戦争のトラウマに苦しむ子どもたち。#ウクライナの今
ウクライナに取材に来ています。
日本の平和学習をアップデートさせたいという思いからです。
ウクライナ侵攻をどうすれば防げたのか、日本は何を学ぶべきなのか考えたいです。
日本でのウクライナの報道は減りましたし、内容も戦況や被害実態が多いと思います。
そうではなく、日本の子どもと同世代の子が、どんな戦争の被害にあい、日常生活がどう変わったのか、日本の子どもたちに伝えたいと思いました。
昨日はボロジャンカに行き、仮設住宅に住む男の子や、家が壊されてしまった子、ロシア軍が家にやってきた子などに取材しました。
「トラウマで身体が震える」「夜は怖くて眠れなくなった」「学校は破壊されたから通えない」「友達が避難していなくなったから遊べない」という声を聞きました。
戦争というのは当たり前の日常生活を奪っていきます。
また、そのような状況を知った上で、平和のために祈るだけではなく、平和を作るためには何が必要か、私自身含め、日本の皆さんと議論をしたいと考えています。
侵攻してきたロシアがいけないけど、その上で、国を守るために何が必要だったと思うのか?という質問をして回っています。
「防衛費にもっと予算を割くべきだった」「武器をもっと購入すべきだった」「外交努力をすべきだった」など。
ロシアの隣国ということで、日本人だと伝えると心配されることもあります。日本へのアドバイスも聞いています。「平和に過ごしたいのであれば、備えるしかない」「気づいた時には遅い」と。
日本は、残念ながら中国、北朝鮮、ロシアという国に囲まれています。安全保障はどうしても、特定のイデオロギーで議論されがちですが、そうではなく現実的な安全保障について話し、平和を作るために私たちが何ができるのか、提起していきたいと思います。
ウクライナ侵攻から日本が学ぶべきことは何か。何を議論すべきなのか。侵攻から半年が経とうとしている今だからこそ、皆さんと議論したいです。そのために現地にきています。
女性の性被害の情報を収集する市議、日本人義勇兵、歴史学者などにも取材しました。歴史学者は、侵攻を予測していて、実際に避難の準備などはしていたが、警鐘は鳴らせなかったと後悔してました。
ウクライナ取材ですが、お金がたくさんかかっています。飛行機代などの交通費、翻訳、宿泊費、保険などの経費をぜひご支援いただけると嬉しいです。帰国後、YouTubeを中心に動画をアップする予定です。学校での平和学習に活用してもらいたい、若い人に戦争について考えてもらいたいと思っています。サポートお願いします。
https://www.takamatsunana.com/support
翻訳が必要なインタビュー動画などは時間がかかると思いますが、簡単な取材経過についてはインスタグラム、twitter、 tikotok、YouTubeショートなどで行なっています。こちらもフォローお願いします。ぜひチャンネル登録お願いします。
また取材報告や記事など書かせてもらえるコラボさせていただくメディアも探していますので、ご連絡ください!
「売名行為だ」「現地にいく必要があるのか」「なぜここを取材しないのか」などいろいろな批判があり、正直疲れます。ジャーナリストとは常に批判にさらされる職業だということは理解していますが、安全管理が第一なので、そのような声に惑わされ精神をすり減らすことなく、慎重に取材をすすめていければと思います。応援コメントをいただけるだけでも励みになります。現場の声、一般の子ども、市民の声を届けていきますので、ぜひその声を広めるために拡散などしていただけることも大変ありがたいです。
本日、明日はキーウの危険が高まることが予測されています。安全第一に取材を進めます。