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AFFIRM($AFRM)のビジネス

こんにちはー!

先週の金曜にアファームについてAmazonとの提携の大きなニュースがありましたね!提携の発表後、アフター(株式市場がクローズした後)で35%ほどの上昇を見せてました。その後あまり変動はなく、アフターを含めて今週は37%の上昇で終わりました。

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Buy Now Pay Later ("BNPL"今買って後で払う)は最近よく耳にしますが、クレジットカードと何が違うのか等知らないことが多かったので、アファームのビジネス概要を説明したいと思います。

アファームの概要

今年の1月に上場したばかりの会社ですが、設立は2012年、創業者はマックス・レヴチンです。創業者のマックスはかなりの凄腕で、アファーム創業前には、ペイパルの創業者メンバーの一人でCTOを勤め、それ以外にも複数の起業をしたり、役員として関わっています。もともとウクライナ出身で、1991年にアメリカに移住して、まさにアメリカン・ドリームですね!

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アファームの商品は、簡単にいうと消費者が高額商品を購入するときに支払総額が明確な分割払い(利子は0%ー30%)を提供することにより、消費者は購入機会が増えて、お店も売上を増加することができます。

「支払総額が明確」はアファームにとって重要なポイントです。これはアメリカではクレジットカード負債の問題があり、消費者にとって手数料が複雑で分かりにくいことをアファームは問題視しています。2019年にはクレジットカードの利息で1210億ドル(約12兆円)、借り越し手数料に110億ドル(約1兆円)、遅延手数料に30億ドル(約0.3兆円)のお金が発生されたという調査があります。

また、アメリカではBNPLの決済市場はECにおいて一番早く成長している決済方法であり、2023年までには3倍(EC決済市場の3%)になっている予想とのことです。2021年3月末にはアファームのアクティブ利用者数も540万人(前年同期比+60%)と順調に増えています。

収益源は?

私がアファームを調べて驚いたのが、分割払いを選択しても消費者に利子が発生しない割合が結構高いということです。直近の決算報告によると、0%利子が適用された売上高はアファームを通じて決済された売上全体("GMV" Gross Merchandise Online)の40%以上となっています。クレジットカードにも分割払い機能がついているのですが、必ず高い利子が付きますよね!アメリカでも日本でもクレジットカードの年利は大体15%前後です。もちろん、消費者が購入する金額と個人の信用度合いによって利子が決まるのですが、支払う利子と総額を分かりやすく記載する意識をしています。

下記は、アファームのサイトからコピーしたものなのですが、これは500ドル(約5万円)を分割払いにしたときに、15%の利率だった場合に3、6、12ヶ月それぞれどれくらいの利子と毎月の支払い額を表示してくれます。

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また、売上が立ったときにお店から手数料をもらいます。この収益モデルはクレジットカードと同じで、クレジットカードの場合、大体1.3ー3.3%の売上を手数料として徴収しています。アファームの場合、具体的な手数料%は公開していませんが、お店によって異なることと、分割払いの場合の手数料が高めだと示してます。

これ以外にも面白いのが、アファームの決済プログラムと提携をしていない場合でも、アファームが発行したバーチャル・クレジットカードを使って商品を購入することができます。この場合も、アファームは店舗からクレジットカード手数料を徴収します。

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売上の比率としては、今年の3月末の累計9ヶ月を見ると店舗と個人消費者の割合が大体五分五分となっています。

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来週の9日、木曜が上場後2回目の決算報告なので、非常に楽しみですね!また、発表後にまとめをしたいと思いますが、前回の決算で発表されたガイダンスを見てみましょう。

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第4四半期は売上2.15−2.25億ドル、Non-GAAP(Adjusted Operating Loss "調整後営業損失")EPSは(20)ー(19)セントです。通年では売上8.24−8.34億ドル、Non-GAAP EPSは(20)ー(19)セントです。

以上、参考になれば嬉しいです!

素敵な日曜をお過ごしください♫

皆さま、読んでくださり本当にありがとうございます! これからより分かりやすく、メッセージを届けられるよう、今アニメーション作成等勉強中なので、応援いただけると嬉しいです!