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ウクライナへ取材に行きます。

8月15日。戦後77年が経ちました。
私の祖父は戦争を経験しています。

小学校3年生ぐらいの時、夏休みの課題で、「おじいちゃん、おばあちゃんに戦争の話をきく」という課題がありました。

正直、かなり忘れてしまいましたが、戦争は恐ろしく二度としてはならないと思いました。

祖母は、「嫌な思い出を話したくない」といい、話しを聞かせてもらえませんでした。祖母は、認知症で私のことがわかりません。祖父は、亡くなってしまいました。もう戦争の話を聞くことができません。
もっと話を聞いておくべきだったと後悔しています。

戦争を語り継ぐ、語り部の方が高齢化していることを本当に実感します。

最近、私の会社、笑下村塾では、「平和学習」をやってほしいという依頼が多くあります。

「SDGsと戦争」をテーマにした内容は好評です。飢えや水不足が紛争を招くこと、ODAなどで国際的な信頼を勝ち取ることや経済的な関係を作っておくことも大事であること、近年、世界では気候変動対策も防衛政策になっていることなど、持続可能な社会を作ることの大切さをお話しています。ハイブリッド戦争などによりフェイクニュースなどが広がり、私たちもスマホ1つで戦争に間接的に参加していることになるなど、今までとは少し違った視点で伝えていることから、先生方に「昔の出来事ではなく、今の出来事として子どもたちが戦争を捉えられた」という声をいただいています。

NHKの時に上司と平和教育がどうあるべきか居酒屋で議論をしたことがあります。その私の尊敬する上司は、自分の子どもに「平和は祈るものではなく、作るものだ」と教えているそうで、私もその通りだと思っていたので、意気投合しました。

そんな中、ウクライナ侵攻が起きました。私は、イギリスに行き、ウクライナ避難民の方にインタビューをしました。当たり前ですが、戦争というのはある日突然、日常生活を奪うということにショックを受けました。「自分たちの文化が奪われた上で、平和はない。独立なくして平和ではない」「愛する夫と会えないのは寂しいけど、国を守るためには男子の出国制限は必要だ」というお話を聞き、平和とは何か改めて考えさせられました。

「まさかロシアが侵攻してくるなんてー。」では、どうすればウクライナ侵攻は防げたのか?ウクライナ避難民の方とお話しすると「日本はロシアの隣の国で、北方領土で軍事演習をしているけど大丈夫か?」と逆に心配されたりもしました。

学校での平和学習をアップデートする、それは戦争は恐ろしさを伝え、戦争のない世界を祈るということだけではなく、力による現状の変更をする国とどう向き合うべきか、私たちができることは何かなど、平和を作るための教育が求められます。

今までは、そこまで詳しくなかった防衛の取材も進めています。平和を作るためには、防衛、外交どちらも必要です。日本にできる最大の世界平和は、「台湾有事を防ぐことにあるのではないか」と先日、外交・防衛に詳しい政治家の方に取材して言われました。

中国、ロシア、北朝鮮が隣国という日本。「まさか」をおこさないために、私たちが何ができるか。平和を作るための教育というのをしっかり取材したいと思います。戦争の悲惨さ、日本の子どもたちと同世代の子の話、いつ危機感を覚えたのか、それに対してどんなことができたのかという悔いはあるのかなどを中心に声を聞きたいと思います。

ウクライナ取材のための取材費用をよろしければサポートしていただけると嬉しいです。

https://www.takamatsunana.com/support

また聞いてほしいことも募集しています。
https://youtu.be/FT_FLYtmUFs

YouTubeのコメント欄にでもいいですし、
#ウクライナの今 #たかまつななチャンネル  などとつけてtwitterでつぶやいていただいてもOKです。

ウクライナ侵攻から半年ほどたった今をしっかり見つめてきます。YouTubeやtwitterに随時アップしていきます。取材にあたり、先輩ジャーナリストの方や戦場にいかれた経験がある方にアドバイスをたくさんいただきました。安全には最大限気をつけて無理のない取材をしてきます。ぜひ応援してください。


基本的にすべての記事は無料でご覧いただけます。もし有益だと思っていただけたらサポートいただけますと幸いです。「笑いで世直し」するための活動費(イベント代、取材費等)として大切に使わせていただきます。