教育委員会の資料。2020年度時間外勤務45時間以内,市内の中学校77.2%だが。

 この記事を読んでくださる方がいらっしゃいましたら,はじめまして,お久しぶりです。地方で公立中学校の教員をしているタカコです。

 先日,市教育委員会が出した資料に,件名の数字がありました。働き方改革で,毎月の時間外勤務を45時間以内にするという目標にむけて全市で取り組んでいます。

具体的な取組は,前の記事に書きましたが,メインは

(1)19時頃になると「帰りましょう」と言って教頭がまわる→これ以降は持ち帰って仕事をしましょうという意味。→会議などは,カフェや別の場所で続きをすることもあり。(個人情報漏洩恐い!)

(2)我が市はエクセルに手打ち入力なので,過少申告する。→これを狙ってタイムカードを導入していないのでは。

のふたつです。さらに,2020年度は配置された,コロナによる負担増緩和のスクールサポートスタッフは,今年度なくなりました。(仕事は減っていません)

 わたし個人で言うと,2019年度までの時間外勤務は60〜80時間/月(我が市では平均的? 個人の感覚です)。3児の母になり,減らせるものは減らしてきたつもりです。

 77%という数字。これは,持ち帰り業務を入れていない数字だということ,半数ほどの教員は過少申告で45時間以内に抑えているということ(44時間50分台の教員が1校何人もいる),わたしの勤務校ではありませんが管理職が数字を改ざんしている学校があること…を,付け加えて発表していただきたい。本質的な働き方改革とは,逆の方向にすすんでいます。

 以前勤めていた大阪市だったら立ち向かう教員が多かったように思います。子どもたちに対して本気で考え行動する先生も多かった。いまの地方は事なかれ主義,争わず,従順な(にみせる)教員が多い気がします。ただ,この問題は,このままだと恐ろしい事態になる。

また,書きます。

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