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読書感想文を書き始めることにする

 もともと文章の練習としてブログを始めようとしていたものの、ずるずると先延ばしにしたまま何年も経ってしまったので、ようやく重い腰を上げて始めようと思う。

 今回重い腰を上げようとしたきっかけは、先日購入した「学びを結果に変える アウトプット大全 著:樺沢紫苑」を読んだことから始まる。昨年8月に初版発行されたこの本は、今でも書店のビジネス書籍ランキングコーナーで上位に置いてあるような人気の本だ。
 
 もともと僕はこの手のちょっと意識高い系の本が好きだ。僕自身はできれば働かずに好きなことだけして暮らしていたい類の人間だけど、もともとのミーハーな気質も相まってこうした本が平積みされているとついつい手に取ってしまう。

 この本は著者である樺沢氏が精神科医であることもあり、書く、話す、感情表現するといった多種多様なアウトプットの効果的な方法が脳科学の観点から紹介されている。
 
 僕がその中でも特に期待をしたのは「書く」についてだ。特に自分は長い文章をまとめるといった事が苦手で、口頭で済ませられる部分はどうしても口頭で済ませたくなってしまう。よってメールよりも電話派、電話よりも対話派である。営業マン時代から上司には「お前は顔で物を言うタイプの人間だ」とよく言われたものだ。
 
 しかし、僕がこれからも趣味のボードゲームなどで様々な企画などをより多くの人に発信していくに当たって、書くということは避けては通れない段階に来てしまった。
 とくにゲームマーケット春2019では様々なボードゲームアクセサリーをまとめた「ミープルボタンマガジン(仮)」というファッション誌を出そうと決めている。雑誌を出せば当然僕は編集長だ。ファッション誌といえどコラムを書く必要も出てくるだろうし、料理ボドゲ会やボドゲネイルのような誌面映えするような企画に対しては主催にインタビューをして対談をまとめたいといった展望もある。今のうちから文章を書くことには慣れておいた方がいい。

 さて、本書にあった「書く」について学び取れたことを以下に箇条書きする。

①インプットとアウトプットの理想の比率は3:7。
実際にコロンビア大学での研究でも記憶することと練習することの相関関係において、記憶に費やす時間と練習に費やす時間が3:7のチームがもっとも良い成績を納めている。にもかかわらず、日本の多くのサラリーマンの8割はインプットとアウトプットの比率が7:3。多くの人がインプット中心の勉強をしている。

②本を読むことに追われてアウトプットできなくなるぐらいなら、読む本を減らした方がいい。
10冊の本をただ読んで終わりにするより、3冊の本に書かれている内容をきちんと自分なりに実践していく方がはるかに学びの効率がいい。

③一番アウトプットの効率がいいのはインプットの直後。
朝起きた直後は夢の内容を思い出せるが、その内容は数分で失われていくのと一緒。

④文章はネットにアップしろ。
文章を上達させるにはたくさん書くことが一番の近道だが、誰からも読まれない文章を何万字書いても上達しない。ネットにアップすることは批判にさらされるリスクも伴うが、誰に読まれるかわからないという緊張感が上達に不可欠。

⑤時間を決めて書け。
だらだらと2倍の時間をかけても2倍の品質の文章は書けない。

⑥最初に文章の構成を決めて書け。
構成が決まってれば一文書くたびに手を止めて次の文章を考える無駄がなくなる。構成を決めずに文章を書くのは設計図を書かずに家を建てるのと同じこと。

 
 上記のような学びから、今後は読んだ本の感想をnoteにまとめる事に決めた。また、一つの記事に長時間かけることは練習としての効率も悪く、継続していくという意味でものちのち大きな負担になってくる。この記事も構成を練る時間も含めて60分で書くと決めてタイマーをかけた。これで早速学びの④、⑤、⑥が実践できたことになる。

 幸い、今の会社は通勤時間が長いので本を読む時間は多い。今後は①を意識しながら②を重視して、読む冊数よりも、そこから学んだことを的確にまとめ、実践していく事を重視する。③はどこまで実行できるかわからないが、一日のスケジュールを立てるときに意識して組み込んで見ることにする。

 他にも、本には直接マーカーで書き込めなどのTIPSも数多く掲載されている。今年の抱負の一つは「年長者から学び、愚直に模倣する」と決めてあるので、そうした事も馬鹿にせず実行していきたい。オリジナリティを出すのは企画の中身でいいのだ。

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