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No.638 フェノトピア感想

フェノトピアという2Dのアクションゲームを先日クリアしました。
全体的なプレイの感触はとてもよかったのですが、気になる点もいくつかあったので雑記として書いていきます。

良かった点
〇難易度がちょうどいい
アトラクションや戦闘が難しい部類のゲームではあるのですが、理不尽なゲーム性ではなく、何回もプレイしていたらクリアできる難易度調整だったので、純粋なゲーム体験としてはとても良いものでした。全てのボスに苦戦しました。

〇やりこみ要素が多い
体力やスタミナの最大値を上げられるアイテムに始まり、冒険を楽に進められるアイテムが手に入るGEOチャレンジ、実績など、寄り道しても楽しめる要素が散りばめられており、よかったです。
やりこみ要素をやることで本筋の物語が少し進めやすくなるのも良い調整でした。

〇世界観の作りこみ
それぞれのステージにコンセプトが感じられて、新しいステージに行くたびに、そのBGMと風景の良さに浸っていました。特に、コゼット村周辺は、ゲーム終盤にも関わらず牧歌的な雰囲気が印象に残っています。また、ムーンライト峡谷も、背景の水辺の枝垂桜の美しさは言わずもがな、時々飛んでくる敵であるナイフクリルも幻想的な雰囲気の構築に一役買っていました。

悪かった点
〇アイテムの管理が難しい
アイテム欄は最初10つ、増やしても20個程度にしかならないのにアイテムの種類が多く、同じアイテムのスタックに制限があり、重要なアイテムも同じアイテム欄に入れられるので常にアイテム欄はパンパンです。
これ自体は別にいいのですが、今はいらないアイテムを保管するボックス的なものが欲しかった…

〇選択肢は毎回「いいえ」が上
なんで?
A連打していたらいいえを押して会話が終わるのでシンプルにやりずらい。

〇ゲームの結末(ネタバレ)
主人公ゲイルの冒険の発端は、村の人々がUFOで連れ去られてしまうことから始まります。物語が進むにつれて、この地球は侵略されようとしていること、地球の人々は高値で売れるため地球の侵略前に宇宙海賊が村の人々を連れ去ったことが語られます。地球の侵略を食い止めるため、ゲイルは人体兵器フェニックスを探し、最終的にゲイル自身がフェニックスであることに気付きます。ゲイルは生みの親であるマザーコンピューターを倒し、宇宙人の侵略を食い止めるのでした…
というのが物語の概要です。
物語の内容自体は面白いです。自分自身が探し求めていたものだったという構造は驚きましたし。
ただ、この物語のラスボスはマザーコンピューターなんですよね…侵略者との闘いとか、宇宙海賊との顛末とかは全部エンディングで語られます。
物語の終着点は本当にここだったのでしょうか…ちょっと歯切れの悪さを感じました。

悪い点もいろいろ書きましたが、それを上回るぐらいやっていて面白かったのでオススメの作品です。

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