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Xiaomi Smart Band7は自転車通勤に最適なスマートバンドだった

自転車通勤を始めてから体調管理を目的としてログや走っているときの心拍数を取っておくことにしている。特に走行中の心拍数を把握しておきたいというかそこがメイン。自転車通勤をトレーニングという位置づけにはしていないので、あまり心拍数を上げすぎてしまうとぐったりと疲れてしまいその後の業務に影響が出てしまうので。

本当はサイクルコンピュータや心拍センサを使えばいろいろできるのだろうけど、ケイデンスや速度などの厳密な管理をするつもりもないので、Galaxy Watch4というスマートウォッチを使ってきた。

心拍数と走った時間、距離などを把握するという目的は達成できているが、Galaxy Watch4の致命的な欠点としてとにかくバッテリが持たない。ディスプレイの常時表示をOFFにしたり、スマートフォンからの通知を切ったりと工夫はしてみたけどサイクリングモードにすると5時間程度でバッテリがゼロになる。時計として使うだけでも丸一日持続しないので、自転車用途としても時計としても非常に使いづらい。

検討したのは、

  1. サイクルコンピュータ + 心拍センサ

  2. スポーツ用腕時計 + 心拍センサ

  3. よりバッテリ持続時間が長い心拍センサ付のスマートウォッチ

それぞれメリットとデメリットがあって1とか2だとナビ付だったりトライアスロンのように長時間駆動したりと本格的なものもあるが、自転車通勤には過剰な性能、かつ5-10万円くらいとかなり高価になってしまう。心拍センサも胸に取り付ける必要があり管理が面倒。

3が一番カジュアルに使えるけど、AppleWatchなどの高機能なスマートウォッチだとやはり価格も高価になりバッテリも不安が残る。色々さがしていると7月に発売されたXiaomi Smart Band 7の評判がすこぶる良さそう。

個別の機能を比べてしまうとスマートウォッチやサイクルコンピュータに劣る部分はたくさんあるが、心拍数も取得できるし走ったルートも記録できる。おまけに血中酸素レベルも取れる上に最大で14日間の連続利用ができるとのこと。どこまで正確にデータを取得できるのかは不明だけど、アスリートを目指しているわけではないので、これで十分だろう。

あれができないこれができないという細かい機能に難癖をつけるのは簡単だけど、全てを許してしまうのがその価格。ちょうどキャンペーンもやっている関係もあって公式サイトで購入すると、本体+予備のバンドを加えた価格が6,490円(税込)という超格安で手に入れられる。

8月19日に注文して翌日には到着していた

まだ使い始めて5日程度しか経っていないので、ファーストインプレッション的な感想を。

心拍センサ

特に大きな不具合もなさそうで、自転車走行中はほぼリアルタイムに計測しているように見える。心拍数が指定した値を超えると、バイブレーション機能で通知してくれるのでわかりやすい。

運動していないときもある程度の間隔をあけて計測をしている様子

走行ログ

Smart Band 7にGPS機能はないのでスマートフォンと連携して位置情報を取得する。一見不便そうだけどスマートフォンが持っている座標は割と精度が高いので、スマートフォンを持っている前提であれば十分な精度で取得できる。

気になるのは、アクティビティで屋外サイクリングを選択するとBandとスマートフォンの位置情報が連携されるまで数十秒から1分程度時間がかかることくらいか。まあこれも、家を出る直前に連携しておけばいいだけなので大きな問題ではない。

信号待ちや休憩時などは精度高く計測を自動ストップしてくれるので、所謂サイクルコンピュータ的に使っても違和感はない。

バッテリ

カタログ値では最大14日とのことだけど、以下の条件だと5日間で残量19%だったので、充電に悩まされるようなことはなさそう。

・毎朝1.5-2時間の自転車アクティビティ
・常時表示なし
・Notification通知は電話のみ
・明るさは最大

充電時間も19%から100%まで1時間程度だったので割と早い。この辺はそもそもバッテリ容量が少ないのと、下手にマグネット充電などせずに専用アダプタで充電しているからかもしれない。

充電は専用ケーブルを使う

視認性

視認性に関してはディスプレイ自体が1.62インチと小さいが、 AMOLEDディスプレイで解像度も192 × 490ピクセル、326 PPIと高解像度に加え、明るさが最大500nitなので、真夏の炎天下でも見えにくいということはない。

横から見てもそれなりに見える

ただ心拍数が上がりすぎた時にはバイブレーションで通知してくれるので、自転車に乗っているときに頻繁に見ることはあまりないと思う。

全体の印象

時計としてみるとデザイン性に優れているわけではないので、ジャケットを着たりするような外出時だと違和感あるかも。最近はスーツを着るような外出をする機会もないので、気にならないけど。
バンドは樹脂製で質感は高くはないがその分軽く肌触りも良いので、自転車通勤やジョギングには向いているとは感じる。耐久性については今のところよくわからないけど、追加で買っても数百円なのでガシガシ使って劣化したり壊れたりしたら買い替えるという割り切った使い方がいいのかもしれない。

常時表示に関しては個人的には優先度は高くないのでOFFにして使っている。Band自体を傾けると表示されるが、反応が悪くて表示されないということもないので、バッテリを考慮するとONにする必要もないと思う。

前述した通りサイクルコンピュータやスポーツに特化した時計と比べると足りない部分は多いかもしれないけど、自転車通勤のログを取ったり、ロングライドやジョギング、ウォーキングなどをしたりするには必要受分だと思う。

おまけで、睡眠状態やストレス状態なども見られるので、継続して着けていればもう少し深い健康管理もできそう。

とにかく価格が安いのでカジュアルに試してみるというのにはハイコストパフォーマンスなスマートバンドだと思う。スマートフォン側のアプリの使い勝手についてももう少し深堀してみたい。

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