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Microsoft($MSFT)のFY22.Q2速報【好決算!】

おはようございますー!

決算報告シーズン真っ只中になりましたね!市場はボラティリティ激しいですが、決算シーズンはやっぱりワクワクします♫
早速内容を見ていきましょう。

FY22.Q2:決算速報サマリー

売上:○、EPS:○、ガイダンス:○

決算発表プレゼンより

売上

$45.3B / YoY+22%増(ガイダンス$50.15B-$51.05B、アナリスト予想:$50.88B)

*前年同期比で25%以上には達しておらず、今期は少し下落しました。

セグメント別売上

今期は特に成長率が目立ったのはMore Personal Computingでした。

More Personal Computingの内訳は下記ですが、Windows OEM(パソコンに入っているWindowsのライセンス等)の売上が25%とかなり伸びてます!

決算発表プレゼンより

EPS

Non-GAAP:$2.49 / YoY+26%増

*前年同期比で25%以上には達していないものの、ここ4四半期強い

GAAP:$2.49 / YoY+23%増(アナリスト予想:$2.31)

一株当たり営業CF

$ 1.92 / YoY + 17%増 / vsEPS -23%

*最低でも一株当たり営業CFがEPSより20%以上であることですが、今期は毎年CFが低い傾向で問題なし

ROE

*Return on Equityは最低でも17%以上であることだが未達

ガイダンス

売上は強いが、前年同期比が強かったので比較するのに影響される
長期契約が多くなるにつれ、更新の時の結果に影響される度合いが高くなっている
Q3

全体について:
為替の変動(ドル高)から、売上に-2ポイント、COGS-1ポイント影響を想定
・来期のGMは+2ポイント
・通年のOPは、会計変更や戦略的投資の実行でも増加の予定

売上:
・合計 $ 48.5B-$ 49.3B
はアナリスト予想 $48.22Bを上回りました!

セグメント別売:
①Productivity & Business Process(Office、LinkedIn等): $15.6B-$15.85B -2ポイント
②Intelligent Cloud(Azure): $ 18.75B-$19 B -2ポイント
③More Personal Computing(デバイス、ゲーム等): $ 14.15B-$ 14.45B -1ポイント

その他ガイダンス:
COGS $ 15.5-15.7B、販管費 $ 13.4B-$13.5 B、営業外損益は±0、税率は 18%。簡易的に純利益を計算すると$16.5Bとなり、EPSは$2.18前後と予想できます。

決算コールでも質問をしたアナリストから「おめでとう」の声が聞こえました!以下、質問内容を要約します。

質問:需要環境は?オミクロンもあるし、DXについて。
回答:パンデミックの制約から、逆にテックにより生産性を向上させることが尚更重要になった。ゲーミングに力を入れている意味の一つはこの需要の多角化を図るためである。ゲーミング業界でのソフトウェアの必要性がより高まっている。
質問:セールズを実施する人の採用や、売り先にも困っていないという理解?
回答:この業界での採用は競争が激しいが、弊社もその中でのトップで、OPEXの予想でも分かるが拡大を進めている。

質問:メタバースの鍵になるものは?その中で、マイクロソフトが有しているものと、欠けているものは?メタバースが大きく注目される中で、投資戦略を変えている?
回答:プラットフォーム・インフラとアプリケーション両方において機会があると思っている。まず、人・場所・物の益々のデジタル化(例えば、デジタル・ツイン、アバターなどのこと)が進んでいて、アジュールでのサービスを提供している。DYNAMICS 365のソリューションもこれに当てはまるもので、店舗・工場・商業ビルなどについて行動プロセスの管理ツールを提供している。(コカコーラの適用事例:様々な作業マニュアルの統一化)チームズの会議も今後VRを適用する。ゲーミングももちろんそうだ。デバイスについても、HoloLense(マイクロソフトのVR機器)から学んでいる内容は非常に重要。

質問:アジュールの来期のブッキング(注文高)の増加の背景は?
回答:一つだけの要因ではなく、DX全体の続く拡大によるもの。注文高のボラティリティは高いが、顧客の満足度を重視しているから、時間はかかる。アジュールの消費自体(データ量や様々なサービス)は個人・企業多方面で継続的に強い。

質問:利益率の増加がガイダンスで出しているが、人件費の増加・会計変更の中でどのような要因からなのか?
回答:様々な要因があるがOEM、ゲーミング、クラウドで非常に強い売上を予想していて、トレンドを見ていても継続性が見られる。採用を続けても、今までの実績を見ると新しい採用のROIも非常に高い。GMも引き続き高い。

質問:Office 365 enterpriseについて。成長率とトレンドは?
回答:中小企業の購入席数も増えていて、これはこの規模の消費者に合うサービスを特定し、提供している証拠。もちろん、企業単価は低いかもしれないが、購入席数を見るとかなりの進捗である。

・質問:サイバーセキュリティ関連の採用についてスキルセットを持っている人が少ないという認識だが、人と技術のバランスは?
・回答:もちろん人のスキルは非常に重要で、マイクロソフトにおける採用だけでなく、他の企業におけるセキュリティツールを使う人のスキルも重要になる。ツールのデザインも使いやすいよう、かつ他のツールは購入しなくて良いように構築されている。

決算発表直後は、株価が一時-4%以上下落をしました。

しかし、決算コールのガイダンスと質疑応答がはじまった途端、+2%ほどになりました。そのまま市場全体を持ち上げる波を作り驚異的ですね!

今後の大きな動きが期待されるメタバースやゲーミングにもより力を入れていくので、本当将来が引き続き楽しみな企業ですね!既にトップクラスの大企業にも関わらず、新しい試みへドンドン取り組み素晴らしい姿勢ですよね。

では、素敵な1日を!!

皆さま、読んでくださり本当にありがとうございます! これからより分かりやすく、メッセージを届けられるよう、今アニメーション作成等勉強中なので、応援いただけると嬉しいです!