見出し画像

共同マガジン離脱によるビュー、スキ、コメント数の変化

 私は9/1に加入していた共同マガジンを全て離脱しました。その数なんと7つ。下記の記事で共同マガジンをやめることを宣言しています。

 今日は、共同マガジンを離脱したことによって、ビュー、スキ、コメントがどう変化したかを検証していきます。意外とこの記事を楽しみにされていた方もいらっしゃるようです。ご期待に応えることができるでしょうか?

 さて基本的な手法は下記の記事と同一です。下記の記事で紹介したビュー、スキ、コメント数と、共同マガジンを離脱した後のビュー、スキ、コメント数を比較していきます。


方法

 対象は私の記事のビュー数、スキ数、コメント数です。この3項目について、6月5日からの4週間、7月3日からの4週間、9月1日からの4週間の平均を求めました。6月5日は相互フォローと積極的なスキの押下を実施していました。相互フォローの頭文字をとってSF(+)群とします。7月3日からは相互フォローをやめたのでSF(-)群とします。9月1日からは共同マガジンをやめたのでKM(-)群とします。
 各群の平均値と標準偏差を求め、統計学的解析はマン・ホイットニーのU検定を用いました。有意水準は p < 0.05としました。これはpの値が0.05未満であれば、統計学的には意味を持って差があるという意味です。0.05未満なら「有意差がある」と表現します。


結果

 全期間における、1週間ごとのデータを下の表に示します。各期間での記事数はSF(+)群で40、SF(-)群で38、KM(-)群で39でした。

なんとなく傾向がありそうですが、見にくいですね。そこで、chatGPTに頼んで、各群の平均値と標準偏差をグラフ化してもらいました。まずはビュー数から示します。

ビュー数の変化

各群の平均±標準偏差は、SF(+)群で5051±842、SF(-)群で4672±765、KM(-)群で3658±289でした。それぞれのグループを統計学的に解析すると、有意差が検出されたのはSF(+)群 vs KM(-)群でした(p = 0.0433)。

 次にスキ数を示します。

スキ数

各群の平均±標準偏差は、SF(+)群で705±101、SF(-)群で480±76、KM(-)群で313±24でした。それぞれのグループを統計学的に解析すると、有意差が検出されたのはSF(+)群 vs SF(-)群 (p = 0.0433)、SF(-)群 vs KM(-)群でした(p = 0.0209)。

 最後にコメント数を示します。

コメント数

各群の平均±標準偏差は、SF(+)群で57±16、SF(-)群で70±11、KM(-)群で47±14でした。いずれの群も有意差を認めませんでした (NS)。


考察

 一般にnoteはストック型のプラットフォームであるとされています。そのため、毎日投稿をする場合、記事数が日々ストックされることで、ビューやスキ、コメント数は経時的な増加が期待されます。
 しかし、共同マガジンから離脱したことで、スキ数は有意に減少しました。また有意差はないものの、ビュー数やコメント数も減少しています。やはり共同マガジンの加入は一定の効果がありそうです。
 一方で、相互フォローと積極的なスキの押下に加え、共同マガジンまで離脱すると、有意にビュー数とスキ数が減少しました。コメント数は有意差はありませんでした。

 note初心者にとって、ビューやスキが伸びないのは最初のハードルになります。かつての私がそうであったように、徐々にビューやスキ、コメントの数が伸びてくると嬉しくなります。嬉しいという気持ちは、noteを継続する推進力となります。noteが継続されなければ、運営にとっては顧客になりません。共同マガジンや相互フォローという方法は、新規のお客さんを定着させるために一定の役割をになっているのかもしれませんね。そして、共同マガジンの運営者は、共同マガジン参加者の一部はメンバーシップに加入してくれたり、有料記事を購入してくれる可能性がありますから、大切な収益源となりそうです。もちろんこの収益はnoteの運営にとっても必要なお金です。ですから、共同マガジンは初心者、マガジン運営者、note運営のいずれにもメリットがありそうだと思います。

 では、デメリットはないのでしょうか。私が共同マガジンを辞めた理由は主に2点です。1つは無数の通知。共同マガジンに加入していると、ひっきりなしに通知が来ます。残念ながら私とは無関係のものも多く、それだけならまだしも、通知の海は自分にとって必要な通知を埋もれさせます。もう1つは自分のクリエイターページに共同マガジンのバナーが表示されることです。トップページのマガジンは更新された順に表示されるようですから、更新頻度の高い共同マガジンが常に表示され、自分で作成したマガジンは表示されません。穿った言い方をすれば、自分のページで他人のマガジンを宣伝しているようなものです。
 共同マガジンを辞めて以来、ビューやスキ、コメントが減ったのは認識していました。しかし、私に関係する通知しか来ない環境は快適そのものです。そして自分のクリエイターページもようやく自分のものになってきた気がします。初心者がnoteでの活動を進めていく上では共同マガジンは一定の効果があることを私自身認識していますが、どこかで離脱してみるのも悪くない選択肢かもしれません。

 今回の記事でご注意頂きたいのは、これはほんの1例に過ぎないことです。共同マガジンの影響を調べるには、対象となるデータを増やしたり、同時期に比較をしたりしないとわかりません。ですから今回の検討では断定的な結論は導くことができません。さらに、今回私は共同マガジンに7つも加入していて、それらを全て同時に離脱しました。加入している共同マガジンが少なければ、影響も少なくなることが予想されますから、結果が変わってきた可能性があります。

結論

 今回の検討では共同マガジンからの離脱によって、スキ数は有意に減少しました。共同マガジンの加入は、スキ数の増加に一定の効果があるかもしれません。


おわりに

いかがでしたか?
思ったより書くのは大変でした。参考になれば幸いです!

スキなどの数が減っても、私は今の環境が快適すぎるので今のままでしばらく過ごしてみようと思います。


読んで頂きありがとうございました。

髙草木


いいなと思ったら応援しよう!