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【音楽と日常】バック・オン・ザ・ストリーツ

ゲーリームーアを追いかけ最初に買ったアルバムが、ソロアルバムの「バック・オン・ザ・ストリーツ」だった。

バック・オン・ザ・ストリーツ

このアルバムについては、ゲーリームーアが参加していたシン・リジーコロシアムIIをミックスしたレコードと言われている。
収録曲は8曲。

  1. Back on the Streets  4:25

  2. Don't Believe a Word  3:53

  3. Fanatical Fascists  3:06

  4. Flight of the Snow Moose  7:18

  5. Hurricane  4:54

  6. Song for Donna  5:32

  7. What Would You Rather Bee or a Wasp  4:57

  8. Parisienne Walkways  3:22

クレジットには、1977年12月31日とある。

このアルバムで私が気に入ったのは、「Parisienne Walkways」と「Flight of the Snow Moose」「Song for Donna」の3曲だった。

Parisienne Walkways(パリの散歩道)

「Parisienne Walkways(パリの散歩道)」はフィギュアスケートの羽生結弦さんが2013年のグランプリ(GP)ファイナルのSPでの演目で使用された曲。
テレビから「Parisienne Walkways」が流れた時はかなり驚いた。
発売から35年経て当然表舞台に登場したような感じがして嬉しかった。
改めて過去の履歴を確認すると、アイルランド、イギリス、フランスでヒットチャート・ベスト10内に入った記録があった。
でも、日本ではあまり知られていなかったように思う。

スローテンポの曲で、ゲーリームーアの哀愁感漂うギターとフィリップ・ライノット(私にとっては、フィル・リノットの方がなじみが深いが)の少しこもった感じの語りかけるようなボーカルが心を落ち着かされる。
二人のアイルランド人の織りなす音楽が好きだった。

Flight of the Snow Moose

Flight of the Snow Mooseは、イントロのスパニッシュギターとシンセサイザーの不協和音から始まるインストルメンタル曲。
ゲーリームーアとドン・エイリーが奏でる主題のメロディー、速弾きとドン・エイリーのシンセサイザーの絡み具合とサイモン・フィリップスのテクニカルなドラムスが幻想的な雰囲気を醸し出す。
コロシアムIIとはドラマー(ジョン・ハイズマン)が違うことで、フュージョン色の強い曲調になっている。

サイモン・フィリップスというドラマーを知り、注目するようになり、好きになったのはこの曲を通してだった。
数年前に丸の内のCOTTON CLUBでサイモン・フィリップスの演奏を観たとき際は、間近で観たドラムさばきに感激した。

Song for Donna

Song for Donnaは、ゲーリームーアがボーカルを務めるスローなバラード曲。
ムーアのギターとドン・エイリーのキーボードが奏でる優しいメロディが心地よく、ムーアの歌い上げるボーカルが切なさを感じた。
ジョン・ハイズマンやサイモン・フィリップスといったテクニカルなドラマーとは違うブライアン・ダウニーの落ち着いたドラムスも曲にマッチして心地よい仕上がりになっている。

参加ミュージシャン

ゲイリー・ムーア - ボーカル、ギター
ドン・エイリー - キーボード
フィル・ライノット - ボーカル、ベース、アコースティック・ギター
ジョン・モール - ベース
サイモン・フィリップス - ドラムス
ブライアン・ダウニー - ドラムス

顔ぶりをみると確かにシン・リジーとコロシアムⅡの混成チームだ。

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