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#許すなわいせつ教員

昨今わいせつ教師の問題が事件化され、報道量も多くなってきています。

北海道では28年前に中学生でわいせつ行為を受けた女性が訴えを起こし、その結果、件の教師は懲戒解雇処分になる事態になりました。去年も兵庫県の教師が15年前のわいせつ行為によって懲戒処分となっています。文科省はこうしたことから、わいせつ教員処分歴閲覧を従来の3年から40年に延長することを決めました。

女性が泣き寝入りしていた時代は僅かではあるが改善されつつあります。その背景には女性の教育水準が上がったことや性犯罪への社会的憎悪が増したことで女性が泣き寝入りすることが少なくなったと言えます。

これはこれで良いことなのですが、こういう話題のときに必ずといって良いほどおかしな論調を展開し、それに賛同する者が出てくることです。

そのおかしな論は「モンスターペアレントが増えたせい」だと力説する不届き者がいることです。

彼らの主張はこうです。

「モンスターペアレントなどの親が教師に無理難題を押し付けるからマトモな教師は去り、残った教師や教師を志す者がみなロリコンや性犯罪者ばかりになっている」という論調です。

摩訶不思議な論理展開ですが、彼らはこの主張を変えません。メディアに毒されているのか理由は分かりませんが、モンスターペアレントなんて存在はいるにはいるでしょうがごく少数で、父兄より圧倒的に地位が高いのは教師に決まっています。特に小中の義務教育でスクールカーストの最上位に君臨しているのは教師で間違いありません。

ちなみにこの名付け親は向山洋一氏という教育者だそうですが、彼が2003年に初めて提唱したずっと以前から教師のわいせつ事件なんてものは相当あったし、冒頭で述べた北海道の例は28年も前の事件です。

この手の言説は問題を矮小化し、わいせつ教師を調子づかせ、犯罪の誘因ともなっていると考えます。

話は私事になりますが、小中学生だった昭和の時代にもわいせつ教師なんてものは今と比較にならないほど大勢いたし、第一そんなものは問題にもならなかった。

私の体験した事例だけでも少し紹介すると、まず当時体育の時間ブルマだった女子はみな尻を男性教師が触りまくっていたし、教師がレイプしたあと結婚したなんてのもありました。それから小学校6年のとき健康診断のときに女子が泣きながらみな帰ってくるとどうやら、上半身裸のところを男性教師が理由もなく見に行きそれにショックを受けた女子たちが泣いていたとのこと。女子たちが教師に抗議してもその教師は逆切れして女子にピンタをかましてましたよ。みな唖然としてましたが、それに逆らおうなんて生徒やその親御さんなんて皆無。

事例を挙げれば枚挙に暇がありませんが、これほど昔から教師のわいせつ行為は常態化していたのです。そういった時代の事実はもまったく無視し、モンスターペアレントはけしからん!となる彼ら彼女らの精神構造はどうなっているのか知る由もありませんが、同じ日本国内で学校生活を送っていたとは到底信じられない。

日本人の悪い癖でまた権威主義に踊らされて「教師は聖職者だから悪い人は稀だ!」と強調したいのでしょうか?ちなみに私の大昔付き合っていた彼女は現役の中学の体育教師で「男の教師なんてみんな変態じゃん」と笑って言ってたのをこの記事を書いていて思い出しました。

教師=絶対的で間違いは起こさない聖人君主、起きてもストレスによるもの、と頓珍漢なことを言ってくる人にも憤りを感じます。

私の私見ですがこの問題の本質は教師の未熟さにあると思っています。大学卒業で大した偏差値でもない教育学部などを出て22,3歳で先生先生と言われれば変態っ気のある人間なら悪魔でも鬼にでも外道にでもなります。社会経験のなさ、人格形成がなされないまま独裁者となるのが問題であって、誰しもわが子を守るのに理性なんか保ってばかりではいられません。

そしてモンペが!と叫ぶ人に言いたいが、では老人ホームに自分の親を預けて介護者が言うことをきかないから叩いた、わいせつ行為をしたといっても何も言わずニコニコしているんでしょうか?この辺の「言い訳」を是非拝聴してみたい。

私の考えは逆説的です。モンスターペアレント。大いに結構じゃないですか。誰かが監視役、お目付け役を果たし、彼ら教師を人生の先輩として再教育するのも大切なお子さんを預ける親御さんたちの務めです。


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