「カッコいい大人になろう」を要約
カッコいい大人はマインドで差がつく
常に「正しいか間違っているか」にこだわるのは正論を押し付けてくるタイプ。
自分が正しいと思っていると人は暴力的になる。
相手が求めているのは「正しいか間違えているか」ではなく、「何が好きで何が嫌いか」をお互いに共有し合うこと。
勉強している人は、常に最近読んだ新しい情報、新しい考え方、新しい発想の話が出てくる。
勉強していない人は、会った時いつも同じ話をしている。
忙しくなって1番削られるのは、本を読む時間。
本を読んでいない人の話は、殆どが昔の自慢話。
精神を安定させるための一番の方法は、「自分が、自分が」にならないこと。
広い目で自分を客観で見ていると「今は失敗しているけど、自分は自分なりに頑張っている。みんなも頑張っている」と思える。
下がった目線を上げる一番の方法は、目線の高い人と一緒にいること。
カッコいい大人といるだけで、目線を高く保てる。
忙しい中でも、勉強したり本を読んでいる人がいたら「自分もしないと」という気持ちになる。
放っておいたら下がる目線を、そういう人といるお陰で高く保つことができる。
人間はそういう人と一緒にいたいのだ。
それがリスペクトする、ということ。
「モテる」ということよりもリスペクトしてもらって、魅力を感じてもらうことが大切。
カッコいい大人はアプローチの仕方で差がつく
スマホなしで待ち合わせできるのが「テレパシー」
大切なのは「あの人ならこうするだろうな」と予測すること。
スマホに頼ってばかりいると予測力が奪われる。
マナーの間違いを指摘する時は、声が大きくなりがち。
正しいことを言う時に、声を大きくするのはNG。誰かを傷つけてしまう可能性がある。
正しいと思うことを言う時は、いつもより声を小さく、優しく、笑顔で言えばいい。
叱ることで「今、自分は見せ場を演じている」と自分に酔っている人はコドモである。
高齢者、赤ちゃん、動物、自分の大切なものに対する接し方で、その人が最終的に自分に優しく接してくれるかどうかわかる。
相手が大切にするものを大切にできるのが共感力。
「君のことは好きだけど、君の好きな音楽には興味ない」というのは、その人のことを本当は好きではないということ。
カッコいい大人は仕事の仕方で差がつく
上司は「全責任は私にあります」とだけ言えばいい。
「部下がしたこととはいえ、全責任は私にあります」というのは「あくまで部下がしたことで、わたしは何も知りません。だけど、私が責任を取ったことにしますよ」という意味になる。
「部下がしたこととはいえ」の一言で、部下もお客様も離れていく。大人の社会では「あなたは間違っている」とは言われない。ただ離れていくだけ。
大人度の低い人は、目上には必要以上の敬語で、目下にはいきなりタメ口。
丁寧語は、上下関係なく、すべての人に対して水平。
今は年功序列が崩れてきている。自分より年上の部下も沢山いる。若い部下に対しても丁寧語で話せることが、その人の大人度をあらわしている。
部下が正しいが、お客様からクレームがあった時に、部下に対して「ダメじゃないか」と言う人は部下よりも売り上げを大切にしている。
カッコいい大人は、部下を信じて、お客様に「二度とこんな店くるか」と言われても「それでは、またのご縁がありましたら」と言って、切ることができる。この時、部下は「自分を信じてくれてたんだな」という気持ちになれる。
自分の時間を大切にしている人は部下の時間も大切にできる。
時間の貴重さを感じることのできる上司が部下から信頼される。リスペクトとは、相手の時間を大切にすること。
優先順位がきちんと見えていないと、時間を大切にできない。「部下の時間」を尊重することは、「部下の人生」を尊重すること。
誰もやりたがらない、でも、しなければならない仕事をする人を、周りの人は評価する。
花形仕事はみんなが見ているから、それをすることによって評価が上がると思われがちだが、実際は逆である。地味な仕事を自分からしよう。
経験と体験は違う。
経験は、知っていることをすること。
体験は、初めてのことをすること。
体験量の多い人は、たくさん恥をかいて、冷や汗をたくさんかいている。
慣れている無難な仕事ばかりしていると、その人の体験量は圧倒的に減っていく。
魅力があるのは、体験量の多い人なのだ。
仕事のできる上司は、付箋でナイスなアドバイスができる。
それは言語力があるから。
人とのコミュニケーションにおいて、言語化できる力は大切。
「あの人とまた会いたい」と思うのは、「あの人」のコミュニケーション能力に魅力を感じるから。
「自分は口下手だから。」と言う人は言葉を増やしていないし、何の努力もしていない。
人を貶す時は「タクシーの運転手」「ウエイター」「コンビニの店員」などとカテゴリーで言う。
最初からカテゴリーで、人に接している。
相手と名前で接する瞬間に、人間と人間の付き合いが生まれる。
相手の名前を覚えるということは、相手を1人の人間として尊重しているということ。
名前を覚えている人に、嫌な人はいない。
人の話を聞く時に大切なのは、相手の感情を酌みとること。
話の筋を聞くことではない。
体験の話はたいてい感情的になっているので、話の筋がわからない。
カッコいい大人は、相手がどんなに支離滅裂でも、「それで、それで」と、どこまでもつきあえる。
「忙しい、忙しい」と言う人は、自分が1番忙しいと思い込んでいる。
もっと忙しい人が「全然暇ですよ」
と言っているのを鵜呑みにして、相手の時間を貴重に感じない。
その場で決断できれば話は短くなる。
「自分が嫌われたらどうしよう」というのは、自分中心の考え方。
その場で決断できる人は、自分で責任をとる覚悟を持っている。
荷物の多さは自己肯定感の低さから生まれる。
自己肯定感が低くなればなるほど、荷物は増えていく。
自分のカバンの中に、何が入っているかわからない状態になる。
一回入れたものが永遠に入り続けてら必要なものでいっぱいになる。
カバンの中身をすべて出せるのは、自分を見つめることができる人。
目線を合わせないのは忙しいからではない。自己肯定感が低いからだ。
人間が怖い、攻撃されている、自分は嫌われていると思う人は、相手の目を見ることができない。
「ありがとう」と言う時は、自分のおへそが相手に向く状態にする。人間は、おへそに本音がでる。
「ありがとう、そこに置いといて」という一言が感じが悪くなるのは、体の使い方に原因がある
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