クラウドフレア($NET)のFY22.Q1決算発表【結果OK!】
本日は先日発表されたクラウドフレアの決算報告についてまとめました!では、内容を見ていきましょう ♪前回の決算はこちら!
業種:コンピューターソフトウェア・エンタープライズ(Computer Software - Enterprise)
クラウドフレア($NET)FY22.Q1:決算発表サマリー
売上:○、EPS:○、ガイダンス:△
C = Current Big or Accelerating Quarterly Earnings and Sales per Share
売上(四半期)
$212.2M / YoY+54%増(アナリスト予想:$205.65M)
*前年同期比で25%以上であることで、成長率は低下
営業利益率(四半期)
Non-GAAP EPS(四半期)
$0.01 / YoY NA (アナリスト予想:$0.00)
*前年同期比で25%以上であることで、改善傾向
A = Annual Earnings Increases: Look for Big Growth
EPS(年間)
一株当たり営業 CF(四半期)
$-0.11 / YoY NA / vs Non-GAAP EPS NA
ROE
-8%
*Return on Equity は最低でも17%以上であること
N = Newer Companies, New Products, New Management, New Highs Off Properly Formed Chart Bases
*新商品、新サービス
S = Supply and Demand: Big Volume Demand at Key Points
*上昇の出来高が高く、下落の出来高は枯渇していること
その他検討事項:自社株買入、負債比率、比率が高い株式分割はX
L = Leader or Laggard: Which Is Your Stock?
*同じグループ・業種の中で上位2、3社を選ぶ
*RS ライン(マーケットと比較して、強いか否か)
*市場が調整中にマーケット下落より下落幅が少ない
I = Institutional Sponsorship
*機関投資家が市場の7割くらいを動かしていて、機関投資家の質と増加が大事
ガイダンス
ガイダンス:
・売上:(FY22.Q2)$226.5~227.5M (前年比 +49%) / (通年)$955~959M (前年比 +45%~+46%)
・EPS:(FY22.Q2)$-0.01~$0.00/(通年)$0.03~$0.04
アナリスト予想:
・売上:(FY22.Q2)$217.87M (前年比 +43%) /(通年)$932.73M (前年比 +42%)
・EPS:(FY22.Q2)$0.00 /(通年)$0.03
決算コール質疑応答
全体的な印象として、CEOマシューはアナリストの質問に非常に丁寧に答える方でした!
Q:NRR(売上継続率)が過去最高の127%と非常に良かった。顧客がプラットフォームをより幅広く使う理由は?またエンタープライズの顧客が次のレベルにいくには?
A:顧客が弊社のプラットフォームを使い始めてデータの流れが見え始めたら、システムがそのデータを見て自動的に他の関連商品を選出して勧める。また、今後より力を入れるのが、商品をバンドル(セット)にして提供して行く。また、毎期新商品がローンチされるのもNRRが強い理由の一つ。新規顧客数も1万4千。
Q:クラウド型の他のいくつかの企業はトラフィックの減少が見られるというコメントが見られるが、御社はどうか?
A:それはない、YoYのネットワークトラフィック成長率は75.8%で、前四半期比較でも15.9%。また、弊社は使用量で請求しないため、それも継続的にトラフィックが成長していることに起因する。他の使用量を見ても、CPU使用もYoY+89.1%の成長を見せている。このCPU使用の成長率がトラフィックを上回る理由としては、顧客がクラウドフレアを使ってデータに対してintelligent processingを行なっていることがわかる。
Q:Area1(メールセキュリティーを提供する会社)の買収について。
A:ほとんど、自社で開発することに集中してきたので、少し特殊な買収。私とCTOは前職がメールセキュリティーであったため、セールズチームが「お客様からよくメールセキュリティーの商品はないのか聞かれる」と言われても却下し続けていた。ただ、データを見るとメールからのセキュリティー脅威はいつもトップに来ていて、対応していかないといけない内容であった。
Q:R2とWorkersについて。
A:R2は発表にあったよう、クローズベータからオープンベータへと移行する。また来週はプラットフォーム・ウィークがありそこでWorkers商品がどのように使えるかのデモになる。デベロッパー・プラットフォームは通常8−12年くらいかかって軌道に乗ると言われていて、Workersも2017年にローンチされ、そのタイムラインで進んでいる。
Q:クラウドフレアが価格圧力に負けないでいられる理由は?
A:常に効率化を図っているのが主の理由。単純なデータ転送を提供しているだけなら、価格競争に巻き込まれるが、弊社はセキュリティーやネットワークに組み込まれたインテレジェンスを提供している。また、初めから価格はかなり競争性が強かった。
Q:Non-GAAP営業利益は基本ゼロに近く、最大の売上を達成しようとしているのであっている?
A:以前から営業利益はなるべく損益分岐点の近くを目指していると発表している。また、前回のコールでは大きなEPSが出た場合、ビジネス戦略を間違えた結果であると言える。でた営業利益のほとんどを、次の開発・成長にすぐさま貢献されるべきだからである。
Q:中国とインドについて。
A: もちろん両方非常に重要な国で、インド展開は特にうまくいっているがISPモデルが非常に複雑だが前に進んでいる。中国は提携モデルを取っていて、バイドゥーとは前から提携していて、JDクラウドとか最近組んだ。
まとめ
C:○ → 25%以上
A:○ → 25%以上
N:○ → 新商品
S:X → 直近の上昇での出来高高い
L:△ → 業種平均を大きく上回る
I :○ → 機関投資家、上昇中
M:X → 市場状況(market in correction)
では、素敵な 1 日を ♫
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