そうが先行し過ぎてしまうことがありますので
これからも気をつけていきたいです。
ただ、
・極端に水平の取れていない写真
・ストロボを使った撮影
・魚眼レンズを使った撮影
上に書いた三つは人間の目で見た状態から大きくかけ離れる為、
写真としては見慣れない物なのでかっこいいのですが、
自分は絶対にしないと決めています。
三つ目の観ている人の邪魔にならないことは
二つ目に書いたことと似ています。
自分が主役ではなくその場に溶け込んで
一緒に楽しみその場を記録することが
自分にとってのライブ撮影だと思っています。
これからライブ撮影を始める人の参考になれば幸いです。
長くなってきたので今日はここまで。
またそのうち。
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