人生で大切なことはみんなゲームに教わった ~ 自分を形づくる珠玉の作品群と、得られた教訓
ある朝ふと目覚めてみると「#自己紹介をゲームで語る」がお題として投下されているのに気がついた。
自分のことを『ビジネスヲタク・テクノロジーマニア・専門エンタメ・ゲーム廃人』と称しているのである。謎の義務感に突き動かされ筆を執ることにした。
本稿では、今の自分を構成するゲームの名作を厳選し、解説を添えて紹介する。ゲームタイトルを選出する際の基準は
・実際に自分でプレーしている
・自分の人生に何らかの教訓をもたらした
の2つにした。
偏愛がひどすぎて1万5千字を超えてしまったので、目次をうまく活用して気になる箇所だけ目を通していただければ幸いだ。(推定執筆時間:20時間)
この世界は残酷で美しい。そして、正義は人の数だけ存在する。
この世は残酷だ。完全な機会の平等など望むべくもないし、人並みの幸せを得ることもまた、決して簡単なことではない。
そして今この瞬間も世界中で諸勢力が自らの正義を守るために戦っている。もちろん筆者も一人の人間なので、出自や経験、所属するコミュニティの利害関係に強い影響を受け自分なりの「正義」を定義している。
けれども、もし自分が違った生まれだったら、違う経験をしてきたら、違うコミュニティに属していたらどうか。
自分の目を通して知覚できることが世の全てではない。対立する勢力はどんな「正義」を掲げているのか。俯瞰して初めて理解できることがある。
そんなメタ視点の大切さに気付かされた作品たちを紹介したい。
タクティクスオウガ / Tactics Ogre: Let Us Cling Together
クエスト公式ウェブサイト Internet Archiveより
諸勢力の利害関係が複雑に交錯する重厚なシナリオ、個性あふれるキャラクター、魂を揺さぶるテキスト、躍動するドット絵、心に残る音楽…。無数の戦略で挑めるシミュレーションRPGの金字塔。ゲームとしてすべての要素が超S級なだけでなく、オウガバトルサーガという作家性あふれる世界観があまりにも魅力的。
本作は、架空の世界ゼテギネアにおけるヴァレリア諸島でのウォルスタ、ガルガスタン、バクラムら諸勢力による内戦と、島外の巨大勢力であるローディス教国および新生ゼノビア王国による政治的介入の様相が、迫害される少数民族ウォルスタ人の少年デニムの視点から描かれる物語である。
ユーゴスラビア紛争を始めとする現実に起こった各地の民族紛争がモデルになっている、美しい勧善懲悪からは程遠いシナリオ。
民族、階級、政治信条、出身国、種族、などいくつもの業を背負った人間(および非人間)たちが、どす黒い欲望や理想を掲げ敵対勢力と戦乱に明け暮れるさまは、当時高校生だった筆者に鮮烈な印象を植え付けた。
重要な選択肢により主人公が進む道のりは複数に分岐していく。覇王として君臨するか、日和見主義で尊敬なき統治者に収まるか、正当な王位継承者を擁立し諸勢力を融和させるか…。主人公デニムになりかわった「私」の選択によって得られる結果も変わる。選択するものは、選択の結果を引き受ける義務があるのだ。
費やした時間は推定1,000時間超。全てのルートで要素コンプリートを果たし、全ての分岐を確認し、ほぼ全てのテキストを読んだ自信がある。
Wii Uバーチャルコンソール版の映像
リビルド版として「タクティクスオウガ 運命の輪」がPSPで発売されている。ゲームシステム、グラフィックやシナリオが大幅にリファイン・追加された。これも複数回クリアは当然のこと要素コンプリートを達成。あまつさえ欧州版(日本より後に発売されたため、敵AIの思考ロジックが改善されている)もドイツから個人輸入して同じくやり尽くしている。
左上から時計回りに「タクティクスオウガ 運命の輪 コレクターズ パック」、「TACTICS OGRE: LET US CLING TOGETHER」(EU版)、「タクティクスオウガ 運命の輪 コンプリートガイド」、「タクティクスオウガ 公式ガイドブック・完結編」「タクティクスオウガ 公式ガイドブック」
オウガバトルサーガの始祖である松野泰己さんに感謝を直接伝えられたのは(そして何とファボっていただいたのは)、我が人生のハイライトと言えよう。
ファイアーエムブレム 蒼炎の軌跡 & ファイアーエムブレム 暁の女神 / Fire Emblem: Path of Radiance & Fire Emblem: Radiant Dawn
任天堂 & インテリジェントシステムズのタッグにより1990年から連綿と続くシミュレーションRPGの傑作シリーズ。しばらく携帯機でのリリースが続いた後に据え置き機でリリースされた2作品は、グラフィック、サウンドを根本から刷新した意欲作。
祝福された聖騎士が巨悪を滅ぼす、というシンプルな二項対立のシナリオを長年採用してきたファイアーエムブレムシリーズ。テリウス大陸を舞台とする両作品では敵対する勢力の内情も掘り下げられるようになった。
「蒼炎の軌跡」では支配的地位にいるベオク(人間)と個々の力は強大でも迫害の対象とされているラグズ(獣人)という種族の対立と融和が描かれる。
「暁の女神」では種族間闘争に加え、グレイル傭兵団、クリミア勢、ラグズ勢、デイン勢、その他の勢力、といった対立する勢力を複数率いることになる。
「プレイヤーが扱う勢力」=「正義」と無意識のうちに刷り込まれたきた自分にとって、暁の女神の脚本には衝撃を受けた。
なお筆者は両作品を3周ずつくらいした。
(公式動画ガナイヨ…)
ファイアーエムブレム 風花雪月 / Fire Emblem: Three Houses
シミュレーションRPGとしてあらゆる要素が最高傑作級なことに加え販売台数に恵まれたNintendo Switchでリリースできた運もあり、ファイアーエムブレムシリーズ歴代で最も好調なセールスに恵まれた。売上規模は日本58万、世界287万(2020年3月末時点)。
「風花雪月」には正史ルートが存在しない。士官学校の教師として担任する学級をひとつ選ばなければならず、5年後には他の学級と戦争状態に突入する。全ての学級が手を取り巨悪に立ち向かう美しい英雄譚を誰もが期待するところだが、そんな都合の良い世界線は用意されなかった。周回プレイ時に以前と異なる学級を選択することで、各勢力が掲げる正義を追体験できる。
この作品は脚本の大胆さもさることながら、とにかくテキストの量と質が尋常ではない。ついでにフルボイス。全てのキャラクターにしっかりとした背景が設定されていて、プレイヤーに感情移入を促す。敵対勢力と対峙するのがここまで心苦しくなる作品は稀有であろう。
ファイアーエムブレムシリーズ17作品中13作品をプレーしている筆者にとって、まさかの歴代ナンバーワンの地位に収まってしまった。プレー時間は500時間超(でも支援会話コンプできてない)。
ウィッチャー3 ワイルドハント / The Witcher 3: Wild Hunt
剣と魔法の世界、巨大なオープンワールドが舞台のアクションRPG。今や欧州で最も高い時価総額を誇るゲームスタジオ「CD Project Red」による野心作で、ゲームデザイン、シナリオ、グラフィック、音楽…すべての要素が極めて高品質。選択肢に応じてストーリーは大小様々、膨大に分岐、コンプリート欲求の強いプレイヤーを絶望のどん底に突き落とした。売上規模は世界2,830万。
ポーランドのアンドレイ・サプコフスキによるファンタジー小説『ウィッチャー』(原題:Saga o wiedźminie)を原作とするウィッチャー3は、スラヴ神話と暗黒の中世ヨーロッパ史実が混ざり合う世界観を持つ。
Steamストアより
ウィッチャーの世界に美しい騎士物語は存在しない。恐怖と暴力による支配、差別と偏見、絶対的な階級制度、そしてあまりにも理不尽な結末であふれかえっている。近代社会を生きる私たちの価値観で到底容認できるものではない。
その一方で改めて突きつけられるのは、歴史書をひも解く限り、我々人類には間違いなくそんな残酷な時代があったこと。(ウィッチャーの世界観とは異なるが、日本もまったく例外ではない。)
私たちは、長い年月をかけて世界の仕組みをアップデートし平和を築き上げてきたのだと、改めて思い知らされる。
プレー時間は300時間弱…だが全然シナリオコンプできる気配ないつらい。
Steamストアより
GOTYエディションローンチトレーラー
マフィア / Mafia: The City of Lost Heaven
禁酒法時代のマフィアたちの生き様を追体験できるクライムアクションゲーム。往年の名作ギャング映画を彷彿とさせる骨太なストーリーを堪能できる。コアなファンを生み出すもプレイ環境が限られることもあり、評価に見合う知名度と売上を得たとは言い難い。本稿執筆直前にリメイクが発表されたことから、引用画像やリンクはリメイク作品を使用。2020年8月28日発売予定。
主人公のトミーはしがないタクシーの運転手。ふとしたきっかけでイタリア系マフィア幹部を助け構成員として認められると、みるみる頭角を現し重要な仕事を任されていく。
サリエリ・ファミリーは非合法な行為で収益を上げる犯罪組織でありながら、同時に街の治安を守り地元民から厚い信頼を寄せられる存在でもあった。平和とは秩序を乱す要因を排除する暴力装置があって初めて得られるもの、という当たり前だが忘れられがちな事実を思い起こしてくれる。(近代国家では軍隊と警察がその役割を担っている。)
義理と人情の世界、血よりも濃い絆で結びついているはずのマフィアファミリー。最初は些細なボタンの掛け違いから始まった疑念は、やがて取り返しのつかない結末へと登場人物を翻弄していく・・・。
人や人を取り巻く環境は変化していく。つねにアンテナを張り巡らせ、変化に対応していかなければならない。最後に信じられるのは自分だけなのだとも、改めて思い知らされる。
1930年代の町並みが再現されたオープンワールドがとにかく魅力的でもある作品。
なお3周以上した(レース面除く)。
リメイク版のトレーラー
世界よ、これが日本だ。
世界のゲーム市場規模は16兆円とも言われる巨大産業。どれくらい巨大かと言うと、例えば世界の映画市場規模は4兆円。当然競争も激しい。そんな環境で日本発のゲームが極めて高い評価を得ている事実は、もっと知られて良いだろう。
世界をあっと言わせた作品たちを紹介したい。
ゼルダの伝説 時のオカリナ / The Legend of Zelda: Ocarina of Time
任天堂による、ゲームコンソールの処理能力と3D映像描画技術が商業ベースに乗ったそのタイミングで現れた3DアクションRPGの金字塔。広大な3D空間を好きなだけ探索し、主人公リンクと共に成長を体験できるゲームプレイは、全てのプレイヤーを虜にした。その後のゲーム産業に与えた影響は計り知れない。売上規模は日本145万、世界760万。
「時のオカリナ」について語れることはあまりにも多いが、ここでは商業作品として歴史的な評価を欧米圏からも勝ち取っている、という事実に焦点を絞って紹介したい。
統合批評サイトであるmetacriticはゲーム産業界へ強大な影響を与えることで知られている。サイト上で複数の批評家によるレビューをmetascoreと呼ぶ数値に換算し公表するのだが、このmetascoreが何点になるかによって、ゲームタイトルの売上やゲームパブリッシャーの株価が左右されると言われている。
このmetascoreにおいて、100点満点中99点。あらゆる国家、あらゆる年代、あらゆるハード、ソフトすべてを対象として単独総合1位という偉業を成し遂げているのが、「ゼルダの伝説 時のオカリナ」という作品だ。
Wii Uバーチャルコンソール版の映像
ゲーム史上もっとも高い評価を得ている作品は、日本産なのであった。
遊びすぎてコンプした後は大人リンクで盾なし縛りとかしてた。
ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド / The Legend of Zelda: Breath of the Wild
時のオカリナはあまりに偉大であったゆえスタンダードを規定し、その後のゼルダの伝説シリーズを良くも悪くも制限してしまった。そんなゼルダの「あたり前を見直す」を合言葉に生まれ変わった全く新しいゼルダの伝説。オープンワールドアクションRPGの史上最高傑作。(注: 任天堂はオープンワールドでなくオープンエアーと表現している。)売上規模は日本216万、世界1,891万(2020年3月末時点)。
「ブレスオブザワイルド」について語れることも、あまりにも多い。が、歯を食いしばって欧米圏から勝ち取っている評価の紹介に絞ろう。
Nintendo Switch本体同時発売タイトルかつ据え置き機の完全新作ゼルダは約6年ぶり。その発売は大いに注目されていた。
そして発売日前日、metascoreは驚異の98で時のオカリナに次ぐ歴代2位だった。ゲーマー界が騒然としたことは記憶に新しい。そのまま快挙達成かと思われたその時、著しく低い評価を提出した批評サイトが現れ夢敗れることに。(それでも97で歴史的大傑作。)そのサイトは怒れるファンからDDoS攻撃の対象となりダウンする、という騒動にまで発展した。
ブレスオブザワイルドで更に特筆すべきは、近年影響力を増しているゲーム表彰イベントでの受賞実績。
中でも、最も権威あるとされるアメリカの「The Game Awards」イベントで「Game of the Year」(通称「GOTY」、その年最も優れたゲーム作品に送られる賞)を受賞する快挙も達成した。
受賞一覧
● Game Critics Awards: Best of E3 2016
● 日本ゲーム大賞2017 年間作品部門 大賞
● 2017 Golden Joystick Awards
● TIME「The Top 10 Video Games of 2017」第1位
● The Game Awards 2017(英語版)
● The Guardian「The top 10 video games of 2017」第1位
● Newsweek「TOP 10 VIDEO GAMES OF 2017」第1位
● IGN Best of 2017 Awards
● GameSpot「Game Of the Year 2017」
● The Independent「The best video games of 2017」
● The Daily Telegraph「The 15 best video games of 2017」第1位
● 21st Annual D.I.C.E. Awards
● National Academy of Video Game Trade Reviewers(英語版) Awards
● SXSWゲーム賞
● 第18回ゲーム・デベロッパーズ・チョイス・アワード
● 14th British Academy Games Awards(英語版) 「Game Innovation」
● ファミ通アワード2017「ゲーム・オブ・ザ・イヤー」
発売直後からハマりにハマり、寝食忘れて没頭し、攻略情報を見ずにゲーム内情報だけで楽しむ1周目、攻略情報を携えて100%コンプ、DLCを攻略情報なしでクリア、マスターモードが追加されたのでゼロからやり直して100%コンプ(アゲイン)、とこれでもかと遊び尽くした。プレイ時間500時間超。
公式紹介動画の「ゲームセンターDX」は面白すぎて無料でやっちゃダメな例
スーパーマリオ オデッセイ / Super Mario Odyssey
2017年を象徴する作品はゼルダの伝説 ブレスオブザワイルドで間違いないだろう、と誰もが思ったその時に表れた最大最強のライバルは、同じく任天堂の看板フランチャイズ、スーパーマリオシリーズの新作だった。売上規模は日本246万、世界1,743万(2020年3月時点)。
「心に刺さるゲームにしよう」というテーマで開発されたというスーパーマリオオデッセイは、往年のマリオシリーズファンからゲーム初心者まで幅広く楽しめる、間違いなく「心にぶっ刺さる」ゲームだった。
「ティラノサウルスになれる」、「リアルな人がいる」などこれまでのシリーズと一線を画す世界観とシンプルでありながら奥深いゲームプレイは最高のひと言。
個人的には、マリオシリーズ初のボーカル曲がフィーチャーされる「ニュードンク・シティ」の冒険は、今までのマリオではありえない、それでいて何よりもマリオっぽさを感じさせる、歴代最高のステージと演出だった。ゲームで「楽し泣き」したのは後にも先にもこの時だけではあるまいか。
主題歌「Jump Up, Super Star!」が流れるTVCM
metascoreは堂々の97を記録。「The Game Awards」や「Golden Joystick Awards」など栄えある表彰式にノミネートされ、ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルドと真っ向勝負で戦うことになった。結果的に部門賞の受賞にとどまるも、インパクトを残したと言えるだろう。発売のタイミングが表彰式直前という大いなるハンデを背負っていたため、もっと早ければ違った結果になっていたかもしれない。
仮に筆者が普段ゲームをしない人から「何で遊んだらいい?」と訊かれたとしたら、真っ先におすすめするゲームNo. 1。
日本よ、これがゲームだ。
日本すごいよ、をアピールする一方で世界最強のゲームフランチャイズに触れないのはどう考えても片手落ちであろう…ということで泣く子も黙る最強ゲームを紹介したい。
グランド・セフト・オートV / Grand Theft Auto V
誰もが認める世界最強のゲームデベロッパー・パブリッシャーであるロックスター・ゲームスが世に放った問題作にして絶対王者。GTAシリーズを語らずにゲームで人生を語るなど、許されぬ。オープンワールド型クライムアクションゲーム。
クライムアクションゲームとして絶対的なブランドを確立したグランド・セフト・オートシリーズ。最新作となるグランド・セフト・オートVは、信じられないほどの成功を収め数々の記録を打ち立てている。
販売本数は1億3,000万を突破(2020年2月時点)。
GTAVだけで映画作品の『スター・ウォーズ』や『風と共に去りぬ』などの興行収入30億ドルを遥かに上回る、60億ドルという売り上げを収めて、どんな形態のメディアと比較しても史上最高額の売り上げを上げている
ギネス世界記録一覧
● 発売後24時間で最も売れたアクションアドベンチャービデオゲーム(ジャンル別)。
● 発売後24時間で最も売れたビデオゲーム(カテゴリー)。
● 10億ドルの売上を最も早く達成したエンターテインメント作品。
● 10億ドルの売上を最も早く達成したビデオゲーム。
● 発売後24時間で売上最高記録を達成したビデオゲーム。
● 発売後24時間で収益最高記録を生み出したエンターテイメント作品。
● ゲームトレーラーで最高視聴回数を記録したアクションアドベンチャービデオゲーム。
metascoreは97。暴力、犯罪、性的描写を多分に含むため誰にでも手放しで勧められる作品ではない。が、これらを許容できるオトナなゲーム好きであれば絶対に遊んでおくべき、と断言できる。
つい先日発表されたPS5移植版トレーラー
常軌を逸したこだわりが熱狂を生む。
クリエイターにより信じられないほどの熱意を込められた作品が世に放たれる時、その熱狂が伝搬することがある。そんな作品を紹介したい。
ホライゾン ゼロ ドーン / Horizon Zero Dawn
ゼルダ・マリオの両雄並び立つ2017年に発売されたことで割りを食ったゲームNo. 1かもしれない。それでも発売からわずか2週間で販売本数260万、2018年12月末時点で1,000万を突破し新規IPとして異例の大成功を収めた。2020年夏にPC版の発売が予定され、次回作がPS5で発売されると発表された。まだまだ販売本数を伸ばすであろう、オープンワールドアクションRPGの大傑作。
グラフィック良し、サウンド良し、戦闘良し、シナリオ良し。アクションRPGすべての要素が最高水準で全く死角がないのだが、本稿ではあえて敵キャラである機械獣への狂気的なこだわりを紹介したい。
魅力的な敵対する機械獣が何十種類も出てきて彼らとの戦闘がとにかく楽しい本作だが、特に様子がおかしい機体がいる。
「サンダージョー」だ。
Steamストアより
まず騙されたと思ってこの戦闘シーン動画を見て欲しい。1-2分で十分。すべて見る必要はない。
ティラノサウルスのような姿をした大型サイズの機械獣。巨体をものともしない機敏な動き、遠近両用の多彩な攻撃パターンに最初は絶望を感じる。しかしサンダージョーの特性を理解してうまく立ち回ると、簡単に倒せるようになったりする。(最高難易度を除く。)戦いが楽しすぎて永遠に止められないという報告もちらほら。
スペックは以下の通り。
● 3Dモデルは約55万ポリゴン。
● アニメーションは271種に達し、67種のビジュアルエフェクトが用意されているほか、ヒットリアクションの数は60種を超える。
● 武器はレーザーやガトリングガン、クラシックな踏みつけ、背中の巨大なディスクランチャーを含め12種の武器を備えている。
● ダメージによって破壊可能な装甲パネルの数は63枚に及ぶ。
Official PlayStation Magazineより
数が多すぎて意味不明なレベル。これだけの開発陣による熱量があってついに結実した至高の戦闘体験、と言えるだろう。
次回作が今から楽しみである。
イノベーションとは、こういうことさ。
「イノベーション(革新)」という言葉が広く使われるようになってずいぶん時間が経った。
イノベーション(英: innovation)とは、物事の「新結合」「新機軸」「新しい切り口」「新しい捉え方」「新しい活用法」(を創造する行為)のこと。
人間誰しも「◯◯は□□」という思い込みを持っているものだが、そんな常識を破壊してしまった事例を紹介していきたい。
スプラトゥーン & スプラトゥーン 2 / Splatoon & Splatoon 2
世界で最も好まれる定番ジャンルでありながら日本では今ひとつ盛り上がりに欠けたオンライン対戦型のシューティングゲームを再定義。任天堂として新しいキャラクターを市場投入するのは実に14年ぶり、という完全新規のIPはまたたく間に熱狂を引き起こし、看板作に駆け上がった。10年に1度任天堂が見せつけるジャンル再構成の魔法。スプラトゥーンの売上規模は日本151万、世界495万。スプラトゥーン2は日本389万、世界1,013万(2020年3月末時点)。
シューティングゲームと呼ばれるジャンルは、銃で相手を撃つ、殺るか殺られるかで全てが決まる、戦闘狂しか残らない殺伐としたゲームプレイが特徴。欧米・アジア諸国で特に人気の強いジャンルでありながら、日本ではマイナーな地位に甘んじていた。
そんな状況をスプラトゥーンが突如変えた。ポップでキュートな雰囲気をまとい、わかりやすいルールで間口は広く、それでいて究めようすれば奥深い。奇跡的なバランスで生まれ変わらせ、文字通りジャンルの歴史を「塗り替えて」しまった。
初出となった2分弱の紹介映像を見ていただければ、雰囲気を余すところなく理解できるであろう。
もはや伝説となったE3出展映像
任天堂の公式大会である「スプラトゥーン甲子園」の大会映像を見ると、その客層が
● 若い(小学生 ~ ティーンエージャーが多い)
● 男女半々(筆者が現地で体験した感覚だと女性がやや多めの印象)
であることが見て取れる。客観的なデータは存在しないが、筆者周辺の観測によるとママプレイヤーの存在も多数確認されている。
また、筆者自身もシューティングゲームは名作と呼ばれるタイトルを一人プレイで細々とたしなむ程度だったが、スプラトゥーンには完全に引き込まれてしまった。弱いけど。
脳を鍛える大人のDSトレーニング / Brain Age: Train Your Brain in Minutes a Day!
スマートフォンがまだ存在しなかった頃、「スクリーン」と「ペン」の組み合わせで「タッチ操作」を実現したNintendo DSはそれまでの環境では作れなかった数々のゲームを生み出し、まったくゲーム機に関心を持たなかった人々を取り込むことに成功した。「脳を鍛える大人のDSトレーニング」、通称「脳トレ」の売上規模は日本384万、世界1,901万。
「脳トレをゲームと定義して良いのだろうか」という問いが成立する程度には、この作品はステレオタイプなゲーム像から離れている。
Wii Uの移植版の映像
ゲームの定義は一意に定まっていないが、仮に以下2つの定義を持ち出すのであれば、脳トレはゲームと考えて差し支えないであろう。
● 楽しみのために行なわれること、時間と場所が区切られていること、勝敗が不確定であること、何かを生産するものではないこと、ルールに支配されること、現実の活動から意識的に切り離されていることをゲームの参加者が知っていること(カイヨワ)
● 充分な情報の下に行われた意思決定をもって、プレイヤーが与えられた資源を管理しつつ自ら参加し、立ちはだかる障害物を乗り越えて目標達成を目指すもの(コスティキャン)
当時任天堂の岩田社長が公の場で度々口にしていた「ゲーム人口拡大」に寄与する象徴的な作品となった脳トレは、
● 敬老の日のプレゼントとして選ばれる
● 2006年の新語・流行語大賞トップ10を受賞
● 2006年3月に発売されたNintendo DS Lite需要を直撃し入手困難に拍車をかける
といった輝かしい戦績を残した。
Wii Sports
ゲームボーイ、ゲームボーイアドバンス、ニンテンドーDSと携帯機の販売は好調を続けていた任天堂だが、NINTENDO64、ゲームキューブと据え置き機は苦戦が続いていた。そんな状況を一変させるWiiがついに現れる。力強いローンチを完ぺきにアシストしたのがWii Sportsだった。売上規模は日本353万、世界8,290万。
2006年末に発売されたWiiはリビングを圧迫しないミニマルでクリーンな本体、小さくて嫌われないリモコン型のコントローラーそしてユニークなソフト群が歓迎され、最終的には世界で1億台超を出荷した化け物ハードだ。
Wii SportsはWii本体と同日に発売された唯一の任天堂ブランド作品。新たなハードの魅力を余すところなく伝える役割を果たした。
映像はWii U世代のリメイク版
バットやラケットを振り回す体験は全世代の心を捉え、発売直後から注文が殺到し品薄状態に。個人的には、友人宅に持ち込み大歓迎される、忘新年会や結婚式二次会の景品としてWiiがあると会場が大いに沸く、という貴重な風景を目撃した。
リモコンを振り回しすぎてテレビに直撃させる例が相次いで報告され社会問題にもなった。任天堂が対策のためシリコン製の「リモコンジャケット」を急遽開発し無料配布する、という対応に追われたことも。
Wii Uのリメイク版
Wii Fit / Wii Fit Plus
WiiとWii Sportsの約1年後に発売された健康ゲーム「Wii Fit」は女性を中心に全世代に強い関心を惹きつけ、これまた社会現象を引き起こした。
プレイに必要となる「バランスWiiボード」は後に3,000万台超の出荷を達成し世界で一番売れた体重計としてギネス世界記録に認定されることになる。売上規模は日本353万、世界2,267万。
トレーニングと便利機能を追加した続編「Wii Fit Plus」の売上規模も強大で日本239万、世界2,113万。
本稿執筆中現在、需要爆発で入手困難におちいり入荷情報がニュースにまでなる「リングフィットアドベンチャー」の元祖とも言える作品がWii Fit。
これまた「Wii Fitはゲームなのか」という問いが成立する程度にステレオタイプなゲーム像からかけ離れている。
ゲーム産業がフィットネス需要を取り込み、特に美容を気にする女性層の心を捉えた事例として、あまりにも偉大と言えよう。
もちろん私は美容に関心ない男性でありながら全部買った。
ザ・タイピング・オブ・ザ・デッド(ゾンビ打) / The Typing of the Dead
ザ・タイピング・オブ・ザ・デッドは、アーケード用ガンシューティングゲーム、ザ・ハウス・オブ・ザ・デッド2をベースとしたタイピングゲーム。2000年前後に粗製乱造品も含めて雨後の竹の子のように湧いて出てきた「タイピングゲーム」の中で際立つゲームプレイを実現し、遊んでいるうちに誰でもタッチタイピングがうまくなってしまうというあまりにも素晴らしいソフト。
これまでの流れをぶった切っている自覚はある。あるが紹介しないわけにはいかなかった。
ザ・タイピング・オブ・ザ・デッドの開発が始まった頃には、フリーソフトなどを中心にタイピングゲームの原型は確立していた。その意味で特に先駆者だったわけではない。
一方、既存タイピングゲームは予算規模が限られ、静止画を中心とした、あっさりした演出のゲームがほとんどだった。そんな中でザ・タイピング・オブ・ザ・デッドは3Dグラフィック、フルボイス、妥協なきサウンド、陳腐だが爽快なシナリオを提供し、リッチなゲーム体験を実現していたのだ。
権利的に問題ないことが確信できる映像をTwitterでひとつだけ見つけたのでぜひご覧を。(セガの包括的な著作利用ガイドラインが見つからず…。どなたか詳しい方がいらっしゃればタレコミいただきたく。)
惜しむらくは、いま遊びたいと思っても快適なプレイ環境を整えるのがつらすぎること。Windows / Macの最新バージョンで遊べるようになってほしい。Steamなどグローバルなプラットフォームで配信すれば十分な売上を期待できるのでは。
スマホやタブレットの普及が進んだとはいえ、仕事や創作活動をするうえでPCの重要性はむしろ高まっている。生産性を左右するタッチタイピングはこのゲームひとつでマスターできると言っても過言ではない。
愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ。歴史はゲームから学ぶ。
たかがゲームと侮るなかれ。膨大なデータと美麗なグラフィック、何度も遊びたくなる中毒性で座学より強烈に頭に残る。
信長の野望 武将風雲録 / 革新 / 創造
日本の戦国時代を舞台にした歴史シミュレーションゲームといえば、信長の野望シリーズを置いて他にはないであろう。シリーズの世界累計出荷数は2018年時点で1000万本を突破。
1983年に1作めが発表されてから2017年の最新版、「大志」に至るまで連綿と続く信長の野望シリーズ。作品によって対象となる年代に微差はあるが、室町時代後期から安土桃山時代、いわゆる「戦国時代」を生きた大名または武将を操作して日本統一を目指す。
世代を重ねるごとに歴史学の研究成果が反映され、昔は弱かった武将が強くなっていたり、その逆もしばしば起こるのも楽しみのひとつ。
筆者はと言うと、中学生時代に本格的に向き合ってからドハマリし、ひと通り有力大名で野望を達成してきた。最近の作品では先祖をオリジナル武将として組み込んで楽しんだりしている。
エイジ オブ エンパイアII / Age of Empires II & Age of Empires II: The Conquerors
世界で圧倒的主流ながら日本ではいまいち盛り上がらないジャンル代表「リアルタイムストラテジー」の往年の代表作。
「エイジ オブ エンパイア」シリーズは史実を題材にしたリアルタイムストラテジーゲーム。ケルト、トルコ、中国、日本、バイキング、ブリトン、ペルシア、モンゴルなど35の文明を扱い、他勢力との戦争に勝利することが目的。
ジャンヌ・ダルク、ドラキュラ、チンギス・ハーン、サラディンといった英雄も登場するキャンペーン(1人用プレイ)モードは、彼らの人生を一部ゲームプレイで再現しながら物語を読み進めていく形をとっており、世界史をいい加減にしか勉強してこなかった私にとって格好の勉強材料に。
大学時代に友人とのIRCチャットとネット対戦にハマりすぎて、永遠に卒業できなくなるところだった。
いつの間にかリメイクされていた
それでも世界はつながっている。
世界経済の隆盛、インターネット、ソフトウェア、そしてサプライチェーンといった技術の発展は、世界をこれまでになく小さく、平等に、フラットにした。
グローバリゼーションという言葉でも表現されたこの現象に対して、いま大規模な揺り戻し現象が起こっている。人類は壁を作り、国境を閉ざし、孤立し、分断を加速している。
それでも「孤立した人類に未来はない」「分断された世界を繋ぐ」と言葉を発し、分離過激派と戦うゲームがある。
デス・ストランディング / DEATH STRANDING
世界累計販売数5500万本を超えるゲームソフト『メタルギア』シリーズの生みの親である小島秀夫氏が長年勤めたコナミを退社して選んだのは、自らゲームスタジオ「コジマプロダクション」を立ち上げAAA級の新規IPをゼロから生み出す道のりだった。
物理的なつながりが断たれた世界。物流網も壊滅状態でフィールドにはBTと呼ばれる怪物が跋扈(ばっこ)する。危険を顧みず物資の運搬を引き受ける配達人はこの世界のヒーローだ。そんな配達人であり主人公のサム・“ポーター”・ブリッジズは接触恐怖症で、人と握手やハグができない。
ここまで読まれて2020年の現実世界を思い起こす方も多いかもしれない。はるか未来のSFだったはずの「デス・ストランディング」に、図らずも一部現実が追いついてしまった。
小島秀夫監督作品の多くがこれまでそうだったように、デス・ストランディングを既存のジャンルで説明することは難しい。オープンワールド型アクションRPGでありTPSでもありながら、それだけでは説明が足りない。
全く新しい繋がり(ストランド)の概念を取り入れた、これまでにないジャンルのアクション・ゲーム、ストランド・ゲーム(ソーシャル・ストランド・システム)
小島秀夫監督のツイートより
そしてまた小島秀夫監督作品らしく制作者の意図通り、賛否がはっきり分かれるゲームに仕上がっている。正直、万人に薦めることはためらわれる。
けれども「つながり」「お使い」「映画的体験」「没入感」「登山」「優しいソーシャルネットワーク」「#デスストでつながれ」といったキーワードがひとつでもひっかかるなら、プレイする価値はあると断言できる。
発売直後は監督に直接メッセージが届くこともあった(RTされてる)
プレイ動画の視聴に興味を持たれたそこのあなたには、ゲームさんぽの「デススト歩荷編」をオススメしておく。
笑いすぎ注意
おわりに。
書きたかったが見送った作品群が大量にある。選定にあたって過去所有していた全てのハードの全てのゲームタイトルに目を通したため、せめてもの供養でここにリストを置いておく。誰かとつながれるきっかけになったら幸いである。
書きたかったけど諸事情で見送った作品リスト
● 428 〜封鎖された渋谷で〜
● Beat Saber
● Grand Theft Auto III
● Grand Theft Auto: San Andreas
● Grand Theft Auto: Vice City
● Magic: The Gathering
● Max Payne
● Max Payne 2
● SDガンダム SD戦国伝 国盗り物語
● アイスクライマー
● いっき
● ウイニングイレブン プレーメーカー 2013
● エキサイトバイク
● エレベーターアクション
● かまいたちの夜
● カルドセプト エキスパンション
● かんしゃく玉なげカン太郎の東海道五十三次
● がんばれゴエモン! からくり道中
● キャプテン翼
● キングオブキングス
● キン肉マン マッスルタッグマッチ
● グーニーズ
● グラディウス
● グランド・セフト・オート:チャイナタウン・ウォーズ
● クレイジータクシー
● クロノ・トリガー
● ゲゲゲの鬼太郎 妖怪大魔境
● さんまの名探偵
● シムシティー
● スーパーストリートファイターII
● スーパーファイヤープロレスリング X
● スーパーマリオ ギャラクシー
● スーパーマリオ ギャラクシー2
● スーパーマリオ ラン
● スーパーマリオカート
● スーパーマリオブラザーズ
● スーパーマリオブラザーズ3
● スーパーマリオランド
● スーパーマリオワールド
● スーパー桃太郎電鉄
● ストリートファイターII
● ストリートファイターZERO
● ストリートファイターZERO2
● ストリートファイターZERO3
● スナッチャー
● スパイvsスパイ
● すばらしきこのせかい
● スパルタンX
● スペランカー
● ゼノブレイド
● ゼルダの伝説 神々のトライフォース
● ダウンタウンスペシャル くにおくんの時代劇だよ全員集合!
● ダウンタウン熱血物語
● ダウンタウン熱血行進曲 それゆけ大運動会
● たけしの戦国風雲児
● ツインビー
● つっぱり大相撲
● ディプスファンタジア
● テトリス
● ドカポン3・2・1 ~嵐を呼ぶ友情~
● ドクターマリオ
● トップガン
● ドラえもん
● ドラゴンクエストIII そして伝説へ…
● ドラゴンボール 神龍の謎
● トランスフォーマー コンボイの謎
● ネメシス
● パイロットウイングス
● バルーンファイト
● ピンボール66匹のワニ大行進
● ファイアーエムブレム トラキア776
● ファイアーエムブレム ヒーローズ
● ファイアーエムブレム 封印の剣
● ファイアーエムブレム 烈火の剣
● ファイアーエムブレム 紋章の謎
● ファイアーエムブレム 聖戦の系譜
● ファイアーエムブレム 聖魔の光石
● ファイアーエムブレム 覚醒
● ファイナルファイト
● ファイナルファンタジーIII
● ファイナルファンタジーIV
● ポピュラス
● ポリスノーツ
● マイティボンジャック
● ミスタードリラー2
● メタルギアソリッド
● メタルギアソリッド インテグラル
● メタルギアソリッドV ファントムペイン
● ライブ・ア・ライブ
● レーサーミニ四駆 ジャパンカップ
● レッドアリーマー 魔界村外伝
● ロードランナー
● ロマンシング サ・ガ
● ワギャンランド
● 不思議のダンジョン 風来のシレン4 神の眼と悪魔のヘソ
● 不思議のダンジョン 風来のシレン外伝 女剣士アスカ見参!
● 仮面ライダー倶楽部 激突ショッカーランド
● 伝説のオウガバトル
● 信長の野望・全国版
● 初代熱血硬派くにおくん
● 半熟英雄
● 半熟英雄 ああ、世界よ半熟なれ…!!
● 実況パワフルプロ野球6
● 影の伝説
● 影牢 ~刻命館 真章~
● 忍者ハットリくん 忍者は修行でござるの巻
● 忍者龍剣伝
● 押忍!闘え!応援団
● 攻殻機動隊 GHOST IN THE SHELL
● 森田将棋
● 海腹川背
● 火の鳥 鳳凰編 我王の冒険
● 熱血高校ドッジボール部
● 熱血高校ドッジボール部 サッカー編
● 燃えろ!!プロ野球
● 爆笑!!人生劇場3
● 聖剣伝説 ~ファイナルファンタジー外伝~
● 聖闘士星矢 黄金伝説
● 街 〜運命の交差点〜
● 逆転裁判
● 逆転裁判 蘇る逆転
● 逆転裁判2
● 逆転裁判3
● 銃声とダイヤモンド / Juusei to Diamond
● 飛龍の拳 奥義の書
● 高速カードバトル カードヒーロー
● 魔界塔士Sa・Ga
● 魔界村
参考になったらぜひ「スキ」ボタンを押していってください Twitterはこちら 🐦 https://twitter.com/tKackey LinkedInはこちら https://www.linkedin.com/in/takatoshikakimoto/