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【2020年版】誰からも望まれていない例のやつ(映画・音楽編)

誰からも望まれていないのですが、毎年やっているその年に観た映画、聴いた音楽、読んだ小説と漫画の4部門でNo. 1だった作品を紹介するやつをやります。

2020年は大変な年で、仕事も大変でした。毎年大変ですが。今年も小説をほとんど読めませんでしたが、毎晩のお皿洗いや洗濯物の時に映画やドラマを観れました。

では、まずは映画部門から

1.『レディ・バード』グレタ・ガーウィグ監督作品
2.『タロウのバカ』大森立嗣監督作品
3.『リバーズ・エッジ』行定勲監督作品

グレタ・ガーウィグ監督、マジ最高です。女優としても素晴らしいと思ってましたが、監督した『レディ・バード』も最高でした。彼女はインディペンデント映画出身だそうで、僕の一つ年上のアダム・ドライバーと同い年ですね。アダム・ドライバーの『パターソン』もまためっちゃ良かったです。

『レディ・バード』を観て僕は号泣しました。「大人が大事にしているもの」と「子どもが大事にしているもの」って違いますよね。でも、おそらくですが、同じなんだと思うんです。

大人は子どもに失敗してほしくないと思っています。それは、子どもに幸せになってほしいからです。一方で子どもは、自分自身が幸せになりたいと思っています。同じ想いなのに、親と子はすれ違ったり、食い違ったりで大変です。

『タロウのバカ』ではメチャクチャな家庭環境で育ったタロウが懸命に生きていく話です。タロウには母親が居ますが、ほとんど何もしてもらえず、何も与えられません。そんな状況では、生きていくことに精一杯で「幸せになりたい」という欲求に出会うことすらままならないのだと思いました。

『リバーズ・エッジ』は大好きな岡崎京子先生の漫画が原作になっていて、『ヘルタースケルター』を自分の世界観で描いてしまって僕を完全に失望させた某監督とは違い、原作を忠実に再現した素晴らしい映画でした。

では次に音楽部門

1.『samething』星野源とsuper organism
2.『アルペジオ』小沢健二
3. 『琥珀色の街、上海蟹の朝』くるり

今年は星野源の『samething』に何度も救われました。というのは、仕事で落ち込むことが多く、元気が出なかった時、この曲を聴くことで、明るくポジティブになることが出来たのです。

I’ve got something to say
To everybody, fuck you
It’s been on my mind
You know I meant it with love(僕はwithout loveで心の中で歌ってましたが。苦笑)

小沢健二『アルペジオ』は映画『リバーズ・エッジ』のエンディングテーマで、岡崎京子先生と親交の深かった小沢健二が、岡崎京子先生とのことを書いた歌です。

この歌については、別の記事で詳しく書きたいと思います。くるりはいつでも最高で、『琥珀色の街、上海蟹の朝』は、今までのくるりと一味違っためっちゃクールな曲です。

次の記事では、小説と漫画のトップ3を書いていきます。

どうぞ今年もよろしくお願いします。



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