見出し画像

今日は、息子4歳と2人で福岡県北九州市門司区にある九州鉄道記念博物館に行った。僕は妻と娘と息子の4人で暮らしているので、息子と2人だけで遊びにいくのは珍しかった。

というのは、妻は仕事、娘は小学校入学のお祝いで、僕の母(娘の祖母)と従姉妹と遊園地に行ってしまったので、残された僕と息子は、珍しく2人だけで遊びに行ったのだ。

息子は電車が大好きだ。

誕生日には博多駅に電車を観に行きたいとリクエストした。九州鉄道記念博物館へは、過去2回行っている。

九州鉄道記念博物館は、そんな電車好きの息子が3回目をリクエストをするくらい、電車好きの欲求を満たしてくれる施設だ。

息子はハマったものにはどっぷり浸かる。過集中だ。他のものは視界に入らない。

一方で、どうでもいいことには、注意散漫になる。服を着替えるのに30分かかる。

息子は、まず、服を選ぶのに、10分かかる。服の引き出しを開けると、引き出しの上に、おもちゃがある。そのおもちゃを手に取った後、寝転がり、さまざまな角度からそのおもちゃを眺める。

そして、寝転がった顔の隣に、違うおもちゃが落ちている。組み立て式のロボット(シンカリオン)だ。

今度は、それを手に取り、同じようにさまざまな角度から眺める。そして、思いついたように、そのおもちゃをバラバラにする。さらにバラバラになったおもちゃを、違うように組み立ててみる。

気がつくと10分経っている。

そんな風に過集中と注意散漫を繰り返し、時間が溶けていく。

これが息子の日常であるのだけど、僕には身に覚えがあった。僕も同じようなことをしていたし、今でもその傾向がある。

ADHDの傾向である。

僕も息子も、そう診断されたわけではない。しかし、僕は、37年間「物忘れ」「ミス」「事故」「非効率的な行動」などを改善できずに生きてきている。

おそらく、それは「脳の傾向」に原因がある。そして、それはADHDの特徴に似ていると僕は感じている。

ADHDは注意欠陥多動性障害という名がついているが、僕個人としては、脳の傾向であると考えている。

僕の「脳の傾向」によく似ている息子と2人。果たして、どんなお出かけになるのか。

結論から言うと、めちゃくちゃ楽しかった。電車に没頭する息子を見ていると幸せだし、電車を見ながら気がついたことを、いちいち教えてくれて、楽しかった。

「おもちゃが買いたい」とお土産コーナーに行くも、気に入ったものがなくて、結局、ガチャガチャでトミカのねじまき式のプラレールを買った。

すぐに組み立てたいらしく、野外のベンチに座り、2人で組み立てた。天気が良かった。組み立てたおもちゃをポケットに入れて、また、違う電車を見に行った。

同じ脳の傾向の仲間と過ごす時間は、楽しかったし、また行きたい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?