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NHKを辞めた日のドキュメントが放送されます。


7月31日。
NHKの最終出勤日。

テレビ東京の番組のスタッフさんとNHKに向かった。
最後の日を密着していただいた。

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そして、そのまま、テレビ東京へ。
挨拶回りをし、清々しい思いと同時に、
まだ少し「これで、良かったのだろうか」「もっとできたことがあったのではないか」「この先大丈夫かな」という不安もあった。

その不安や心配が漏れていると思う。
NHKに入る前に、出演した「じっくり聞いタロウ」。
また出演させていただきました。

それが今宵、放送されます。

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●9/17(木)24:12~25:00 テレビ東京「じっくり聞いタロウ」(放送予定)
ネプチューン名倉さん、次長課長河本さんと NHKをなぜ辞めたのかお話させてもらいました。NHKを辞めた日に密着してもらいました。

河本さんは、初のトーク番組もご一緒させていただいたし、何かとご縁があります。
「頑張っているね」とすごく声をかけていただき、嬉しかったです。
はじめて共演させていただいてから7年ぐらい経ったかなぁ。

そして、時系列としては、そのあと、大好きなEXITさんが司会をつとめる
abemaTVに出させてもらいました。

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YouTubeもコラボさせていただき
「社会的なことに関心をもち発信したいと思ったきっかけになったからありがたかった」とその当時のことをおっしゃっていただいたので嬉しかった。

こちら神回なので、ぜひご覧ください。
https://youtu.be/O2yqO-niJMA

番組では、私がNHKを辞めたことを大々的に特集していただいた。

「NHKとは何か。」
私にはその問いが求められる。批判することも、絶賛することも、
いい方向にむかう発言もできる。

個人的な感情で話さないこと、NHKでしか知り得えない情報を言わないこと、NHKがよくなるための発言であることを意識している。

そして現場でたたかう仲間の応援や味方になったり、その声を代弁することを意識している。

基本的に自分の実力や忍耐があれば、私がやりたかったことはNHKでできたと思う。だけど、すぐに若い人へ政治や社会問題を伝える番組を作りたいとおもい時事YouTuberに転身した。

すると、abemaTVでテレビ朝日のアナウンサーの方と驚くべくやりとりをした。私はスピード感をもって報道したかったけど、忖度とか圧力というよりも、おそらく言えるけど事実を掴むのに時間がかかりスピード感がだせなかったことがストレスがたまった。

そのことをこのようにいった。

「NHKは強大なファクトがあれば報じられる。政治の問題になると、より強いファクトが求めたり、脇をかためる必要があったりもします。」

するとアナウンサーの方が
「組織の内部にいた人がそれを言うのは素晴らしいですね。憶測で報道していないということですよね」

みたいなやりとりをした。

NHKを辞めた人が、NHKで圧力や忖度で報じられないことがあると暴露するケースも多々あるが、それは、その前段の話だ。

NHKが間違いを報じることは少ない。民放出演やバラエティの出演も多いが作り方が全然違う。報じるべきことを慎重になりすぎて報じていないことはある。でも、報じられていることに嘘はない。視点が足りないことはもちろんあるが、嘘ではない。

テレビ朝日は、憶測でいうことがあるのかなぁと不安になってしまった。言葉のあやだったら申し訳ないですが、NHKを辞めた人は、まずNHKが事実を積み重ねて報じていることを強くいった上で、批判をするならした方がいいと私は確信に変わった。

別の方から鋭い質問がきた。
「では、吉村知事のイソジンは報じていないんですか?」
「それに関してNHKがどのように報じたか分からないのですが、政治家や省庁などの会見などは、その会見を開いていることは事実だから、ニュースでは、その内容の検証は行っていないという立場だと思います」と答えた。

私は2年ちょっとしかいなかった。
だから、何がわかるんだ。その通りだと思う。

でも、NHKの報道現場にいて、メディアに数百回でて、いろんなメディアを知っている人は少ない。

NHKの良さも悪さもちゃんと伝えられるようにしたいと思う。
NHKを明らかに悪く言って欲しいという仕事は断っている。
でも、賛否両方いえるものは受けている。
NHKの可能性は無限にある。

今フェイクニュースが蔓延する中で、
NHKがどれだけネットで存在感を示すことができるか。
公共放送としての真価が問われている。

民業圧迫などいわれ、アクセルとブレーキを同時に踏んでいる印象だ。
なんとか、NHKが公共放送としてより視聴者の方のためになるよう、外部からいい批評をする。

生意気だけど、しっかりとしたい。いい放送がでたときに、これはこういう点ですごいと内部にいたから分かる。そういうことをこれからは、特に声高らかにいいたい。これを今このタイミングで出せるのは、すごいと。批判は殺到するけど、いいドキュメンタリーはあまり話題にならないことも多い。
もったいない。

ネットでの知見を集め、中にいる人とうまく連携していきたいとも思う。

あんなに社会を伝えることで良くしたいと日々思う仲間がたくさんいる現場はあまりない。あそこで仕事ができたのは幸せだった。
そんな仲間とまた仕事をさせてもらえるよう頑張ります。


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そして、今、私はNHKを辞めてよかった。
あの密着の日はそんな顔をしていないかもしれませんが、この1ヶ月半で、心からそう思えています。

やめてから週に2~3回、いろんな部署の方から送別会をしてもらい、まだ続いています…笑。

政治や社会問題、メディアの話がつきない。
すごく成長した。一生の財産だ。

NHKに入ったこと本当に後悔していない。
採用してくれた人にそれを言ったら、
すごく心配してくださっていたので喜んでいた。

NHKに入ることを後押ししてくださった方にも、私がいない中、笑下村塾をまもってくださった方、私を信じてライブに足を運び続けてくださったファンの方にも心より応援申し上げます。

●たかまつななチャンネル
https://www.youtube.com/user/takamatsuch


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