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今日は要約を考えました 『論文書け!って言われても・・ 若手医師のための論文執筆の基本(仮)』

Kindle本の出版作業も大詰めに差し掛かってきました。

初稿は下記のマガジンから。

表紙の制作過程は下記から。



今日はAmazonの私のページに載せることになる要約を考えていきます。

4000字も書けるのですね。
とはいえ制限いっぱいだと長すぎます。
序章と目次を書くことが多いみたいですね。

では早速作業開始。
ここから下が要約の案です。


要約

この本に興味をお待ち頂いている若い医師の皆さん、「論文を書け!」って言われたことがありますか?
おそらくこの本をご覧頂いている皆さんは、その問題に直面されているのだと思います。

「論文を書け」という言葉は大学病院ではよく耳にしますし、がんセンターなどの研究機関も兼ねている病院でも同様です。一般病院ではそれほど言われることはないと思いますが、これまで一度も論文を書くことと全く無関係でいられた先生は少ないのではないでしょうか。

当然私も「論文を書け」と言われたことがあります。
しかしながら、その先の論文の書き方を指導してくれる環境が整っているとは言い難いのが現実です。
それは指導する医師もまた、自身の研究や臨床業務に追われ、論文の書き方について指導するだけの時間を確保することが難しいためです。


私は幸いにも、大学院時代に、先輩医師から論文の書き方について丁寧に指導をいただくことができました。そのおかげで、大学院を卒業できましたし、その後も自力でも論文が書けるようになりました。

これまで私が筆頭著者として発表してきた論文数は英文で15本、和文で1本と決して多いわけではありませんが、それでも私なりの方法論を身につけてきました。

本書は私の方法論を整理してお伝えし、皆さんの論文作成のヒントをお示しすることを目的にしています。

論文作成にあたっては、まずは大まかな論文の構成を理解しておくことが重要です。

1つの論文に1つのテーマの原則に基づき、最終的には自分の研究結果から導かれる結論、つまり皆さんの研究で言いたいことに向かって話を進めます。

その道のりの途中にIntroduction(イントロ)、Materials and Methods (マテメソ)、Results (リザルト)、Discussion (ディスカッション)という各セクションが続くのです。

論文とは、『イントロで背景と研究の目的を述べ、マテメソで研究の方法を詳しく説明し、リザルトで結果を示し、ディスカッションで研究結果を他の研究と比べながら結論を導く』というものです。

シンプルだと思いませんか?

シンプルだとわかれば、それに従って淡々と作業を積み重ねていけばいいのです。


では、どうやって論文作成を進めていけばよいのでしょうか?

論文作成において重要な要素は次の4つです。

1. レファレンス集め

2. レファレンスまとめ

3. 日本語で本文作成

4. 英文化

この4つを順にこなしていけば論文は必ず書けます!

このうち、超重要なのがレファレンスまとめと日本語で本文作成です。レファレンス集めの重要度は普通。そして、英文化の作業の重要度は極めて小さく、「英語で論文を書く」ときに英語力は不要です。

むしろ重要なのは先行研究や関連研究のレファレンスをきちんとまとめる作業と、日本語で論理的な文章に仕上げる作業です。


本書は、第1章「まずはレファレンスを集めてまとめよう」および第2章「本文は日本語でじっくり書いて、後で英文化」で上述の論文の書き方を詳しく説明します。

その後、第3章「論文に必要な本文以外のパーツを作ろう」では表紙や図表などの、本文以外の論文を構成する要素について説明し、第4章「いよいよ投稿、査読対応が明暗を分ける」において投稿とその後の査読対応についても言及します。

最終章の第5章「なぜ論文を書くのか」では、私が個人的に感じた、論文を書く意義やテーマについて所感を記しています。第4章までがメインですから、第5章は気楽にお読みください。


では、早速論文の書き方を一緒に考えていきましょう。


大丈夫です!

論文を書くのは難しくないですよ!



序章から一部削除して作りました。
これで1500文字だそうです。
自己紹介文は長くなりそうだったので削除しました。

ここだけでも、私が言いたいことを結構言えてそうな感触です。
ということは要約としては妥当なのかもしれませんね。


参加中です。本の要約を作った。


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