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来店者様を聞く理由

幹事様にはお手間とらせてしまうのだけれど、
僕が毎回幹事様にお連れ様の情報を聞く理由(インスタアカウントがあればそれを)

それは大きく分けて3つある

一つは、
いつ誰が誰と来たのかを毎回メモしていて、次回来店時にはいつ来たのかをわかるようにしている事。
それは、以前来店した時にこんな話ししましたよね!とかゴルフ好きでしたよねとか、些細な事でも前回の事を覚えていて話しされると嬉しいものでしょ。
僕は無愛想だから特に話しをするきっかけ作りにもなるから。

2つ目は、来店した事があるのかそうで無いのか。
仮に貸切の会で、幹事さん含めて他の方も何度も来店しているメンバーの時ならば、
その時のメニューに加えて遊びメニューを出してあげたいと思うから、
(その日のメニューは書き留めているし、来店者様とすり合わせる)
この時期のこれは何度も食べてるな、じゃーまさ食堂で出すような遊びメニュー出してあげたいなとか。相手を思い考えながらメニューを決めたい。その心の気持ちが1番大切だと思うから。お母さんが子供に作るご飯の様に。

ただ、その逆ももちろんある!
幹事さん以外初めての方が多い時には、
その季節の王道のメニューを食べて頂く。
仮に1人の方がジビエが苦手と言われたら、
メインの鹿肉を出さないで対応するという選択肢は今の所無いので幹事様には他のメンバーに変えてもらう事も稀にある。

3つ目が、1番大切で
来店後には必ずお礼のメッセージをさせて頂く。
それは僕も人間だからズレることは多々ある、料理はもちろんサービスや空間作り、ワンオペだから仕方ないではなく、
お一人お一人にやれる事はもっとあったよなと毎回どこかに反省点があるからこそ、
次の来店の際にはまた頑張りますのでご来店お待ちしてます、
次はもう少しお話しさせてくださいとか
それぞれのお客様に足りてなかった所に対して気持ちをお伝えする。

そうやって一人一人に接していくからこそ自分の反省点を見つめ、成長が出来、
お客様と一緒に店作りができるからこそ
お客様にもその気持ちが伝わり、また来店したいと思って下さる様になると思う。

少しずつ料理もお客様との関係性も築いていくからこそ一期一会の時を大切にして食材にも向き合って食べて下さり、
そしてうちの店のコンセプトに合うお客様が集まり、唯一無二の空間作りが出来上がると思う。

このnoteも同じで、食べに来て下さっている時だけでは伝えきれない思いや願い、ボキャブラも含めたボクという人間を理解して貰える場だと思っている。
一朝一夕では出来ない日々思い考え悩むからこそ伝わる事がある。

#takamasa  
#渡邊将史  
#飲食店の社会的地位の向上が最大の目的理由      
#食は心を育てる物礼節の学び場          
#今のままでは日本の食文化やレストラン料理人が育たない        
#オーナーもお客様もルールの上に成り立つ      
#お山の大将を無くし      
#料理人の前に人としての当たり前をしなければ変えられない    


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