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【ご報告】本気の自治体とタッグを組み、日本の主権者教育の先行モデルを作ります。

お金が本当になかった。ホームレスだった私に伝えたい。「大丈夫だよ、報われる日が来る」と。

お嬢様芸人としてデビューしたが、慶応の大学院は学費が高く、大学院1年生の時に起業したが、貯金は数千円に。もうダメだ。実は今だから明かすが一時は、家がなくホームレス状態だった。ファミレスや大学で過ごしたり、自分の会社に寝泊まりしたり、無茶苦茶だった。しかも、数年間。1日数時間しか寝ずに勉強と仕事でいっぱいいっぱいだった。

「若者と政治の距離を身近にしたい。」みんなが政治や社会問題に興味をもち、議論し、行動するようになれば社会は変わると信じてきた。

その第一歩として、自分ができること。それは、お笑い芸人が出張授業をする「笑える!政治教育ショー」を全国の学校に届けたい。その一心だった。2016年に起業。きつかった。

(記念すべき第1校目は、北海道の学校)

若者の政治参加は、社会全体で見たら、いいこと。だけど、短期的にみて儲かる人やアクターが中々いない。会社を経営して、6年。昨年入院し、そのあとにヘトヘトの状態で選挙に。選挙啓発で100万円ほど赤字。どうすればいいのだろうかと途方にくれていた。気づいたら当時いくつかあった他の団体は撤退していた。理由は資金難が多かった。全国規模で主権者教育をやる唯一の会社に気づけばなっていた。日本での主権者教育の行方をになっていると思うと、そのプレッシャーの大きさに震えた。何度もクラウドファンディングをして支えてきていただいたが、めちゃくちゃありがたい反面、ずっとみなさまの善意に頼りっぱなしで、本当にこれで良いのだろうかと。

一から見直す必要がある。そう思い、ヨーロッパとの二拠点生活を決意し、海外のシティズンシップの取材を始めた。

そんな時に奇跡がおきた。

ある日、知事から電話がかかる

群馬県の山本一太知事から昨年末電話をもらった。

「YouTubeを見ました。主権者教育に力を入れていきたいから力を貸してほしい。」そう言われ、驚いた。それからすぐに、群馬県庁に行って意見交換をした。人口が減少している群馬県では、今の群馬を変えるための人材育成が欠かせないこと。そのために、自ら考え、新しい領域で動き出す力を持つ「始動人」を育成したいと。

 それは、まさに社会課題を解決する変革者を作りたいと考えている私たち笑下村塾にとって、目指す未来は同じだということで今回タッグを組ませていただくことになった。

 なんと、群馬県内全ての学校(高校)を対象に、「笑える!政治教育ショー」を実施することになった。

唯一の主権者の会社として

 笑下村塾は日本で唯一の主権者教育を専門とした会社だ。私が大学院生のとき、18歳選挙権が導入されたのをきっかけに会社を設立した。あれから6年。出張授業を6万人以上に実施してきた。

 主権者教育の現場の課題、どうすればより効果的なのか、海外視察や取材、各省庁や政治家との意見交換などさまざまなことをし、ノウハウが笑下村塾にはたくさんある。1回の授業で高校の投票率が84%になったこともある。だが、このようなNPOや株式会社も主権者教育はお金にならず、撤退していった。

 ついに笑下村塾が、日本で唯一の主権者教育の会社になってしまった。全国規模でおこなっているのは弊社だけ。日本から主権者教育を閉ざしてしまってはダメだ。そう思い、がむしゃらに動いてきた。
 若者の政治参加が高いスウェーデンでは、国が若者団体に年間37億円ほど支援し、主権者教育を支えている。主権者教育が盛んな国では、税金が使われ、主権者としての意識を育成することが大切だという理解が社会にある。 このように主権者教育において、行政と民間の大規模な連携が少ない中、本プロジェクトは日本で先駆けとなる。

日本の先駆けとなる

 このままでは、子どもたちにツケをたくさん回してしまう。だからこそ、今の社会課題を変えていくことが大切だと考えている。まさに、群馬県が掲げる「始動人」の育成だ。

 海外の主権者教育の現状を取材するためイギリスにいっている私は、それがヨーロッパでも重視されていることだということを知った。OECDでは、エージェンシー教育という「変化を起こすために目標を設定し、責任をもって行動する力」の育成が注目されている。

 日本では4月から高校で「公共」が必修化され、主権者教育の実施が注目される。公共の先行モデルにもなれるように頑張ります。

 「笑える!政治教育ショーin群馬」が、日本を先駆ける主権者教育の成功モデルとなり、それが全国に広がること、世界でも参考にされるように努力します。

 主権者教育は、何が効果的なのかという計量分析の研究が少なく、アカデミックなアプローチも少ないのが現状だ。今回は、関西学院大学の善教将大教授の指導の下、効果検証を行い、今後の日本の主権者教育に役立てるようにもする。

 ようやくスタートラインに立った。日本初の主権者教育の大規模なプロジェクト。今までのノウハウや蓄積を形にし、日本の教育を変えたい。ぜひ日本の先行モデルとなる主権者教育を群馬から作りだすことを応援してください。

【イギリスから記者会見に参加しました】

笑える!政治教育ショーin群馬【群馬県全高校に出張を目指します!】

https://youtu.be/CMvdn2PfG6E

取材依頼などお待ちしています

https://www.shoukasonjuku.com/seijikyouiku-gunma

7月の参議院選挙に向けて大規模な企画も始動中です!!

イギリスで学んだこともしっかりいかします!!


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