コテンラジオのオスマン帝国編を聴いて僕は「人間ってなに?」ということを改めて考えた話。
人間の営みって、人間の数だけありますよね。でも、その営みって、時に、地域性で語られたりします。例えば、田川の人間はヤンキーが多いとか。さらには、福岡県は修羅の国とか。
僕はヤンキーではありませんし、戦車に乗って通勤しているわけではないです。メキシコ人の死因のほとんどが麻薬絡みの抗争ではないし、中国人のほとんどが政府から拘束されるわけではありません。
けれども、ある括りを設けると、個人はその括りの中で認識されます。これって、すげーバカみたいですが、事実、社会ってそうやってなりたっているのだと思います。
大好きなコテンラジオのオスマン帝国編を聴いて、そんなことを思いました。オスマン帝国編、めっちゃおもしろかったので、お時間ある方は、是非、聴いていただきたいです。
国を治めることって、すげー大変なことですが、歴史というのは、国を治めた人たちによって作られます。国を治める方法には、上手い下手ありますが、オスマン帝国は上手く治められ600年の歴史を作ることができたのだと、コテンラジオのオスマン帝国編を聴いて思いました。
リーダー超大事
国は色んな人の集まりです。国の治め方によって、その国の人口は増え、裕福になりますし、逆に、人が減り、貧乏になることもあります。国は、その国のリーダーがどんなシステムを採用するかにかかっています。
オスマン帝国は、イスラム教の国ですが、他の宗教も認めました。宗教という括りを採用しなかったのです。オスマン帝国はイスラーム法というシステムを採用し、領土を拡大していったそうです。
国を治めるシステムを言語化したものが法律だと思います。漫画『キングダム』の中で法家である李斯(りし)が法律について語るシーンがあります。あなたは法律ってなんだと思いますか?
"法"とは願い!国家がその国民に望む人間の在り方の理想を形にしたものだ!(漫画『キングダム』46巻より)
始皇帝の天敵であった呂不韋(りょふい)の側近であった李斯(りし)が投獄され、自分は純粋な法家になったのだと、丞相である昌文君(しょうぶんくん)に語った時の言葉です。
オスマン帝国がどのように国を治めたのか、そして、何故、600年も国が続いたのか。是非、コテンラジオを聴いて頂きたいと思いますが、やはり、国のリーダーによるところが相当でかいなーと感じています。
名家の生まれであっても、奴隷出身であったも、能力によって判断され、国の舵取りを任せられます。そして、今回のオスマン帝国編でのまとめで、【民族】という括りの話をしていたのがとても印象に残りました。
民族って、誰かが定義して、初めて民族となる
国の括りについての話。特に独立するために、民族を定義するという話が、マジでやばくて、マジでそのとおりだし、人間ってなんなんだろうなーって思いました。
赤くて丸くて甘酸っぱいあの果物を僕らは「りんご」と言うけど、英語圏の人達は「Apple」と言い、でもそれは「アップル」ではなく、英語圏の人が言うところの「Apple」であり、英語圏の人の赤くて丸くて甘酸っぱいあの果物は「アップル」ではないのであって・・・
という、言葉の意味の話に繋がっていくのとか、マジ深井さんのカリスマ性が半端ないなーと感じました。いやー、コテンラジオ、超面白い。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?