もはや英語を学ぶ必要性は、ググるためだけにある?
僕は帰国子女でして、学校の授業は無勉強でS評価、TOEICも無勉強で870点(※過去の栄光)という、まぁ英語に関してはクソずるい立場ではあるんだけど。
今やDeepL翻訳はすでに市民権を得て、ChatGPTのようなAIサービスを使えば子供っぽい文章をビジネス文書レベルに書き換えてくれるし、そこからさらにGrammarlyで文法チェックする…なんてことまでできるようになった。
こうなると、外資系企業でバリバリに英語のミーティングをするとかでもないと、敢えて英語をしっかり勉強する必要はなくなったと言ってもいい。
けど、最近つくづく「英語できてよかった」…いや、正確には「英語に抵抗がなくてよかった」と思うことが多くて。
それが、新たなスキルを学ぶとき(僕の場合はプログラミング)。
なんというか、日本語の情報って初級と上級に偏ってる気がして、ググると「それぐらいは分かってる」か「解説の意味すら分かりません」のどっちかしか出てこないんだよね…。
僕はプログラミング学習は20年以上挫折を繰り返してきて、2021年夏にSUNABACOのプログラミングスクール(と事前課題のProgate)でようやくキホンのキを掴み。
そこから、Swift(UIKit)・Blender・Arduino・Unity・Swift再開・(なんならギターも)・SwiftUI・Flutterと、2〜3ヶ月やっては飽きるを繰り返し、ようやくSwiftとFlutterではシンプルなスマホアプリを作れるようになった(もちろんググりまくりながら)。
で、最初のSwift(UIKit)こそ日本語のUdemy教材(有料)で勉強したけど、残りは全部(ほんとに全部)、上達につながったのは英語のウェブサイトとYouTubeだったんですよ。
せっかくだから、参考にしてきた英語教材たちを紹介すると…。
イケてる英語の動画教材たち
Blender:Blender Guru
Arduino:Paul McWhorter
Unity:Brackeys
Unityに関しては、「これがイチオシ!」というほどのには出会えなかったけど、いちばんシリーズを長く見ていたのがコレ。
Swift:CodewithChris
最終的に、僕がオリジナルのiPhoneアプリを作れるようになった決め手がこちら。
この人がYouTube外でやってる、サブスクのSwift講座にも課金した。
で、つまみ食いだけでも見てもらえると分かるけど、特にBlender、Unity、SwiftUIの教材は映像制作がプロの技。
これらに限らず、試しにYouTubeで「プログラミング 入門」と「Programming for beginners」で検索してもらえれば、質の違いは一目瞭然。
日本語動画で再生数が多いのはアフィリエイターとか人材会社で、中身が薄いことが多い。
一方、再生数が少なくても、個人制作でしっかりした内容の動画も中にはあるけど、動画のプロではないから見せ方とか聞きやすさがイマイチなことが多くて、見続けるのがしんどかったり、そもそも発見できないことも。
逆に、英語で検索すると何百万再生もされている、しっかり教材として作られた動画がごろごろ出てくる。
この差は一体なんなのか??
日本人がダメダメだから??
…というわけではなく。
視聴者の母数が圧倒的に違うのですよ。
日本国民1.3億人に対して、英語話者は10〜15億人と言われていて、ほぼ10倍。
ということは、単純に再生数やチャンネル登録も10倍増えやすいし、評価の精度も高まるわけ。
収益が上がるから本気出すし、競争も激しいから良い動画を作るインセンティブも高まる。だから、内容が充実してるのは最低ラインで、さらに動画としてのクオリティも高まるということ。
そんなわけで、さっきのYouTube検索結果を再生回数順に並べると、日本語はマ○ブやひろ○きが出てくるのに対して、英語だと教材動画しか出てこない。
この時点で、英語できた方が圧倒的に有利だと分かるよね。
もちろん、今や英語動画でも日本語字幕が出せて、プログラミングみたいに専門用語が中心の説明であれば、見て理解することにはさほど苦労しない。
ウェブサイトならまるごと翻訳すれば済むから、もっと簡単。
でも、問題はそこじゃないんですよ…。
いくら英語教材が充実してるとはいえ、やっぱりまずは日本語から探しちゃうでしょう??
僕ですらそうなんだから、英語が得意じゃない人はなおさらなはず。
英語を理解できるかどうかよりも、英語で検索する気になるかどうか。
これがメチャクチャ大事なんですよ。
もし英語の検索ワードが思いつかなければ、それこそ翻訳サイトで英語にして、それでググればいい。
たくさん出てきた検索結果の中で有益なものを判断するにも英語力は必要だけど、YouTubeと同様、日本語でググったときよりはマトモなサイトが上位表示されやすい気がする。
あとは、その中身をまた翻訳すればいいだけ。
そして、英語の方が内容のクオリティが高いことに加えて、ニッチなジャンルや「初心者以上、経験者未満」みたいな中途半端なレベルの人を対象にしたコンテンツも多い。
日本語だと「〇〇関数やクラスの使い方」といった基礎的なやつか、はたまた「業務でシステム開発してたときにハマったことの備忘録」みたいな、現役エンジニアが読むことを前提にしたやつが中心。
そういうときは、困ってることを英語で検索してみると、ドンピシャの解説サイトが出てきたり、GithubのフォーラムやStackoverflow(エンジニアのYahoo知恵袋的な)のやりとりの中からヒントが見えてきたりする。
この感覚を掴むだけならそれほど高い英語力は必要ないし、なにより読むことだけに特化すればいいから、一般的な英語学習よりはだいぶラクなはず。
学校で英語が苦手だったあなたも、「英語で検索する気になる」レベルの英語力ならどうにかなりそうな気がしません?
できるようになると、いいことありますよ!
〜おまけ〜
なんだか知らないけど、英語でも情報が少ないようなものを探してると、最終的にはインド人が作ったコンテンツに行き当たることが多いw
高給かつ、カーストの枠に縛られない新しい仕事だから優秀な人がこぞって目指すとは聞くけど、こういうところに表れるのかな。
英語できる人間にとってもインド訛りの英語は聞き取りづらいことで有名だけど、それでもYouTubeは正しい英語字幕が出てくるから大丈夫。
Unityで今どきウケないシミュレーションゲームを作るときの考え方とか、FlutterでMapboxを使ったルート表示をするとか、インドの方々にはずいぶんお世話になりましたw
正直、避けがちではあるけど、もしかしたら唯一の答えかもしれないから、時にはインド感あふれるコンテンツも見てあげてくださいw
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