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プリンストン留学④ 生活環境の違い

こんにちは.今回は研究から少し離れて生活環境の違いについて書いていこうと思います.主に違いに驚いた点,苦労した点をまとめたいと思います.

違い①食費

こっちにきて一番ショックが大きいのはこれです.特に外食費が高いです.例を挙げると,

  • 学生向けお昼の弁当:$11-15

  • 単品の麺料理(ラーメンやアジアンなヌードル):$15-20

  • レストランでの単品のメニュー(メインと炭水化物のワンプレート):$20-30

外でご飯を食べようと思ったら,2000円はないと食べられない感覚です.といっても,すでに慣れつつあるのが怖いのですが.量が多いのが唯一の救いですが,食べ盛りを過ぎたアラサーの自分にとってはきついことが多いです.半量でいいから値段2/3くらいにしてくれと何度思ったことか.日本にいた頃は,学生向け弁当は400-500円くらいで買えていたので,平日のお昼を同じように準備すると倍以上するという状況です.そのため今はサンドイッチなんかを家で作っていってあまり外で食べないようにしています.

外食費が高い一方,自炊での食費はそこまで高くない印象です.スーパーなどでの販売単位はデフォルトでコストコの如く多いのですが,値段を一食あたりで考えるとあんまり日本と変わらないように思います.ハウスメイトに聞くと,最寄のスーパーは割高だとか不満を言ってるのですが,個人的には値段は日本とあんまり変わらないし,安いスーパーの肉とか野菜はなんとなく鮮度が悪いような感じがして,値段相応かなと思います.といっても,今のところ週$100くらい食費にもってかれているので,冷静に考えると高いですね.ただ一週間で20食分くらいをこれで済ませていると考えると一食$5くらいだし,外で食べるより美味しいし健康的だしと自分を言い聞かせています.外食を我慢している分調味料とか食材とかにはあんまり我慢せず,食べたいものを買っているので,もう少し切り詰めようと思えばできると思います.

違い②買い物事情

こっちにきて慣れるまで大変だったのはこれです.何が大変って,車で買い物に行くのが前提なので,商品が全て巨大で,例え近くのお店でも徒歩や自転車では買い物が困難です.初めの頃はしょうがなくUberを使って買い物を済ませました.今はどういったサイトでどういったものが買えるかなんとなくわかってきて,その苦しみからは解放されつつあります.アメリカで新生活を始める際は,最初は必要なものも多く車もないと思うので,あきらめてUberなどを使って買い物をすればいいと思います.

違い③空調

これはアメリカの方が快適なことの一つです.こっちでは全館空調が普及していて,居室だけでなく,お風呂場まで快適な温度なのはありがたいです.2022年末の最強寒波の際も,外気が-15度に達する一方で部屋の中は快適そのものでした.ただやっぱり貧乏性の性で,人がいない部屋・時にしっかり温めていると思うと若干胸が痛みます.建物の気密が高そうには見えないので,その分熱を捨てているんだろうな,と.

違い④配達

日本でも最近置き配が広まりつつありますが,アメリカはデフォルトで置き配のようです.治安が悪いといっておきながら,置き配した荷物は取られないのかい,と思ったものです.配達に限ったことではないですが,日本では人が不正を働きにくいシステムを最初から作り上げ(配達の例では対面で配達が原則),原理的に不正を防ぐのに対し,アメリカでは最低限の仕事のみを請負い(配達の例ではあくまで荷物を移動させる),その先は各自の責任で何かしらの対応をする,というサービスが多いように思います.

まとめ

今回は生活の観点で日米の違い,特に驚いた点,苦労した点をまとめました.まあ,細かい点はいろいろとありますが,一方で人間の生活なんてそう大きく変わらないか,というのも感じました.初めての環境での生活は慣れるものなので,最初のうちはある程度割り切って,生活のリズムを作り上げるために色々工夫するといいのかな,と思います.


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