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エヌビディア($NVDA)のFY23.Q1決算発表【ガイダンス未達】

おはようございますー!

先日はエヌビディアの決算報告でした!前回の決算まとめはこちらです。では、内容を見ていきましょう♪

業種:エレクトロニクス・ファブレス半導体(Electronics - Semiconductor Fabless)

エヌビディア($NVDA)FY23.Q1:決算発表サマリー

売上:○、EPS:○、ガイダンス:X

C = Current Big or Accelerating Quarterly Earnings and Sales per Share

売上(四半期)

$8.29B / YoY+ 46%増(アナリスト予想:$8.12B

*前年同期比で25%以上で、継続的に強い

セグメント別売上

ゲーム:ここ1年ほど成長率が低下していて、今期はYoY+18%
データセンター:強い成長率でYoY+58%

EPS(四半期)

$1.36 / YoY+48%増(アナリスト予想:$1.29

*前年同期比で25%以上で、継続的に強い

A = Annual Earnings Increases: Look for Big Growth

EPS(年間)

*過去3年間継続的に成長していて、25%以上(理想は+70%)であること

一株当たり営業CF

$0.68/ YoY -8%減 / vsEPS -50%減

*最低でも一株当たり営業CFがEPSより20%以上であることだが、未達

ROE

6%

*Return on Equityは最低でも17%以上は未達

N = Newer Companies, New Products, New Management, New Highs Off Properly Formed Chart Bases

*新商品、新サービス

S = Supply and Demand: Big volume Demand at Key Points

出来高

*上昇の出来高が高く、下落の出来高は枯渇していること
その他検討事項:自社株買入、負債比率、比率が高い株式分割はX

L = Leader or Laggard: Which Is Your Stock?

*同じグループ・業種の中で上位2、3社を選ぶ
*RSライン(マーケットと比較して、強いか否か)
*市場が調整中にマーケット下落より下落幅が少ない

I = Institutional Sponsorship

*機関投資家が市場の7割くらいをうごかしていて、機関投資家の質と増加が大事

ガイダンス

ガイダンス
売上
:(FY23.Q2)$8.1B ±2%(前年比+24%)
Non-GAAP GM:(FY23.Q2)67.1% ±0.5%
Non-GAAP 営業費用
:(FY23.Q2)1.75B
Non-GAAP 営業外費用
:(FY23.Q2)40m
Non-GAAP 税率:(FY23.Q2)12.5% ±1%
*以上の情報からEPSを簡易的に計算すると:$1.26前後

アナリスト予想
売上
:8.45B(前年比+30%)/ 通年 34.74B(前年比+29%)
EPS:$1.35 / 通年 $5.63

決算コール質疑応答

Q:今後のゲームトレンドについて。ここ2年ほどで約倍くらいに成長した事業だが、サプライの制約や今後コロナロックダウンを過ぎて、どのようなシナリオを想定している?
A:
ロシア・中国の状況を含めても、ゲーム業界の先行きは強いと見ている。特にここ2年の大きな特徴としては、新しいゲーマーがPCを使っていつことだ。在宅もあり、今までにないGeForceの需要を見ている。コロナやロシアの今後の詳細の状況を予測することはできないが、下半期のゲームについて引き続き強いと見ている。

Q:データセンター事業について。長期的な戦略は?Grace&HopperのNVLinkへの移行や、今後も他社のサーバーに付け足すカードになるのか、それともNVLinkへ集約されるのか。
A:
今出てきている次世代のサーバーは全てGen5で、これにより弊社や他社から新たなネットワーキングカードが出される結果となる。今後大きく2つのデータセンターの種類に分かれると考えていて、①アプリケーションを常に運用・ホストする、②エッジでロボティクスや自立データセンター。2つは違う構造になっているが、弊社では両方サポートできる。ビジネスモデルとしても、セミ・カスタムでチップを製造することもできれば、他社のサーバーに送付されることもある。

Q:ゲームは減少する?
A:
来期は13−19%代の減少を見込んでいる。

Q:ネットワーキングOEMの決算発表を見ていると、エンタープライズがデーターセンターの使用量を増加させていると聞く。エヌヴィディアの状況としてどのソフトウェアが一番注目を浴びている?オムニバース、言語プロセッシングなど?
A:
データセンターの売上は記録を更新して、来期・下半期も期待している。半導体自体需要が非常に高く、サプライチェーンの問題は解消ぬかっているが供給が厳しい状況ではある。ソフトウェアとして最近ブレークスルーがあったのが、トランスフォーマズというAIのモデル。また、オムニバースエンタープライズは、世界のトップ100企業の10%くらいが顧客になっていて、今後も大きな成功につながると見ている。

Q:データセンターにおけるビジビリティーは高いままか?
A:
高い、これはいくつか理由がある。2、3年前ディープラーニングやAIがコンピューターサイエンス企業において活用が活発になってきた。ただ、まだ技術が今より低い状況であったのと、AIを使うに当たってデータのラベリングが非常に重要になるが、先ほど話したトランスフォーマーズによりこの自動化も可能となった。また、クラウドからハイパースケーラーへの移行がされたのと、トレーニング型から推論型へと移行した。

まとめ

C:○(◎) → 25%以上
A:○(◎) → 25%以上
N:○(○) → 新商品あり
S:○(◎) → 直近の上昇での出来高良い
L:X(◎) → 業種平均を上回る
I:○(◎) → 機関投資家、上昇中
M:△(△) → 注意必要
()は前回の結果

以上、今日はエヌビディアの決算発表でした!
では、素敵な1日をお過ごし下さい。

皆さま、読んでくださり本当にありがとうございます! これからより分かりやすく、メッセージを届けられるよう、今アニメーション作成等勉強中なので、応援いただけると嬉しいです!