現実世界をデータで捉えるということ
「データは21世紀の石油」などと言われ,データが富を生み出す原資のように語られて久しい.また,昨今では「データの民主化」とも言われ,専門職のみならず自分に必要なデータを見ながら意思決定をするようになりつつある.最近では,マーケターよりもより現場に近い担当者の方がエビデンスを元に意思決定すべきであるとして,データに対する要望は増える一方だ.より良い意思決定をするためにデータを活用しようとする文化が広まっていることは歓迎すべきことだと思う.しかし,データの専門職である立場から眺め