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【トーストマスターズ】 エリアディレクターの役割

 さて、今回はエリアディレクターについて
 (私は去年2019年ー2020年に担当しました)

トーストマスターズについて知らない方は、概要をこちらをご視聴ください。


Toastmasters のサイトによると・・・

Area Director:
As area director, you serve as the direct liaison between the district and the clubs. The District Administrative Bylaws provide for the selection of area directors either by appointment by the district director or by election by the area councils. Toastmasters International recommends that district directors appoint area directors. Area directors conduct club visits twice a year within their respective areas to understand and support club needs. In turn, these visits help district leaders understand how to support and meet the needs of each club. It is important that area directors have the support they need to serve clubs. The success of the district depends on it. Area directors are eligible for re-election or re-appointment for one succeeding term only. Ideally, area directors have served as members of a district council.

Toastmasters International -District Executive Committee RolesLeadership Roleswww.toastmasters.org

 一言で言うと「担当エリアを盛り上げる」ってことです。(笑)
※エリアディレクターはコンテスト運営側ということで、コンテストには出場できません(泣)

もちろん、ミッションもあります。

エリアディレクターのミッション4つ

 ミッションは大きく4つあります。

【関係資料】
クラブリーダーシップ ハンドブック(上:英語 / 下:日本語)

SERVING CLUBS THROUGH VISITS: A GUIDE FOR AREA DIRECTORS

**①エリア評議会(ACM/Area Council Meeting)

・・・初顔合わせ**

【エリアディレクターがエリア評議会をリード】
 ・年2回(前期・後期に1回ずつ)
 ・COT / Club Officers Trainingと同日開催が多い
 ・COTと別日の場合は、オンライン会議や打ち合わせを設定して実施
 ▷COTと同日がオススメです。クラブと違って日程調整が大変で人を集めにくい

<議題>
● 自己紹介
 
まずは1年間一緒になる担当エリアのクラブメンバーを把握(所属クラブ、トーストマスターズ歴など)するために、お互いを知る。
「この人たちがクラブ役員なんだ〜」と顔と名前を一致させておく。

● DCP(Distinguished Club Program)ポイントの説明
 新しく役員になった人は知らない人が多いのでしっかり説明が必要です。
DCPポイント:クラブの健康状態を示す重要な指標となります。
▷ビギナーも多いので、「DCPポイントとは?」から教えてあげる
▷事前に各クラブのDCPポイントを印刷して持っていくと説明しやすい
 DCPポイントの確認方法はコチラ↓↓↓
Toastmasters International > Club Central > Distinguished Performance Report > 左の「Performance_Club」

● 秋のイベント・その他イベントについて
 2019年より、秋の全国スピーチコンテストが無くなりました。そのため、秋のイベントについて「そもそもやる?やるならどんな事したい?」などの意見を聴取する。また、その他やりたいイベント(クリスマス例会、ジョイントミーティングなど)についてもヒアリングする。
▷個人的にはイベント開催はオススメです(理由は※参照)

**②クラブ訪問

・・・他クラブの雰囲気を知る**

【担当エリアのクラブを訪問】
 ・最低1年に2度クラブを訪問
 ・交通費支給
 ・ミーティングで良い点/改善点のフィードバック
  →自分のクラブと比較すると良いかと
 ・エリア/ディビジョンのイベントを宣伝
 ・DCPポイント計画のフォローアップ
※どうしても、訪問できない場合は代理訪問を誰かに頼む

▷1ヶ月前に訪問するクラブに事前に配布しておき、クラブに埋めてもらうところを記載してもらっておく
▷訪問前に事前にクラブの会長・VPEに連絡を入れる
▷クラブ訪問レポートを事前に印刷しておき、書く内容を把握する(下記リンクから)
▷前任者から提出レポートのサンプルをもらう
▷訪問直後にクラブレポートを記入し、クラブの会長・VPEにフィードバックするのがオススメ

●真実の瞬間
https://www.toastmasters.org/-/media/files/department-documents/club-documents/290-moments-of-truth/jp/jp290a-moments-of-truth.ashx
●レポート用紙
https://www.toastmasters.org/~/media/4EF43C420957433EAA172F5CE5E2E1DB.ashx

【クラブ訪問レポートを提出】
完全な事務作業

 ・1回目:11月末〆切
 ・2回目:5月末〆切
 ▷DCPポイントの目標設定を記入する必要あり

提出の仕方はコチラ↓↓↓
 ▷PDFで纏めた内容をToastmasters International のサイトに1つずつ入力する

**③エリアコンテスト

・・・最もリーダーシップが発揮される場となる**

 秋の大会を実施しない場合は、これが初めてのエリアレベルでのリーダーシップを発揮する場となります。
【必要なこと】
 (A)場所の予約 (12月初旬〜)
 (B)エリアメンバーに日程連絡(2月頃、ディビジョンコンテストの1ヶ月前)
 (C)アジェンダ・賞状作成
 (D)コンテストに必要なメンバーをアサイン
  ▷これが一番大変かも。特にジャッジには資格(CC/CL以上 or Pathways Lv.2クリア)や条件(原則コンテスタントと同じクラブメンバーはNGなど)があるので、その辺りを考慮する必要がある。早めに他のエリアに来れそうな人に声をかけておく

 (E)お金の徴収
 (F)コンテスト時には挨拶
 (G)懇親会の企画
 (H)収支報告書をディビジョンディレクターへ提出
 
などなど

**④次期エリアディレクターの発掘

・・・誰が適任かを見極める**

 クラブ訪問・エリアコンテストの際に誰が次期ディレクターになる素質・モチベーションがあるかを見定めます。実際のオファーは年明け頃から声かけを初めると良いかと。

その他の役割

◯秋のイベント・その他イベント

・・・個人的に開催はオススメ
(1)イベント企画〜運営〜開催の経験ができる
  →エリアコンテストの事前練習になる

(2)自分を知ってもらえ、エリアメンバーの事が知れる
  →多くのエリアメンバーの前で話す機会がある
  →クラブ訪問やエリアコンテストの際にコミュニケーションが取りやすくなる

 私の場合は、去年2019年11月秋

『ルーキースピーチイベント』を開催しました

◾︎スピーカ:コンテスト資格が無いルーキー
◾︎論評:ベテラン
◾︎場所:ホール

 もともと、エリアレベルのイベントだったのですが、最終的に他クラブも巻き込み、最終的にディビジョンレベルのイベントを開催する事ができた。やはり、楽しいイベントには人が集まりますね。

◯ ディストリクト執行役員会議(District Executive Committee)への参加

・・・トーストマスターズの日本の動向を掴む

 ・年5回開催
 ・交通費支給
 ・方針/予算などを決議していく
 ・全国のメンバーが集まるため、改めて組織の規模の大きさを学べる

エリアディレクターが得られるもの

◎大勢を巻き込み・動かすリーダーシップ
 仕事以外で大きな組織を束ねる貴重な経験ができる。←さらに、トーストマスターズは失敗が許される場所でもある。多くの人を動かすので、説得力のあるパブリックスピーチをする練習になる。

◎大勢の人の前で話すことに抵抗が少なくなる
 クラブ訪問では面識のない人達の前でスピーチをする。また、エリアレベルだと、30人くらいの前で話す場が発生する。

◎トーストマスターの仕組みがめちゃくちゃ学べる
 今まで知らなかった、トーストマスターの仕組みが学べ、改めてよく出来た組織であることに気づかされる。ビジネスで使えるメソッドがかなり詰まっている。

◎自信がつく
 
エリアディレクターというと、1年間で最低でも4クラブを取りまとめることになる。

以上

エリアディレクターに選ばれた方、目指している方

エリアディレクターは、
リーダーシップを学ぶ上では

本当に自己成長できる場

です





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