「＃読書の秋2021」に参加してみることにしました。
「タクセン」と聞いて、何か、思いつきますか？
タクセン
たくせん
TAKUSEN
私は、全く何も、思いつかない。
・・・
「タクセン」
これは、先週末に見た、アニメ『文豪ストレイドッグス ＃26』で出てきた単語だ。
高校の時、英語の長文読解で、桑原先生が繰り返し言っていた。
「知らない単語が出てきても、怯むな。その前後の文を読みかえせ。文脈の中で、その単語のだいたいの意味を理解することができる。」
その通り。
アニメの中で、「タクセン」という言葉に、一瞬「？」と思ったけど、アニメのストーリーを理解するのに、全く困らなかったし、ストーリーの中で、「タクセン」の意味をなんとなく推測できた。
・・・
アニメ『文豪ストレイドッグス ＃26』の中で、「タクセン」という単語を使うのは、「ポートマフィア」（「ヨコハマ」の街を愛する、凶悪マフィア）の首領・森鴎外。「ポートマフィア」に入ったばかりの太宰治に、銀色の「紙」を見せながら、初仕事を依頼する。
これは「銀のタクセン」と呼ばれるている権限委譲書だ。これを見せれば、ポートマフィアの構成員は、なんでも言う事を聞く。
なるほど、「タクセン」とは、凶悪マフィアの構成員に、何でも言うことを聞かせる力があるもの。「水戸黄門の印籠」的なものなのかな。
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なんとなく、「タクセン」意味は理解できたけど、「タクセン」は漢字でどう書くの？
私は、全く何も、思いつかない。
なので、ググってみた。
・・・
【託宣（たくせん）】
神が人にのり移ったり夢に現れたりして意思を告げること。そのお告げ。神託。
おお。「託宣」とは、神のお告げ！
なるほど。「銀の託宣」とは、「神からお告げ」、「神から御言葉」だから、凶悪なマフィアの構成員でさえも、「託宣」の前では、「従う」以外な選択肢はない。
カミの「託宣」に「選択」なし。
さむっ！
深山弁護士かよ。
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「選択」と言えば、
「選択できること」って大切だよね。でも、「選択できる」状況の中で、「本当に好きなもの」を「選択する」のは、なかなか難儀だと思う。
伏黒くんは、女子の前ではカッコつけて「ブラックコーヒー」を飲む。（『呪術廻戦 ８』第64話 ）
これは、釘崎さんの所見で、この「伏黒くんのブラックコーヒー選び」について、伏黒くん本人は、ブラックコーヒーを「いつも飲んでる」と言っている。だから、真相はわからない。
ただ、何かを選ぶ時、自分の「好き」以外の「何か」の力が働くことが多い。
（「カッコつけて」ブラックコーヒーを飲んでいても、本当に好きでブラックコーヒーを飲んでいても、どちらでも、私は「伏黒くんが好き」ですが。）
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私の場合、何かを選ぶ時、自分の「好き」以外の「何か」の力が働くことが、かなり多い。
例えば、学生時代の「読書感想文の課題図書選び」。
中学生・高校生の時、「カッコつけて」課題図書を選んでいた。本当は、サラサラ読める、簡単な言葉で書いてある本が好きなのに、わざと、「賢く見える」小難しい本を選んでいた。
小林秀雄『無常ということ』
最初に読んだのは、高校1年生の時。
今も持っていて、今は気づきが多い本だけど、世間知らずの高校生だった私には、かなり「カッコつけた」本だった。
・・・
普通に考えれば、読みたい本を読めばいい。
誰だってそう思うし、私だって、そう思う。
ただ、学生時代の私は、「他人からどう見えるか」「らしく見える」を気にしていた。「らしく見える」ことばかり考えているから、「らしさ」を見失っていた。本当に大切なことは、「自分らしさ」なのに。
もちろん、「カッコつけて」選んだ本でも、面白かった本もあったので、悪いことばかりではなかったけれど、選んだ課題図書を読みながら、感想文を書きながら、「ああ、あっちを選んだら、もっと楽しかったかだろうな〜」と思っていた。
だから、「読書感想文」には、後悔することが多かった。
もっと、本当に自分が好きな方を選んでおけば良かったなぁ。
今でも後悔している。
・・・
そんな中、目に入ったのは、
＃読書の秋2021
これは！
ずっと後悔していた、やり直したいと思っていた、「読書感想文を書く機会」があるではありませんか！
これは参加するしかない。
今度こそ、純粋に自分が気に入った本を買って、読書感想文を書いてみたいと思う。
大人になってから、後悔していたことをやり直せる機会を与えてもらえるなんて、私は、なんてラッキーなのでしょう。いやいや、ラッキーなんてレベルのものではない。
『＃読書の秋2021』。
私にとって、これこそ、神の導き。まさに、託宣！
「好き本で参加」の「一択」。
なんだか、ワクワクしてきた。
本を読む前から、なんだか、楽しい。
・・・
で、速攻、Amazon で、クリック。
あ。選択した本は、二択（二冊）になっちゃいました。
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